今月のひとこと
《12・1月》
開業以来医者いらずで、けが以外で入院した事は数少なかったのですが、突然やっかい病にとりつかれ2ヶ月以上
の入院をしてしまいました。
現在はリハビリしながら診療を再開していますが、「コロナ」の第3波と思われる事態が迫っていて、相変わらず患者
さんの動きが鈍いので、リハビリ中の身には幸いしています。
診療再開して感じたのは「貴金属(保険では12%金含有のパラジューム合金)」の価格の高騰です。そのため「保険
診療」に新しい材料が次々と追加されました。「ハイブリッドレジン」と「チタン」です。前回も述べたように、支払い側は
金パラジューム合金を避けて費用の圧縮をもくろんで手を打ってきているのですが、「コロナのワクチン」同様実績が
不足していて信頼性が足りません。そして、高額の設備投資をしないと対応できません。中小の「技工所」さんでは二
の足を踏んでしまいます。
従来の方法でも「レジン前装冠」は金属料が節約できるし「Co」や「CoーCr」は冠にも入れ歯のバネにも実績がある
ので、そちらに重点を入れれば良いのではと思われます。実際の臨床では、何より信頼性が重要なのです。
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