ふ化させるためには、
どんなことに注意したらいいでしょうか

「ふ化までの心得!?」をまとめてみました。


私の飼育法から紹介します。
私も素人の一人なので,この方法が一番いいかどうかはわかりません。
参考程度にお読み下さい。


1.ふ化の時には容器は何でもよい



例えば,フィルムケースのようなものでもふ化するんです。
小さい容器に入れるのは,生まれた日毎に分けて様子を調べるためです。
(その必要ないのであれば,もちろん大きい容器・水そうでOKです。)

2.水温の上がり下がりの差に注意



水温がいつも高い夏場もそうですが、すごく暑くなり夜は冷えるような時期も,ふ化するたまごの割合が減ってきます。

容器を置く場所も、直射日光をさけて置くようにしましょう。

3.温度差が気になるときは,
大きな水の中に入れる




たくさんの水の中なら,温度の変化が緩慢になるという理由です。
大きな容器に卵を入れてももちろん良いのですが,たまごを小さな容器に入れ,水そうに浮かべるという方法もOKです。

4.たまごは100%ふ化しない



絶対に途中で死んでしまうもの,無精卵,中の栄養が足りないものなど、たまごにもいろいろあるようです。
半分ふ化すればいいぐらいに思っておきましょう。

5.春先のたまごは,ふ化しにくい!?



無精卵の場合が多く,産卵後2日目には,白く濁って死んでいることなどが多いです。
私のメダカのことですが,5月に入ってからふ化の確率が上がって、6月,7月はじめ頃が一番順調なようです。

6.夏場のたまごは、ふ化しにくい!?



私の感想ですが、親メダカも夏ばてなのか、暑い時期には産卵のペースもダウンするようです。
さらに、せっかくのたまごも、「弱いたまご」なのか、暑さにやられるのか、死んでしまいやすいように感じます。

7.かけ算して250度日!?



ふ化に必要な日数は水温によってもちがうのですが計算することもできるそうです。

水温(度)× 日数 (日)=250度日(積算温度)

で,「250度日」ぐらいで生まれてくるようです。

水温が25度なら,10日ぐらいという計算です。

広島では,4,5月では14日ぐらい、6月では12日、7,8月では10日ぐらいでした。

8.適温は、20度前後



あかね書房刊の「そだててみよう 4・メダカ」によると

水温とふ化の日数は,

10度 活動が停止
14度 ほとんど変化しない
19度 19から21日間
24度 10から11日間
28度 8から9日間
30度 8から9日間

だそうで,
20度前後がふ化率が高い。」と書いてありました。

9.たまごの容器の水は,
水道水でもOK




地域にもよりますが、水道水をそのまま使っても大丈夫です。
カルキが逆に最近を殺してくれるので、水カビ防止にもなります。
ただ、ふ化間近の時は避けます。

10.困ったときの水替え作戦



順調な時期は、それほどでもないのですが、なかなかうまくふ化しないときは、水替えを毎日するようにします。
新鮮な水に触れさせるだけでなく、たまごを水の中で転がしたりする刺激がいいようです。

11.たまごを一つずつ分けておく



これまた、細かい作業になるのですが、「たまごのかたまり」でふ化を待つよりも
一つずつバラバラにしておいた方が良いようです。
一つが何かの原因で死んだとき、それに水カビが生えますが、その水カビが隣り合っているたまごに菌糸をのばして殺してしまうようです。ふ化直前のたまごでさえ、ふ化の手前で死んでしまうこともありました。

12.酸素の供給



エアーポンプは必要ありませんが、口が広い容器に入れましょう。 水面からの酸素交換が必要なようです。

13.ふ化したら早めに「子メダカ専用水そう」へ



小さい容器の時の注意です。

ふ化が近づくと子メダカの口からたまごの殻を溶かす酵素を出しますが,ふ化したときに、それが水の中にも出てしまいます。それが水を早く腐らせてしまいます。

ふ化前までは,水はそれほど汚れないのですが,ふ化したとたん,小さな容器に入れた水の場合はどんどん悪くなっていくようです。(夏場は特に注意)

早めに,別の水そうなどに子メダカを移して下さい


科学的でない部分や間違っている部分があるかもしれません。ご了承下さい。


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