最近ネタ日記をやっていてつくづく思うことがある。それは
「この日記を果たしてどれくらいの人が面白いと思って読んでいるのか」
である。

前にか日記の頭のほうで似たようなこと書いたと思うけれど
「人様が面白いと思ってくれるテキストを書きたい」
が今の俺の運営方針である。
この辺がサイト開始当初と比べると変わったところである。
趣味とは言えWeb上で発表してそれを見てくれる閲覧者が
少なからずいるのである。その閲覧者達に向けて
「今日カツ丼食いました。終わり」ではあまりに失礼である。
向こうだってネットの接続料払って見ているのだから、
それに見合う価値のテキストを書かなければぶっちゃけた話詐欺である
そう考えながら毎日ネタを探しているのである。

そして当たり前だけど自分では面白いと思って毎日アップしている。
しかし、読者はどう捕らえているのかはよく分からない。
だから頭の片隅にいつも
「自分が面白いと思っていることは果たして他人には面白いのか?」
と言う疑問が湧いてくる。

例えば、俺はマガジンは十分面白いと思うのだけど、
漫画の批評サイトでは一部の作品を除き
マガジンは大抵クソ扱いである。同じくモー娘。を絶賛する人が多いが、
俺にはさっぱりわからない。むしろどうだっていい存在である。
「面白い」と思うことは自分と他人では重ならないものである。

もちろん多くの人にとって面白いもの、と言うものは存在する。
さもなくば「先行者」であれだけのアクセスに行くわけもないし、
「ドリフの大爆笑」が長年愛されるわけもない。
もしかするとこうやってWeb上で一般公開している人にとって
常に追い続けなければいけないものは
「多くの人に面白いと思わせるもの」なのかも知れない

念のためいっておくがここで言う「面白い」は「interesting」と「funny」の
両方の意味をこめている。つまりうんうんと感心してしまう「面白い」と、
声をあげて笑ってしまう「面白い」の両方の意味である。
うちはどっちかと言うと後者を求めているわけだが、
当然前者を求めている人だっている。
ここの間に優劣なんぞはないことを承知しておいて欲しい

話が横道にそれたので元に戻すと、
こうやってWeb上で一般公開している以上、
「誰もが面白いと思うものを作ること」を求めることは
管理人の義務であると俺は思っている。

しかしこの「誰もが面白い」てモノは教わってできるものではない。
教わったところで普遍的なものでもない。流行り廃りが存在する。
一時期馬鹿みたいに存在したビジュアル系バンドも
今生き残っているのはグレイとラルクくらいである。
侍魂のヒットとともに山ほど生まれたフォントいじり系のサイトは、
今ではかなり嫌われている。一時期面白いと思われたものも
時とともに風化していく。世の中そんなもんである。

さて、ではどうやって「誰もが面白いと思うもの」を作ればいいのか?
別にそいつを放棄したいのなら放棄したっていい。
その代わりリドミから撤退して大手に「相互リンクしてください」
などというメールは書かないことだ。

要するに身内だけを意識しているのならそれでいいが、
ネット上で有名になるだとか、
「俺の文章を皆に読んでもらいたい」などと思うなら、
上記のことを頭の中にいつも置いておくべきである。

そして、誰もが面白いと思うものを作り上げるためには、
常に誰かに見られていることを意識しなければならない。
意識しすぎも問題であるが。
そうすれば自ずと答えが見えてくると思う。あまりトップを重くしない。
見やすいデザインにする。独り善がりな話にしない。
身内ネタは極力避ける。使うのであれば背景とかを
分かりやすく説明する。起承転結をしっかりする。
オチをつけるのなら誰もが裏切られるようなネタにする。
そういったことが必要だと思う。

あと、当たり前だが完全なパクリは禁物である。
誰が好き好んで有名サイトの劣化版なんぞ見るか
オリジナリティーも重要な要素の一つではないかと思う。

念のためいっておくがこれをやればアクセスアップ間違いなし、
てわけではない。アクセス数などそんな単純じゃない。
ただアクセス数増やすだけなら身内同士で自作自演すればいい
でっかいサイトに喧嘩売れば一躍有名人にもなれる。
最もそんなことしても嫌われるだけなので元も子もないが。
実例を見ているだけにお勧めはできない。ていうかするな。

ここで言っているのは、サイトの質を上げることである。
「質」と言うと抽象的で分かりにくいが、要は閲覧者が100人いたら
100人とも納得してみてくれるようなサイトを目指すことである。
こう言うサイトなら例え閲覧者が1万人いたとしても
それらの5割がアンチか荒らしのサイトより
十分面白いのではないかと思っている。

うちのサイトもこういったことを意識して、これからも精進していきたい。






Back to Top
一つ前に戻る