(大阪支部作成「ビデオ膠原病入門」より)

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bQ1 膠原病の治療の補足(1)

◆膠原病の治療の補足

1.免疫抑制療法(ステロイド)

←【図50】

 膠原病の治療に使用されるステロイドにも様々な種類があり、薬によって効果は異なります。

 一般的に用いられるプレドニゾロン(商品名プレドニン)の抗炎症効果を1としたとき、メチルプレドニゾロン(商品名メドロール)の効果は1.25倍、ベタメタゾン(商品名リンデロン)の効果は7〜10倍になっています。


←【図51】

 ステロイドを用いた特殊な治療法としてパルス療法があります。これは膠原病による腎炎や肺炎が急速に進行した場合に用いられることがあります。

 ステロイド・パルス療法としては、例えばメチルプレドニゾロンを1日500〜1000mgを点滴によって3日間連続で投与します。このように大量にステロイドを投与する割には副作用は少ないと言われていますが、頻繁に行える治療ではありません。

2.免疫抑制療法(免疫抑制剤)

←【図52】

 免疫抑制剤であるシクロフォスファミドを用いた特殊な治療法としてエンドキサン・パルス療法を行う場合もあります。この場合、出血性膀胱炎などの副作用に注意が必要です。

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