今日、平成12(2000)年9月15日は、私のホームページを検索エンジン・サイトに載せた記念の日です。載せたというより載せて頂いたというほうが正しいのかもしれません。しばらく前に「Yahoo! Japan」へ掲載依頼のメールを出していましたが、連絡が全く無いのであきらめていましたところ、9月14日に「36時間以内に掲載します」とのメールが届きました。そして本日15日の公開となった次第です。
しかも何とこの日はシドニー・オリンピックの開会日でした。「Yahoo! Japan」も粋なことやるなあ!などと勝手な思い込みをしております。
私こと「kawakiyo」ホームページ公開日がオリンピックの開会日と重なりましたので、記念にコメントしておきたいと思います。
シドニー・オリンピックの開会セレモニーは、良かったですね。良かったけれど、とにかく長かった。5時間位やっていたのではないでしょうか。でも、最後の聖火の点火式は最高でしたね。 点火したのは現役の400mのキャシー・フリーマン選手でした。彼女はオーストラリアの先住民族アボリジニの生まれですね。彼女は、オーストラリア代表ということもあってアボリジニをめぐる政治的発言は慎重だったようです。しかし、今年7月に祖母が先住民同化政策の被害者の一人だったことを明かした上で「オーストラリア政府は、この問題について無関心すぎる。」と政府の対応を批判したばかりでしたので、今回この様な華やかなステージに立てるとは、誰もが思ってなかったようですね。kawakiyoにとっての「Yahoo! Japan」ではないですけれど、なかなか粋な計らいですね!
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水の中の聖火台に点火した直後
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点火したキャシー・フリーマン選手とせり上がっていく途中の聖火台
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聖火台がせり上がったところ、彼女の眼には涙があふれていたという…その理由は? このページのコメントを読んでくださいね。 |
ところで、今回の聖火台は趣向が凄かったですね。「水の上」で、と言うより「水の中」でと言う方が良いのかな…、点火しましたね。この時、NHKの女性アナウンサーが、コメントしまして「先住民族アボリジニは、水のありかを知っていて、大切にしている」とか「オーストラリアは、とにかく空気が乾燥していて、時々自然火災が発生し、大きな被害をもたらす。それらをモチーフにした聖火台の設定なのでは…」などと言ってましたが、私は次のようにコメントしたいと思います。
「水と火を同時に使うとは、さすがに20世紀最後のオリンピックを意識していますね。水と火…それは絶対に相容れないもの…しかし、どちらも絶対無くてはならないもの。
20世紀は宗教の違い・主義主張の違い・人種の違い…などにより争いが絶えませんでした。社会学者は20世紀は「戦争の世紀」だったなどと言っていますね。確かにそうでした、悲しい世紀でもありましたね。来るべき21世紀は人間にとって本当の意味での文明を築かなければいけない世紀ですね。そのためには『違い・異質』そのものの価値を認め合わなければいけないと思います。20世紀は『違いの対象』を排除しようとして争いが絶えなかったのではないでしょうか。
アボリジニであるキャシー・フリーマン選手による聖火への点火は、21世紀に向けて大きなメッセージを掲げていますね。一つは「民族の融和」による世界平和。そして水の中から火を灯す聖火台については、絶対相容れないものでも重要な価値があり「その違い」を認め合おう…とのメーセージが込められているように思えます。
PS:韓国と北朝鮮との合同チームによる行進や東ティモールからの参加も21世紀へのメッセージと思えますね。」 シドニー・オリンピックが世界平和を運んでくれたなら最高だな!…などと夢を見ている「kawakiyo」でした。
〔2000/9/15〕
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