高野山真言宗 那須波切不動尊 金乗院
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法話集

お不動様を知ると誰もが心強くなれる

 
今年もゴールデン ・ウイークには多くのご参拝を頂きましたが、初めて当山に来られた方とお話をさせて頂いていると、境内奥にある滝(金色願叶龍神が祀られている不動の滝)をバックにお立ちの波切不動尊には、一様に驚かれたようです。何しろ一枚岩で造られた波切不動尊としては日本で最大の仏様ですから、その大きさに圧倒されたようで、「お不動様を、こんなにじっくりと拝見したことはない」という方も少なくなく改めてお不動様について様々なお尋ねがあります。そこで、このお不動様についてお話をしてみたいと思います。
お不動様は、弘法大師によって中国よりもたらされた仏様です。正式には「不動明王」 あるいは「不動尊」といい、サンスクリット語の「アチャラ(動かない)・ナータ(守本尊)」に由来しております。当山の本堂にも御本尊である不動明王の立像が安置されておりますが、真っ黒なお姿をしているので、なかなか細部にわたって観られることは少なく、それだけに、波切不動尊との出会いは仏様に関心を持つ良いきっかけになったようです。
波切不動尊については、弘法大師が唐での修行を終えてご帰朝の際、暴風雨に遭われたので、不動尊に祈念したところ波を鎮めてくださったことに由来します。 そのお姿は、当サイトのトップページをご覧になっても分かるとおり、青黒で粗末な衣を着ています。これは奴僕(ぬぼく)といって、インドの奴隷階級の姿で、どんなことがあっても衆生である私たちを救おうという大悲を本願とした捨身行の表れに他なりません。もちろん奴隷の姿といっても位は高く、密教の中心仏である大日如来がどんな人でも救おうと変化された仏様です。
自ら火生三昧の禅定に入られたお不動様は、背中に大火炎を背負っています。これは迦楼羅(カルラ)焔(えん)といい、毒をもつ動物を食べるという伝説上の鳥 ・カルラの姿をした炎のことで、私たち衆生の煩悩や障りといった、毒になるものを焼き尽くしてくださることを表しています。 右手頭上にかかげる剣は、悟りを開くための智慧を表す利剣といい、正しい仏教の智慧で、誤った行いや煩悩、迷いや邪悪な心など、一切の諸難を断ち切ることを表し、 併せて人生の荒波を切って下さるという有り難い仏様です。 また、左手の綱は羂索(けんさく)といい、人々の脆弱な心を強力に繋ぎ止め、悪い心を縛り、正しい教えの道に導き、一度祈念した者があれば、願いが成就するまで放さないという、強い意志を表しています。
さて、お不動様は、様々な仏様が蓮台(蓮の花の台座)の上に居られるのと違い、大きな岩の上に居られます。この岩は磐石(ばんじゃく)といって、迷いのない安定した心を表しています。もちろん、お不動様も蓮台を持たれていますがどこにあるかというと、実は自身の頭の上にお持ちなのです。この時注意して観ると分かりますが、お不動様には垂れた髪(おさげ)があります。これは、私たち衆生を髪で救い上げ頭上の蓮台に載せて、自分はしもべとなって導こうという利他行の最高の自覚の表れなのです。
お顔は憤怒の相といって怒っているように見えます。これは恐ろしい怒りの姿で、諸々の魔障を彼方へ退けるためでもありますが、本当は世の中の苦しんでいる人のことを思うと、どうして普通の顔でいることができようかという悲しみのお顔なのです。お不動様は信じる人の心に住み、私たちが一心にお祈りしますと、何人たりとも救わずにはおかないとする強い意志によって、一切の悪行を消除せしめ、諸願を成就してくださる有り難い仏様です。因みに、ご真言は「のうまくさんまんだ ばざら だん せんだまかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん」ですから、ご真言を唱えながらお祈りをすると、願いを受け入れてくださることでしょう。
毎月28日はこのお不動様のご縁日です。当山では毎年6月28日に、お不動様の大祭として、全国的にも知られる「火まつり」が盛大に行われます。皆さんも、当山の波切不動尊との出会いを機に、是非、お不動様とご縁を結んで「不動の心」を修得して頂きたいと思います。               合 掌
 

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