結石の部屋


           もともと結石を持っていた私は、ろくに治療もしなかったせいで、
          家族旅行の初日に倒れ、とても苦しい思いをしました。
          大きなイベントがあると何か起こるのが私の常で、結婚式の時も、極度の緊張からか、
          女性にしかない生理現象が襲ってきて、嘔吐を繰り返し、『もう妊娠しているとか』、
          『出来ちゃった婚など』と廻りから言われました。あ、話がそれました。
          結石は大変辛く、痛いです。結石の痛みに、愛や嬉しさはありません。
          あるのは、苦しみだけです。



            病名:右尿管結石

        発病:

          2002年の9月、家族旅行の初日、痛みは突然きました。
         温泉に浸かった後、部屋でのんびりしていると、下腹部が締め付けられるような
         痛みが襲ってきました。部屋には子供二人しかいなく、ダンナは、散歩?に出かけて
         ました。痛みは激しく、下痢、嘔吐も伴うようになりました。
         子供は、私の苦しんでいる顔を見たくなかったのか、座布団を顔に掛けます。
         やがて、ダンナが帰って来ました。ダンナは苦しんでいる私の病状を聞くと、
         フロントに行って、胃腸薬をもらって来ました。(このアホ〜)
         飲んでも当然効目があるわけが無く、私はただ耐えるしかありませんでした。

        決意:

          夕食時間になり、子供もダンナも食事に行こうとします。
         私はダンナに『部屋で食事を』と言ったのですが、何を勘違いしたのか、
         私の分だけ部屋に食事が運ばれてきました。
         私は、『みんなで部屋でメシ食ってくれ』と言ったつもりなのに〜
         しばらくしてから子供とダンナが戻ってきました。
         苦しんでいる私を見るなり、『大丈夫か?』だって・・・
         《大丈夫なわけね〜だろ。見てわかんね〜のか!》
         と怒鳴る気力も無かったし、せっかくの旅行を台無しにしてはと思い、
         がんばって耐えてみました。しかし、その痛みは耐えられるものではありませんでした。
         もう病院に行くしかない。。。。

        緊急入院:

          車で、最も近い阿仁町立病院に運ばれ、診察を受けました。
         痛み止めの注射を2本接種しましたが、痛みはまったく引かず、
         さらに痛くなっていく感じさえします。
         『虫垂炎の可能性がある』と先生がダンナに説明しています。
         私は、『数年前に石があると言われたことがある』と先生に告げました。
         『いずれにしろ、ここでは治療出来ないので、総合病院に連絡します。』
         先生は病院の地図を書いてダンナに説明してます。『このパチンコ屋が目印です』
         『それどころじゃね〜!歩けない。頼むから救急車呼んでくれ〜』
         やがて救急車が来て、私は、病院から病院へ搬送されました。
         搬送された米内沢総合病院では、一人の先生が待っていました。
         虫垂炎の可能性が高いということで、外科の先生のようでした。
         さまざまな検査をした後、別の先生が来ました。泌尿器科の先生のようです。
         検査結果を見ながら、ダンナに色々と説明してます。
         『ここに石があります。病名は右尿管結石です。今日から痛みが引くまで入院です。
         処置は痛みが止まってからです。痛みを止めないと処置できません。石はかなり大きいです。
         今まで痛まなかったのが不思議なぐらいです。たぶん止まったまま動かなかったのでしょう。
         この病気は、石が動いたとき、気を失うほど痛いんです。』

         退院

          それから3日後、痛みが若干治まり、退院出来ました。先生が言うには、
         『処置の方法はたくさんあります。体外から破壊する方法もあれば、
         内視鏡でつまみ出す、又は破壊する方法もあります。開腹はほとんど無いでしょう。
         私なら、体を傷つけない方法でやります。紹介状を書きますから、
         東京の病院の先生と相談して処置してください。小さい病院よりはある程度大きな病院で、
         必ず泌尿器科がある病院に行って下さい。』
         ボルタレンという強烈な痛み止めの座薬を片手に、
         必ずこの石を無くすという覚悟で、東京に戻りました。
         あ、帰路途中、ケンジワールドで遊び、小岩井農場でソフトクリームと自然を堪能し、
         仙台の『牛タン利休』でかつて食べたことが無いほど美味しい牛タンをたべました。(二日連続で)

        東京で

          東京に戻り、目標は結石の完全除去です。
         聞き込み調査から、近くでは東京臨海病院がいいとのこと。
         早速紹介状を持って病院へ・・・。
         先生は紹介状を読んで、パソコンに内容を打ち込むだけでした。
         この先生大丈夫なのかしら・・・・・・?
         『まず検査をしましょう』
         検査は1週間後、結果はさらに1週間後。おいおい早いとこ頼むよ。
         検査結果は東北と同じ、右尿管結石。
         『体外から結石を破壊してみるのがいいと思いますが、
         非常に微妙な位置にあります。骨盤の裏に近いです。
         骨盤に当たってうまく破壊出来ない可能性もあります。
         その場合は別の方法でやるしかありません。』
         先生は、前回とまったく違い、写真や絵図で詳しく説明してくれました。
         やるしかない。

        手術?

          1ヶ月後、入院、手術の準備に入りました。
         《体外結石破壊術》
         聞きなれないこの手術は、体に傷をつけずに結石を破壊するらしいです。
         手術室に運ばれ、うつ伏せに寝かされました。
         モニターで石の位置を確認しながら先生がピチピチやってます。
         まったく痛くありません。輪ゴムで叩かれている感じです。
         石に当たってる気がまったくしません。骨盤にピチピチきます。
         術後、先生は、『当たってると思うんだけど、すぐに石は出ないかもしれない。
         薬を飲みながら様子を見ましょう。』
         石は出ることはありませんでした。

        再検査

          石は出ません。また検査です。
         『まだあります。かなり動きました。砕けて落ちてきたんでしょう。骨盤の後ろです。この位置では
         体外から除去出来ません。打っても骨に当たります。内視鏡による破壊が最善だと思います。』
         数週間後にまた検査を受けました。
         結果は、『かなり大きい結石が残ってます。初めより動いて下がってます。
         砕けて下がってきたと思われますが、なぜ落ちないのかわかりません。
         ポリープがあって引っかかってる可能性もあります。』
         『ポリープ?腫瘍?』」そんな・・・・・

        再手術

         内視鏡による手術です。尿管から内視鏡を入れて直接結石を破壊する術だそうです。
        最悪の場合、その場で開腹しなければなりません。
        念書を読んで、サインをします。
        全身麻酔でやります。
        術当日、夫が立ち会ってくれました。。
        緊張により、私はかなり青ざめていたみたいです。
        麻酔が効くようにと筋肉注射を打たれ、まもなく手術室に運ばれました。
        私より、やや緊張気味の夫に、もうろうとした意識の中で、私は『がんばってきます』
        といったような気がします。
        術中はまったく覚えてません。
        意識が戻ったとき、先生方と夫がお話ししてました。

        結果

         『かなり大きい石がありました。内視鏡で見ながら破壊できたと思います。
        麻酔が効いてますから、自分で排尿は出来ません。カテーテルを入れてますから
        自然に排尿します。術後は血尿が出る可能性、発熱の可能性があります。
        黒い毛のようなものが入ってますから、間違えて抜かないように。・・・・』
        『違う色にすれば間違えないんじゃないですか?』
        『アメリカ製なんで、黒しかないんです。』・・なるほど・・・・・
        金色でもあればイイのに・・・・・・・・

        つづく・・・・・


トップへ
トップへ
戻る
戻る