(大阪支部作成「ビデオ膠原病入門」より)

〔膠原病入門の目次へ戻る〕


前のページへ  次のページへ

bT 膠原病の原因(2)


←【図14】

 もう一つ考えられているのは環境因子です。
 風邪や肺炎などの感染症やある種のお薬、そして紫外線やストレスといった要因が重なると膠原病は発症しやすくなることが考えられています。
 例えば風邪をひいて体調が悪くなったことをきっかけとして、膠原病が発症する可能性があるということですが、決して膠原病自体が人にうつるといった感染症ではありませんので、お間違いの無いように。


←【図15】

 またほとんどの膠原病は女性の方が圧倒的に多く、例えば全身性エリテマトーデスでは9割の方が女性です。
 よって女性ホルモンが何らかの影響を与えているのではないかと考えられています。


←【図16】

 以上、膠原病の原因をみてきましたが、膠原病は一つの原因ではなく、ある種の体質といった遺伝因子や環境の因子が複雑に関わりあって、多くの要因により発病するのであろうと考えられていますが、まだまだはっきりとわかっていないことが多いのも現実です。


前のページへ  次のページへ