「楽園」
足立 洋史木版画展会場風景
於:はやかわ創造空間『cocoroto』
平成24年11月3日〜11月25日
ご挨拶
本日はご来場いただきまして、誠にありがとうございます。 昨年の東日本大震災では、数多くの尊い命が失われました。ご冥福をお祈りいたします。そこに暮らす人々にとっては“その時”が来るまでは想像だにしなかったことでしょう。被災された方々、また我々にとっても、それまでの日々は悩みや苦しみがあったとしても、日常そのものが・・・この世に生を受けたということが、この世界そのものが「楽園」だったのではないでしょうか。 「楽園」のなんとあたり前であることか、失いやすいことか、得難いものか、我々は「楽園」を取り戻す事ができるのか・・・?そんなことを想いながら二十三枚の連作を作製いたしました 今回は背景に墨で色づけをし、画面に深みと重みが出るようにし、神話的なイメ−ジで作成いたしました。それが伝わるような作品になっているかどうか、御鑑賞下さい。 単品「清姫」は安珍清姫の物語を題材にしました。私にとっては長い間温めていたテ−マです。これからも色々なバリエ−ションで表現してゆきたいと思っています。 拙くはありますが「百年経っても 百篇眺めても 色褪せないもの」を目指して制作をつづけてゆきたいと思います。 ご意見等、頂ければ幸せに存じます。 2012年11月3日 足立 洋史 |
数多くの方に、また、遠方よりわざわざお越しいただきまして有難うございました。
皆さまのおかげをもちまして、無事会期を全うする事ができました。
貴重なご意見を作品の糧に、これからも制作を続けてゆきたいと思います。
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