府中への道 番外編@
 

 


平成22年1月23日(土)

府中市郷土の森博物館周辺

額縁: 概 要

 

『府中への道』のフィールドワークを有意義なものにするため、武蔵国の国府があった府中とはどういうところなのか。相模原と府中にはどのようなつながりがあったのかなどを学ぶため、まず「府中市郷土の森博物館」にやってきました。学芸員の方に会議室で丁寧な説明を受けた後ご同行いただき、「大国魂神社」「武蔵国府跡」「長福寺」などを見学しました。歴史のあるまち府中は想像以上に「おもしろ」が満載。約1年かけて歩く今回のシリーズは大いに楽しめそうですね。


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私は府中本町駅から歩いて20分ほどで着きました。ユーミンの中央フリーウェイを歌いながら・・・。「府中市郷土の森博物館」の開館は昭和62年で敷地は13haと広大です。常設展示場で一番興味をもったのが「くらやみ祭り」の展示と映像!そして府中宿の町並模型でしょうか。くらやみ祭りとは大国魂神社で4月30日から5月6日に行われる神事で、起源は武蔵の国府祭まで遡るそうです。祭りの様子を映像でみて気にかかったのが、最初に行われる「品川海上禊祓式」です。品川沖まで出て汐水を樽に入れて持ち帰り、大祭期間中の朝夕潔斎時にこの汐水を使用するとのこと。そばに多摩川があるのなぜ品川まで行くの?なぜ汐水なの?ということです。学芸員の方のお話では、品川は武蔵の国府津(港)であったということ。そこまで行くことが政治都市・商業都市としての威厳を見せつけるデモンストレーションだったとのこと。また、神様は海からやってきたという意味合いもあるそうです。なるほどね。敷地が広すぎるため短時間では回り切れません。後日ゆっくり見学させていただきたいと思います。敷地内には旧府中町役場庁舎などの復元建築物が並び、辻には庚申塔や地蔵尊などの石仏も置かれています。

本企画の交通安全と成功を祈念して、ここで我が班(3班)の記念撮影をしました。

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郷土の森というだけあって、府中の地形の特徴が表現されていて季節の花めぐりをすることができます。梅の時期はこれからですが黄色のロウバイは満開で、いい香りが漂っていました。ロウバイは“蝋梅”と書くように蝋細工のような花ですが、梅(バラ科)ではありません。不思議な花ですね。

1時間ほど展示場や敷地内を巡ったあと、学芸員の方の案内で大国魂神社のある府中本町へと進みます。「芝間道」という砂利運搬に使われていた鉄道の軌道敷跡を歩いていくと立派なエノキの木があります。ここは東京都の指定史跡「三千人塚」です。案内板によると塚の上の板碑は多摩地区最古のもので、孝元元年(1256に建立されたそうです。元弘3年(1333)の鎌倉幕府勢と新田義貞との間で行われた「分倍河原の合戦」で亡くなった3千人の戦死者を埋葬したところという伝承がありましたが、学術調査によると江戸時代に建てられたものだそうです。

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府中本町駅近くに「大国魂神社(おおくにたまじんじゃ)」があります。我々は西側の鳥居から入りました。これには訳があって、この東西の鳥居を結ぶ道が初期の甲州道だからです。この道は京所道(きょうづみち)という名がついています。

創建は第12代景行天皇41年(111)の5月5日とのことです。詳細はフィールドワークで訪れた際にまとめたいと思います。

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左の写真は国の史跡である「武蔵国府跡」です。の国府は、『和名類聚抄』に「多麻郡に在り」との記載があるものの、所在地は特定されていませんでしたが、江戸時代以降、五説が提起されていましたが、昭和50年以降の調査により、説の旧甲州街道に平行する二条の東西大溝と大國魂神社境内から確認された南北溝に囲まれた南北約300m、東西約200mの範囲が国衙(=国府の中心にある役所区画)と判明したとのことです。(府中市ホームページより)

旧甲州街道、大国魂神社の大鳥居の前を通って「府中高札場」のある交差点にやってきました。鎌倉街道と甲州街道が交わる交通の要衝で、大国魂神社御旅所(ここから神輿渡御は各町内を巡行します。)の柵内にあります。

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六角形の本堂があるのは「長福寺」です。時宗のお寺でここに「国府道場」がありました。今回の「府中への道」は相模原市当麻の無量光寺「当麻道場」を出発しこの「国府道場」を目指して歩くことになりそうです。それから先は甲州街道の宿場を訪ねながら八王子を経由して橋本へと帰ります。

最後に寄ったのは「高安寺」で本堂・山門・鐘楼が東京都の歴史的建造物に選定されています。山門にある天女の木鼻が印象的でした。さぁいよいよ2月からフィールドワークがはじまります。今年の「Kazお散歩日記」はこの「府中への道」と新シリーズ「佐野編」をアップしていきますので、よろしくお願いいたします。

Kazお散歩日記 府中への道

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