Weimar



ゲーテが生涯の大半を過ごした ワイマール は、ゲーテ街道のメインの街。
シラー、リスト、クラーナッハ等、芸術家たちの家が記念館として公開されています。







旧市街の東の山腹に広がる「イルム川公園」は、
公園内を流れる小川にちなんで名付けられたユネスコ保護区。
時候の良い時は、その散歩道を歩いてみましょう。





では、テューリンゲン地方の料理を一部ご覧下さい。


こちらは、「テューリンガー・ブラートヴルスト」。テューリンゲンの焼きソーセージです。
ニュルンベルガーと比べると長くて太く、噛んだ時にマジョラムの爽やかな香りが口中に広がります。


こちらは、「ヴァイマーラー・ツヴィーベルクーヘン」。ワイマールの玉ねぎケーキです。
ピザのように薄いのが特徴のこちらのツヴィーベルクーヘンは、玉ねぎと発酵生地との境界が分からないくらい、玉ねぎがトロトロでアツアツのところを頂くのが美味。塩気が利いているので、ビールとの相性も抜群です。
レストランだと年中頂ける所もあるようですが、やはり、秋口にパン屋の店頭でオーブンから出したばかりのモノを頂くのが一番です。
こちらは、「カルトッフェル・ズッペ」。ジャガイモのスープです。このスープはドイツ各地にありますが、テューリンゲン地方のモノの特徴は、独特のスパイス使いによるこの色。塩気がかなり利いていて、添えられているミッシュブロートと良く合います。
こちらは、黒ビールを使った「牛肉のグーラッシュ」。グーラッシュ自体は各地で頂けますが、黒ビール入りはテューリンゲンのもの。と言うのも、テューリンゲン地方は黒ビールの産地のひとつでもあるのです。
また、ここで御紹介したいのは、お皿の奥にある丸いモノ。「テューリンガー・クローセ」と言って、テューリンゲンのジャガイモ団子です。その特徴は、製造工程におけるジャガイモの二刀流使い、そして、中心にいわゆるクルトンが包み込まれているところです。
こちらは、「ロースト・ブレーテル」。いわゆる豚肉のソテーです。これは、豚肉が隠れんばかりのキノコソテー添え。




では、テューリンゲン地方のお菓子を一部ご覧下さい。


こちらは、「シュマント・クーヘン」。サワークリームのケーキです。
右上の写真はパン屋のもので、一般的にはこのように天板で大きく焼いて四角くカットします。お菓子屋のものは店にもよりますが、左上の写真のようにデコ型で丸く作られていることが多いです。
中に入れるフルーツは、リンゴ、チェリー、西洋すぐり等、季節によって変わりますが、「みかん入り」は大概、年中あります。


テューリンゲンのモーンクーヘンと言えばこちら、チーズ生地とモーン生地の白黒の2層になったもの。一見、この二つの味が合うとは考えにくいかも知れませんが、一口食べればその相性の良さに驚かされます。
上記のシュマントクーヘンと同じく、テューリンゲンでは定番のお菓子です。
ドイツ各地で見かける、そぼろ生地が振りかけられた一般的なモーンクーヘンももちろん、あります。




ワイマールで毎年秋に開催される「玉ねぎ祭り」に関しては、こちらをご覧下さい。

Zwiebelmarkt