−過去日記:2003年4月後半− |
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何がやばいって、会社のパソコンに入っているフリーセル、あれがやばい。 そう、そもそも会社にあるようなコンピュータは「ワークステーション」って言って 本来事務管理とかそう言ったお仕事用に作ってあるもののはずなのだ。 そんなコンピュータのはずなのにあの中毒性の高い「フリーセル」がはいっている。 更にXPだったりするとデフォルトでメッセンジャーが入っている。 そう、これはまさに「君達お仕事サボりなさい」ってビルゲイツが言ってるようなものだ。 しかし俺は考えた。ここで奴らの言いなりになったら日本経済はだめになる。 まさにこれはビルゲイツからの挑戦状なのだ。そう、家に帰れば奥さんに襲われ、 バーに行けばヤ○ザに襲われる、あの不条理なほどの挑戦状をいまビルゲイツは 俺たちに叩きつけてきたのだ。 俺は必死で抵抗した。何も考えずに一心不乱でプログラムを組んだ。 研修のテキストもどんどん読んで、面白そうなプログラムを片っ端から打ち込んだ。 そして戦いの時は終わり、終業のチャイムが鳴ったのだ。 そう、俺は勝ったのだ。そしてノルマンディに首尾よく上陸した 連合軍のような晴れやかな顔で、俺はパソコンを見つめてやったのだ。 「どうだ、俺は貴様の誘惑には負けなかったぞ!」と。 不意にパソコンが暗転し、そこにはビルゲイツの顔が映る。 そしてその映像の下に、こんなメッセージが記されていた。 「こんな下らない仕事に真面目になってるんじゃねぇよ。」 |
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