凱旋門賞(G1)


ディープインパクト特集競馬グッズ競馬予想DS
世界の凱旋門賞に挑んだディープインパクトの結果をまとめたページ

■衝撃第1章/世界最高峰のレース、凱旋門賞(G1)に挑戦!



ディープインパクト
Photo Data:(C)Carrot Lunch

 ディープインパクトと言えば、競馬をやる人のみならず競馬の「け」の字も知らない人でも、きっとテレビや雑誌などの報道で一度は目にしたことがあるだろう。

 この馬について簡単に触れておくと、まだ記憶に新しいと思うが無敗の3冠馬(皐月賞・東京優駿・菊花賞)に輝いた。3冠は史上6頭目、無敗での3冠達成はシンボリルドルフ以来21年ぶり史上2頭目の快挙である。日本競馬史上最強馬の出現と言っても過言ではない。

 しかし、デビューから7連勝の快進撃を続けていたディープインパクトだったが、初めての古馬戦となった有馬記念で遂に黒星(2着)を喫してしまう。陣営はこの敗北を糧に再び立てなおしを計り、天皇賞(春)・宝塚記念とG1連覇、もはや日本には敵無しとなった。

 そのディープインパクトが、2006年10月1日にフランス・ロンシャン競馬場で開催される世界最高峰のレース凱旋門賞(G1)に挑戦する。過去における日本馬の成績はエルコンドルパサーの2着が最高で、まだ制覇した日本馬はいない。この厚く高い世界の壁を打ち破り、世界最強馬になれるか?運命の10月1日にその答えが出る。NHK総合テレビでは初めてライブ中継されることから、このレースに対する注目度の高さは計り知れない。絶対に見逃せない最大の祭典となった。

 決戦までもう僅か、日本では金曜日(9/29)に凱旋門賞(G1)の出馬表・確定の発表があり、ディープインパクトは2番ゲートからのスタートが決まった。1946年以来、60年ぶりに10頭を切る少頭数での戦いだが、出走メンバーは世界一決定戦に相応しい豪華メンバーの集結となった。昨年の凱旋門賞馬のハリケーンラン、前哨戦のフォワ賞(G2)でハリケーンランに競り勝ったシロッコ、同レース3着でハリケーンランにクビ差まで詰め寄った牝馬のプライド、古馬との斤量3.5kg差が有利に働く3歳勢など手強いメンバーだ。

 今年の出走メンバーの中に昨年の凱旋門賞に出た馬が3頭おり、その時の結果はハリケーンラン(1着)、シロッコ(4着)、プライド(7着)だった。ハリケーンランが古馬になり、斤量の恩恵がない今年こそ本当の力勝負になるだろう。

凱旋門賞(G1) −出馬表−
■ロンシャン競馬場 2,400m(芝) 3歳以上 牡・牝
■2006/10/01(日) 17:35(日本時間 24:35)発走予定
馬番
ゲート番
馬名
性齢
騎手
斤量
調教師
1
2
ディープインパクト
牡4
武 豊
59.5
池江 泰郎
2
1
ハリケーンラン
牡4
K.ファロン
59.5
A.ファーブル
3
6
シロッコ
牡5
C.スミヨン
59.5
A.ファーブル
4
5
プライド
牝6
C.ルメール
58.0
A.ロワイエ=デュプレ
5
4
レイルリンク
牡3
S.パスキエ
56.0
A.ファーブル
6
8
シックスティーズアイコン
牡3
L.デットーリ
56.0
J.ノスィーダ
7
7
アイリッシュウェルズ
牡3
D.ブフ
56.0
F.ロオー
8
3
ベストネーム
牡3
O.ペリエ
56.0
R.コレ




■衝撃第2章/凱旋門賞のスタート、遂に世界一の馬が決まる!!



天候は晴れで馬場状態も良好、 フランスでは日本みたいにファンファーレはなく静かに枠入りが始まる。 他の馬は既にゲート入りを完了、最後にディープインパクトが2番ゲートに入る。 関係者、現地の応援団、日本でテレビから応援するファンが見守る中、 スタートのゲートが開いた。

ディープインパクトは出遅れることなく綺麗なスタートを切る。

積極的に前に行こうとする馬はいない。馬群が固まった状態で、ディープインパクトは自然に先行する形になる。

アイリッシュウェルズが先頭でレースを引っ張り、2番手にシロッコ、3番手にディープインパクト、その直後にレイルリンク、内にハリケーンラン、後方にプライドという態勢。レースは先頭から後方まで7馬身圏内に固まったまま最終コーナーを回り、平坦で直線533mの直線へ向う。

残り300m付近でディープインパクトが先頭に立つ。しかし直ぐに外からレイルリンクが並びかけてくる。武豊騎手が気合いを入れGOサインのムチを入れるが、ディープは日本で魅せた飛ぶような加速はしない。馬体を合わせての壮絶な叩き合い!!その光景を見ながら、後ろからはプライドが追い上げてくる。有力視されていたハリケーンラン、シロッコは伸びない!!!

残り100m付近でレイルリンクに交わされそうになるが、武豊騎手のムチに応え勝負根性でもう一度伸びて踏ん張る。2頭は馬体を合わせ壮絶な先頭争い!!!

残り70m付近で遂にディープインパクトを交わし、レイルリンクが先頭に立つ。ディープインパクトも必至に喰らい付く、そこへ猛然と追い込んできたプライドも加わり、3頭固まってゴール!!!

優勝はレイルリンク、プライドをクビ差抑えてゴールを駆け抜けた。

世界一をかけて挑戦したディープインパクトは、優勝したレイルリンクから1馬身差もない大接戦の末、残念ながら悔しい3着に敗れた。。。

凱旋門賞(G1) −レース結果−
■ロンシャン競馬場 2,400m(芝) 3歳以上 牡・牝
■2006/10/01(日) 17:35(日本時間 24:35)発走  天候:晴 馬場状態:良
着順
馬番
ゲート番
馬名
性齢
騎手
斤量
調教師
タイム・着差
1
5
4
レイルリンク
牡3
S.パスキエ
56.0
A.ファーブル
2:26.30
2
4
5
プライド
牝6
C.ルメール
58.0
A.ロワイエ=デュプレ
クビ
3
1
2
ディープインパクト
牡4
武 豊
59.5
池江 泰郎
1/2
4
2
1
ハリケーンラン
牡4
K.ファロン
59.5
A.ファーブル
2_1/2
5
8
3
ベストネーム
牡3
O.ペリエ
56.0
R.コレ
2
6
7
7
アイリッシュウェルズ
牡3
D.ブフ
56.0
F.ロオー
短クビ
7
6
8
シックスティーズアイコン
牡3
L.デットーリ
56.0
J.ノスィーダ
4
8
3
6
シロッコ
牡5
C.スミヨン
59.5
A.ファーブル
1_1/2




■衝撃第3章/凱旋門賞のレース終了後に起きた更なる衝撃!!!



レース終了後のド−ピング検査で、ディープインパクトの体内から禁止薬物(※イプラトロピウム)が検出されたとフランスの競馬統括機関であるフランスギャロからJRA(中央競馬会)に対し2006/10/19(木)に報告が入り、日本中に衝撃が走った。 ※イプラトロピウムは気管支拡張剤で呼吸困難の症状を和らげるのに使われる。

約1ヵ月の調査(関係者に事情を聞くなど)から、 2006/09/13(水)のロンシャン競馬場でのスクーリング後にディープインパクトが咳(せき)をしたため、治療するための一連の処置において使用された治療薬だったことが判明。この薬イプラトロピウムは、通常24時間で体外に排出されるなどして消失するため、レースに影響がない(体内から排出される)適切な時期を見計らって使用を止めていたという。

原因として、 ディープインパクトが馬房で暴れたときに薬品を送り込むチューブが機器から外れ薬剤が馬房内に飛び散ったときがあった。その時に薬剤が付着した可能性がある乾草を、レース直前に食べてしまったのが原因になったのではないかという決論に至ったようだ。 故意でないにしろ、禁止薬物が検出されたのは事実であり、 2006/11/16(木)にフランスギャロから以下の内容で処分が言い渡された。

・ディープインパクトは3着が取り消され失格処分
・池江泰郎調教師に対し最高額の15,000ユーロ(約225万円)の制裁金

凱旋門賞(G1) −レース結果− (最終結果)
■ロンシャン競馬場 2,400m(芝) 3歳以上 牡・牝
■2006/10/01(日) 17:35(日本時間 24:35)発走  天候:晴 馬場状態:良
着順
馬番
ゲート番
馬名
性齢
騎手
斤量
調教師
タイム・着差
1
5
4
レイルリンク
牡3
S.パスキエ
56.0
A.ファーブル
2:26.30
2
4
5
プライド
牝6
C.ルメール
58.0
A.ロワイエ=デュプレ
クビ
3着→失格
1
2
ディープインパクト
牡4
武 豊
59.5
池江 泰郎
1/2
3
2
1
ハリケーンラン
牡4
K.ファロン
59.5
A.ファーブル
2_1/2
4
8
3
ベストネーム
牡3
O.ペリエ
56.0
R.コレ
2
5
7
7
アイリッシュウェルズ
牡3
D.ブフ
56.0
F.ロオー
短クビ
6
6
8
シックスティーズアイコン
牡3
L.デットーリ
56.0
J.ノスィーダ
4
7
3
6
シロッコ
牡5
C.スミヨン
59.5
A.ファーブル
1_1/2




■衝撃第4章/凱旋門賞から帰国後、衝撃の年内引退宣言!!!!



凱旋門賞から帰ってきてまだ日が浅い10月11日に突然、ディープインパクト(牡4)が年内で引退すると発表された。競馬関係者や競馬ファンに衝撃が走った。当然、来年こそは凱旋門賞のリベンジを果たしてくれるだろうとみんなが期待していた矢先の出来事に驚きと衝撃は大きかった。

引退宣言後、国内のレースであるジャパンC(G1)に出走した。海外からはウィジャボードとフリードニアの2頭が参戦してきたが、地元の日本では絶対に負けられないディープインパクトが力の違いを見せつけ優勝した。やはりこの馬のポテンシャルは規格外で強い!年内で引退するのが惜しまれる快走だった。

そして迎えた最後の引退レースとなる有馬記念(G1)、ディープインパクトの最後の雄姿を一目見ようと中山競馬場にはモノ凄い人数のファンが集まった。そして全国のディープインパクトのファンが見守る中レースがスタート。ディープインパクトはいつも通り後ろのポジションから進行、最終コーナーでは鳥肌もののしびれるマクリ、最後は豪快に差しきり、2着馬に3馬身差をつけて優勝!!ラストランを有終の美で飾った。

これまでの全レースを振り返ると、出遅れて最後方からのレースになろうがゲートさえ無事出てしまえば勝ってしまうのがディープインパクト、誰もが認める最強の追い込み馬だった。

引退後は、
ディープインパクトは種牡馬となり、2世に果たせなかった世界一の夢が引き継がれていくことでしょう。。。

ディープインパクト(Deep Impact) 全成績
開催日
レース名
騎手(斤量)
人気(オッズ)
着順
距離
タイム
着差
2004/12/19
 新馬
武豊(55)
1人(1.1倍)
1着
阪神 芝2000m 良
2:03.8
4馬身
2005/01/22
 OP 若駒S
武豊(56)
1人(1.1倍)
1着
京都 芝2000m 良
2:00.8
5馬身
03/06
 G2 弥生賞
武豊(56)
1人(1.2倍)
1着
中山 芝2000m 良
2:02.2
クビ
04/17
 G1 皐月賞
武豊(57)
1人(1.3倍)
1着
中山 芝2000m 良
1:59.2
2_1/2馬身
05/29
 G1 東京優駿
武豊(57)
1人(1.1倍)
1着
東京 芝2400m 良
2:23.3
5馬身
09/25
 G2 神戸新聞杯
武豊(56)
1人(1.1倍)
1着
阪神 芝2000m 良
1:58.4
2_1/2馬身
10/23
 G1 菊花賞
武豊(57)
1人(1.0倍
1着
京都 芝3000m 良
3:04.6
2馬身
12/25
 G1 有馬記念
武豊(55)
1人(1.3倍)
2着
中山 芝2500m 良
2:32.0
1/2馬身
2006/03/19
 G2 阪神大賞典
武豊(58)
1人(1.1倍)
1着
阪神 芝3000m 稍
3:08.8
3_1/2馬身
04/30
 G1 天皇賞(春)
武豊(58)
1人(1.1倍)
1着
京都 芝3200m 良
R 3:13.4
3_1/2馬身
06/25
 G1 宝塚記念
武豊(58)
1人(1.1倍)
1着
京都 芝2200m 稍
2:13.0
4馬身
10/01
 G1 凱旋門賞
武豊(59.5)
1人(1.5倍)
3着→失格
ロンシャン 芝2400m 良
11/26
 G1 ジャパンC
武豊(57)
1人(1.3倍)
1着
東京 芝2400m 良
2:25.1
2馬身
12/24
 G1 有馬記念
武豊(57)
1人(1.2倍)
1着
中山 芝2500m 良
2:31.9
3馬身

【ディープインパクト 衝撃メモ】

□21年ぶり無敗で3冠馬に輝く!

□皐月賞,東京優駿,天皇賞(春)は出遅れて圧勝!

□菊花賞で単勝支持率79% 1.0倍の元返し!

□天皇賞(春)では1.0秒上回る圧巻のレコード勝ち!

□凱旋門賞後にドーピング検査NGにより失格処分!

□歴代タイの7冠制覇、有馬記念を最後に早々引退!

□出走した国内・海外のレース全てで1人気に支持!
【ディープインパクト 生年月日】 2002/03/25

【性別】 牡

【毛色】 鹿毛

【血統】 父:サンデーサイレンス × 母:ウインドインハーヘア(母父:Alzao)

【調教師】 池江泰郎

【生産者】 ノーザンファーム

【馬主】 金子真人ホールディングス(株)