まだ聞いてくれるの?うれしい。でも、疲れたらいつでも帰っていいわよ。

日本でもバレンタインデーやホワイトデーが一般的だね。以前、ラジオで女性アナウンサーがこんなことを言っていた。「女性はデリケートなんだから、チョコを戴いたら男性は何かの形で返事をして欲しいです」と。
ねえ、チョコを贈る時って、本気で返事が欲しいと思って告白するの?真剣に好きです、付き合って、お返し頂戴ってチョコに込めてるの?
だとしたら男の人も大変だねえ!何個ももらって、その中に女性のそんな気持ちが盛りだくさんだと考えてごらんよ。怖いよ〜。私はあれはひとつのゲームだと思ってた。勿論告白タイムなんだけど、少なくともそれに対しての返事や見返りは期待しないよ。だからゲームで…というと表現が悪いね、でもやっぱりダメモト感覚なんだな、私には。

人に何かしてあげる時って、見返りを期待して行動するのは間違っている。たとえば私は母親なの。親の愛ってのは
無償の愛で、子供に見返りを期待して子育てをしているわけじゃないし、他人に何かをしてあげる時も、これだけやってあげたんだから…とは考えないよね。損得で考えて行動するのは純粋じゃないよ。それに自分の行動を押し付けちゃだめだよ。自己満足でいいんだよ。解かってくれる人は確実にいるし、解かってくれる人だけが本物だよね。ちょっと偉そうだった?ごめん。
少し前から我が家のマイブームなのが、軟骨と銘水。話が遅くなってごめん。この銘水、信州にはたくさんあるんだ。ホントいい土地だよね。旦那様が採ってきてくれるので、できる限り飲んでみた。長野市内の水はちょっと苦みが強いかな。
そこで、特別に小耳に入れよう。一番おいしいのは“桜清水”。聖高原に行く途中の山の中にある。道なき道でしかも急坂だから、冬は雪で入れないのだ。今は雪も少なくなったから、気をつけて行けば入れないこともないけどね。明治天皇に献上した銘水だそうだ。何も癖がなく、爽やか。お茶の先生たちもよく汲みに来るらしいけど、女性と老人は無理だね。獣たちも飲みにくるみたい。山の精霊を感じる場所だよ。次は“桜の馬場”。坂城にある。ここは車が横付けできるし水量が多いから楽チン。甘くておいしいの。ただ、何かの加減で水量が少ない時のほうがより甘くておいしいの。
若い頃、20代も半ば、私は海が好きで友達としょっちゅう日本海に行っていた。モチ、女性の友達。早苗っていう子。彼女と佐渡にも
行ったし、日本海で潜っていたものだ。その道中はいつもサザンオールスターズの曲を聴きながらだった。彼女が好きだったので、ほとんど全部の曲を聴いたと思う。
サザンは私も好きだったけど、どの辺がすごいかと言うと、日本語を言葉としてでなく、音としてしか捉えていないところなのだ。桑田君の音楽性もすごいけど、あの時代はメッセージ性が強い中で、彼は
ひらがな語もカタカナ語も英語もみな音として捉えている。その辺がすっごい好き。
今はそういうグループがいっぱい出てきてるね。ラブ・サイケデリコ、宇多田ヒカル、などなど。他のミュージシャンも言葉を音として捕らえるようになってきた様に感じる。これはラップに通じるね。

今好きなのは
R&Bとラップ。ラップは音楽性に加えて、語学性が生かされていていい。ラッパーは頭いいね。日本語のラップは無理だと思っていたので、最近の音楽はとても楽しい。毎日ルンルンよ。

あいかわらず、サザンは元気が出ます、ハイ。
私のうちは貧乏です。こんな事いうと、いい家を作ろうと頑張っている旦那様に申し訳ないけど、私はやりくりが上手じゃないのでいつも貧乏なの
です。
建築家でも世渡りがうまい人はきっともっと収入があるのしょう。でも、うちの旦那様は器用に生きられない性格なのね。お客様のために全力で尽くしているし、
正直な仕事をしてきたの。
だから、一年間にそんなにたくさん設計できないのよ。当然収入も少なくなるし、生活は大変よ。私は公務員の娘だから、裕福に育ったわけではないけど、お金に困ったこともなかった。だからやりくりはうまくないのね。エンゲル係数は高いよ〜。
でもね、そんな
正直な仕事をする旦那様でよかったと思うの。うまくやろうと思えば、建築家って大金を動かしているから金銭感覚がなくなって、今の政治家のような人も居るの。でもうちの旦那様はシンプルで誰でもわかるようなやり方しか考えない人だから、きっとこれからの時代にあっている人なんだと思う。日本の複雑な経済システムと人間関係では、世界に通用しなくなっているものね。

だから、こういう人でよかったし、パパ、ありがとね。
最近ちょっと辛いことがあった。取り立ててトラブルが、と言うことはないのだが、義母との間がギクシャクしている。嫁と姑は永遠のライバルと言うか、犬猿
の仲であります。お互いに意地悪な気持ちではなく、相手の為にと優しい気持ちでいても、そこは生まれも育ちも違う女同士。いつの間にかすれ違ってきてしまって、姑様にはストレスになっていたらしい。私は脳天気にもう済んだ事と思っていても、年寄りはそうじゃないのですねエ。だんだん体が利かなくなってくるにしたがって昔の不満がニョキニョキと頭をもたげてくるのね。決して喧嘩をしたわけでもなく、お互いが相手の為を思って行動したり言葉をかけているよね。でも、どういうわけか空振り、何てこともよくあるよね。どうしてこういう解釈するんだろうと思う時も。難しいよね。育った環境が違うと考え方も違うし感じ方もぜんぜん違うの。どうしようもないのかもね。
でも、嫌いじゃないのに変な関係になってしまうのはとても辛い。そんな時はやはり旦那様の器量が問われるね。親子は何も言わなくても以心伝心でしこりは残さないけど、嫁っていうのは違うから。そこの所をヨ〜ク考えなくちゃ。
旦那様の態度一つで嫁はいつまでも優しい気持ちを失わないでいられる。男はつらいよね。でも、嫁も同じなんだよ。立場が変われば。
“三寒四温” て言葉があるよね。私はお天気屋だから春、日差しが強くなってくると気分もルンルン。ところで三寒四温って言葉は三日寒い日が続い
た後は四日暖かい日が続いて、だんだん暖かくなるってすんぽうだね。それがいつからか、三日寒くて、四日目は暖かい、と思ってしまって一体どっちなんだろうと、ずーっと長いこと悩んでいた。そんなこと辞書引けよ!と叱咤激励して最近やっと引いたんだ。そしたら、ながーい間の便秘が治ってスッキリソウカイ感!これからはぐっすり眠れるよ。

また、
一姫二太郎ということわざ。これは子供を持つなら第一子は女の子、第二子は男の子がよいというのが正解。それを、女の子が一人、男の子が二人だろうか?と、やはり悩んだ時があった。

さてここからは冗談コーナー。ちょっと言葉遊び。
一姫二太郎三なすび、なーんてね。三番目はなすびか〜と。不謹慎?兎の目鷹の目女の目なんてのはどう?鋭いのはウサギや鷹だけじゃないぞ。

こうやって遊ぶのもおもしろいんだよ。なんか作ったら教えて。
先日久しぶりに旦那様と喧嘩をした。うちの夫婦喧嘩は、陰気くさい。というのは、新婚当初から怒るのは旦那様。私はあまり頭にきて怒る
という事がない。穏やかなのよ。だから旦那様が怒っているのはなぜだか分からなかったものだ。旦那様の怒り方はネ、急に眉間にしわが入って無口になる。二日ぐらいそれが続いたかと思うと、爆発してやっと治まるという具合。そして原因を聞いてみるとたいていおかずがおいしくなかったと言うの。原因が分からないからそ知らぬ態度をしている私がまた、気に入らないんだってさ。
あれから何年もたって、つい最近も玉子焼きがいつもと味が違うと言って眉間にしわが入った。昔はそれが辛くて悲しかったけれど、今は私も眉間にしわが入り、ムッとした顔を露骨にする。私も図太くなったもんだ。
朝起きるときに「おはよう!」と明るい元気な声で挨拶すると、一日が楽しいの。だから旦那様の機嫌が悪いときでも「おはよう!」とやってみる。昔は返事がなかったけれど、なんと最近は「おはよう!!」、元気な声が返ってくる。とてもうれしい。喧嘩は一晩で終わり。
旦那様も大人になりました。
言わずと知れたエリック・クラプトン。遅ればせながら、今“unplugged”という彼のアコースティックギター演奏だけを集めたアルバムにはまっている。
別にそんなに新しいアルバムじゃないんだけど、心酔。私って、遅れてる〜?本当にいいよ。聴いてると力が抜けてきて家中ハートマークだらけになる。ウ〜ン最高!!
最近、日本の女性歌手で”アンプラグドコンサート”と命名してコンサートを開く人がいるが、とんでもないゾ。プンプン!!
この言葉は、エレキギターを極めた神様のクラプトンだからこそ、“プラグを抜いた”重みがあるのであって、一般の歌手がそんな言葉を使うのは許せない。絶対!! おばさん、イヤ!!!
先日、中国の日本総領事館に北朝鮮人家族が亡命を求め、逃げ込もうとしたが、領事館の敷地内で中国側に逮捕され亡命は失敗した。
同時に米領事館にも二人が駆け込み、こちらは保護されているという。これはすっごい大きな事件で、中国に日本の治外法権が侵されると同時に、日本の人権意識が問われる。亡命を全て受け入れていいかは疑問だが、日本って馬鹿にされてるよ。しっかりしろよ!

戻る?続きがあるけどまだ居てくれる?
バイバイまたね
こんどはいつ会えるかしら?私はいつも同じところにいるとは限らないわよ。


YUKO KIMIJIMA