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皆さん、「青少年有害社会環境対策基本法」と言うものを ご存知ですか？これは今回の国会で成立されるであろう法律の名前で、 簡単に言うと読んで字のごとく 「有害な社会環境は取り締まります」と言う法律です。 これだけだと別にたいした事はない法律だと思われるかもしれませんが この法律の恐ろしいところは、 １：この法律の言うところの「有害」の定義が曖昧である ２：この法律は事実上全てのメディアに対する言論の弾圧である。 と言うことです。まず１から簡単に説明していきますと、 普通「有害」と聞くと、性描写、あるいは暴力描写を連想しますが、 恐ろしいことにこの法案にはその「有害」の定義が 全く持って記述されていません。極端な話恐ろしい屁理屈をこねれば 何だって有害になってしまうわけです。昔何かの裁判でありました 「猫をレンジであっためたら猫が死んだ、メーカーは責任もて」 レベルの屁理屈でも、国がいいと判断すれば通ってしまいます （ちょっと変な例えでしたが） で、このことはすなわち２で述べた、「言論の弾圧」 につながるわけです。つまり国が「有害である」 と判断したものはどんなものでも、 （性的描写、暴力的表現は真っ先にやられると思いますが、 最悪の場合個人的思想も）弾圧の対象となるわけです。 また「全てのメディア」と言ったとおりこの対象にはＴＶ、 書籍と言ったものからインターネットまで 全てのメディアが対象になります。 俺も個人サイトをもっている身としてこれは他人事ではありません 先ほど言ったとおり、有害の定義が曖昧である以上、 下手な発言をすれば即削除の可能性をいつも秘めているわけです そうすると間違いなく国が望むような、いわゆる「いいこちゃん」を 常に演じなければならないのです はっきり言ってそんなことは俺は苦痛ですし （だからと言って何でもありはいけませんが） 閲覧者のほうも退屈なものになってしまうのではないでしょうか？ ぶっちゃけた話、この法案が通れば２ちゃんねるは 間違いなく閉鎖されるでしょう。２ちゃんねるは、傍から見れば 「誹謗中傷差別発言が平気でまかり通るところ」 ととらわれがちですが、活発な議論がなされている板も いくつか存在します。言うなれば「玉石混合」です。 それを２ちゃんねるの負の側面のみを捕らえて閉鎖されるのは、 はっきり言って日本のネット業界にとって マイナス以外の何者でもありません 以上のことから、この法律は「全メディアに対する」と言うより 「全ての国民に対する」「公共の場での発言に対する弾圧」 と捕らえてもおかしくありません。 今問題になっている「青少年の犯罪」を隠れ蓑として、 合法的に政府は「言論の自由の弾圧」を行おうとしているわけです。 これを悪法と言わずして何と言えるでしょうか？ 以上、自分のこの法案に関する見解を述べさせていただきましたが、 この俺のつたない文章では伝わりきれなかった部分も多いと思いますし 何より俺自身法律に関する知識はほとんどありません ので、これ以上深く突っ込むことはできません よって、この問題に興味を持った方々は、 以下のリンクを参考にしてみてください 緊急更新 （無題） 青少年社会有害環境対策基本法に関する反対表明 （ＲＯＳＦ） 青少年社会有害環境対策基本法案（毎日新聞） 青少年社会有害環境対策基本法関連＆反対サイトリンク集 |