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膠原病の治療は、主として薬による治療を行います。ここでは膠原病の治療例の代表として全身性エリテマトーデスについてみていきます。
←【図28】
まず病気の活動性を症状や検査によって判断します。
活動性が無い場合には、経過観察や薬を減らしていくことになります。
また内臓に病変が無く、関節痛や筋肉痛のみの場合は消炎鎮痛薬を用います。
また内臓に病変がある場合などは、消炎鎮痛作用と免疫抑制作用もあるステロイドというお薬を少量から中等量用います。
さらに神経症状なども併発した重症の場合は、多量のステロイドを用います。
またステロイドのみでは有効でない場合やステロイドの副作用が大きい場合には、免疫抑制剤などの治療を併用する場合もあります。
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