七尾・富山方面

 平成21年9月20日(日)〜9月22日(火)の2泊3日で石川県七尾と富山方面へ出かけた。連日、秋晴れに恵まれ名所での散策も充分楽しむことができた。今回の旅行は見学予定を組まず当地に着いた時点で、時間を見ながら見学場所を決めたので、ゆったりとした旅行となった。

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金沢21世紀美術館
<金沢21世紀美術館>
 自宅の栃木県佐野市から石川県七尾市に向かい車を走らせた。道路は渋滞もなくスムーズに走ることができ、ホテルに着く時間が早すぎるため急遽、金沢21世紀美術館を見学することにした。
 金沢21世紀美術館は、平成16(2004)年10月9日オープンした割と新しい美術館だ。美術館敷地は三方が道路に囲まれており、行くのに便利な位置にある。
 建物は低く円形で中は回廊型、壁面の多くがガラス張りである。

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金沢21世紀美術館のプール
<美術館のプール>
 美術館の中を歩いていると一角に写真のような面白いスペースがあった。
 これは1階のフロアにプールが設置されており、蓄えられた水面を通して地下を歩く人達を見ることができるというものだが、水面の僅かな波に揺らされる人々の姿がユニークだ!
 この後、地下に行って頭上を見てみたが、上から覗いている人達の様子も歪んで見えて面白い。

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千里浜なぎさドライブウェイ
<千里浜なぎさドライブウェイ>
 七尾に向かうのに 千里浜ドライブウェイを使うことにした。全長8q砂浜を車で走るコースだ。砂浜に出るとそこに「終点」の道路標識が出ていた。「終点」から「始点」に向けての走りということだ。
  砂浜では多くの車が駐車し、家族ずれがバーベキューをしたり、子供たちの砂遊びをする姿が微笑ましく眼に映る。沈む夕日を見ながらのドライブが感動的と聞いていたが、今は昼時だ。次は心がけよう!

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和倉温泉・多田屋
<和倉温泉・多田屋>
 今日の宿泊は「ホテル・ルートイン七尾」に予約を取っており、午後3時頃チェックインを済ませた。
 夕方、近くの和倉温泉を訪ね、多田屋の立寄り風呂を利用した。利用時間の制限がないらしく夕方にも関わらず利用できた。
 内風呂を抜け海辺寄りにある露天風呂へと進む。大きな東屋風の造りで周囲には大きな岩を配置し、海面と一体となった湯船から見る夕日は素晴らしかった。

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能登食祭市場
<能登食祭市場>
 和倉温泉からの帰り道、夕食を摂るため「能登食祭市場」に立寄った。着いた時間は午後7時半頃でそれほど遅い時間ではなかったが、約半分ほどの店が閉まっていた。料理のネタが切れると閉めてしまうらしい。
 一旦ホテルに戻り、近くのソバ屋で夕食を摂った。そこで飲んだ生ビールがとても美味しかった。市販されてない業務専用のビールと言っていたが、そのような物が本当にあるのだろうか?

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七尾まだらの碑
<七尾まだらの碑>
 2日目の朝、ホテルから七尾港まで川沿いを散策した。途中、写真の「七尾まだらの碑」が眼に付いた。「まだら」とは何なのか?
 帰宅後、調べてみたら「まだら」とは民謡のことで佐賀県の馬渡島で生まれた「馬渡節」が元で、その後、各地に広がり、この地方では富山・魚津市の「布施谷節」、能登では輪島市の「輪島まだら」となったようである。
 中央の石板には、歌詞の一節が記入されている。

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車で渡れる能登島
<車で渡れる能登島>
 2日目は予定になかったが能登島を訪ね島内を車で1周した。
 道路は行き交う車も少なくスムーズにドライブできた。まず、能登島大橋から屏風瀬戸に渡り、右回りで島内をドライブした。島にはもう一つの橋「ツインブリッジのと」があるが、それを使わずに再び能登島大橋を使い本土に戻った。
 写真は、七尾南湾にあるマリンパーク海水浴場で磯遊びをしていた親子連れが微笑ましく、思わずシャッターを切った1枚である。

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能登島ガラス美術館
<能登島ガラス美術館>
 能登島をドライブする途中、七尾北湾側に比較的開けた場所があり、能登島ガラス工房、石川県能登島ガラス美術館があったので立寄った。駐車場も広く大型バスも数台止まっていた。
 私達は工房や美術館には入らず敷地内に設置の売店に寄り、ガラスの花瓶を買い求め、ソフトクリームを食べ一休みした。
 以前、この島は能登島町だったが平成16年10月に合併し、七尾市の一部となったとのこと。

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夕暮れの富山駅前
<夕暮れの富山駅前>
 2日目の宿泊は「富山マウンテンホテル」だ。午後3時頃チェックインし、富山市内の散策に出かけた。写真は富山駅前の広場に設置されていた噴水である。この噴水の周りには数体の像が設置してあった。数十年前は時々富山観光で訪れたが、今では都市開発が進み隔世の感がある。
 前に訪れた時は必ず駅前のステーキ屋で食べたのを思い出し、付近を探してみたが見当たらない、閉店したのだろう。

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富山城・富山城址公園
<富山城・富山城址公園>
 3日目の早朝、富山城址公園の周辺を散歩した。公園は勿論のことその周辺も散歩コースなどが整備がされていた。
 富山城は、神保長職の築城に始まり、戦国時代には佐々成政、江戸時代には富山前田家の居城であり富山藩政の中心であった。
 今では「富山城址公園」として整備され、公園内に残る掘りや石垣から当時の威容を見ることができる。公園内には郷土博物館や佐藤記念美術館が配置されている。

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五箇山相倉集落
<五箇山相倉集落>
 今回旅行の最後はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録の合掌造り集落である「五箇山相倉集落」を選んだ。
 集落に近づくと道は少し混み始めたが渋滞するほどでなく整備された駐車場に行くことができた。トイレや売店も設置されており、売店で飲み物を求め、集落内の散策に出かけた。
 写真は集落の中ほどに設置された「国指定史跡 越中五箇山 相倉集落」と記された石板である。

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合掌造りの家
<合掌造りの家>
 この相倉集落は、平成7(1995)年12月9日にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、日本では6件目の世界遺産となったものである。
 登録名は「白川郷・五箇山の合掌造り集落」であり、ここの五箇山(富山県南砺市)と飛騨地方の白川郷(岐阜県大野郡白川村)から成っている。
 合掌造りの特徴は屋根組に見られ、釘を使わずワラ縄で幾重にも巻いて造り上げるものである。