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果実の鮮度保持・糖度向上緩衝材・フルーツネット・フルールキャップの製造販売

TEL. 011-737-7377

〒001-0017 札幌市北区北17条西4丁目1-11-205

果実の鮮度保持・糖度向上緩衝材(フルーツネット)PRODUCTS

製品
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フルーツネット(果実の鮮度保持・糖度向上材配合)

toudo-1 注文番号 FU-8号
用途 林檎・梨・桃
サイズ 直径80×長さ130o(w)
弱ホワイト(湯の華を配合しています)
1パック 100枚
希望卸売価格 620円(税込み/送料別途)


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果実の鮮度保持・糖度向上発泡ペレットの加工

toudo-2
 国産(旭化成)発泡ペレット 二股温泉「湯の華」粉末  多機能性発泡ペレット 
 tenji-1
林檎箱-1 林檎箱-2 林檎箱-3

1

果実の鮮度保持・糖度向上緩衝材

収穫後の果物は、直ちに販売される場合もあるが、一般的には、生産者から消費者に届くまで所定の流通期間があり、その過程で果物を保管、輸送、陳列等するために果物を箱や袋に詰めたり、シートで包んだり、緩衝材を隙間に充填したりすることが行われています。それらの箱、袋、緩衝材等の包装材は、目的に応じて多様な形状のものが作製されています。

多機能性プラスチックペレットで作られた緩衝材は、収穫後の果物の包装材に埋め込む炭酸ガス発生源として、炭酸カルシウム含有量の高い「湯の華」を利用できないかという発想により開発したものです。温泉の沈殿堆積物である「湯の華」は、健康に良いことが知られており、そのまま入浴剤として用いられる他、粉末を衣類、寝具、サポーター等に練り込んだものは知られています。しかしながら、従来の利用法はいずれも人間の身体を対象としたものであり、人間以外の物、それも食品や果物の包装材に利用したものは知られていません。

炭酸カルシウムを主成分(90重量%以上)とする「湯の華」は希であり、北海道の二股ラジウム温泉と、米国のイエローストーン国立公園の温泉群のみといわれていて、現在も日々堆積しており、極めて豊富に存在します。また、汎用プラスチックと同程度の価格で入手可能であり安価です。

この多機能性プラスチックペレットで作られた果物用緩衝材は、果物の鮮度を長期間保持する効果と、保存中に糖度を向上させる効果があります。これは、以下のような要因によると考えられます。

炭酸カルシウム含有量が極めて高いことにより、微量の炭酸ガスを放出します。炭酸ガスは、果物の呼吸の抑制のほかにも、クロロフィルの分解抑制、成熟・老化ホルモンであるエチレンの生成抑制などの作用がある他、多孔質でもあるため汎用プラスチックに分散させることで、プラスチック複合材の保温性と吸湿性が増すことも、糖度向上に寄与すると考えられます。

また、「湯の華」はpH7.5程度の弱アルカリ性であるため抗酸化力があり、これは、果物に生じる活性酸素を抑制し、酸化の連鎖反応の進行を抑止することができます。(特願2014-143917)


1
 @鮮度比較試験
 「湯の華」10%  「湯の華」0%
開始
 toudo-3  toudo-4
48日経過
 toudo-5  toudo-6
 toudo-7
 toudo-8

1
A鮮度比較試験
 「湯の華」10%  「湯の華」0%
開始
 toudo-9  toudo-10
 84日経過
toudo-11  toudo-12
111日経過
 toudo-13
 toudo-14


1

 B鮮度比較試験
「湯の華」10% 「湯の華」0%
開始
toudo-15   toudo-16
81日経過
toudo-17  toudo-18 
108日経過
 toudo-19
toudo-20 

1
 C腐食比較試験
 「湯の華」10%  「湯の華」0%
 開始
 toudo-21
9日経過
 toudo-22 toudo-23 
13日経過
 toudo-24 toudo-25 
普通の容器に入れたパンは11日目から白いカビが僅か発生。
鮮度保持容器に入れたパンはまったく変化なし。
16日経過
 toudo-26 toudo-27 
普通の容器に入れたパンはかなり広範囲に青黒いカビが増殖。
鮮度保持容器に入れたパンはまったく変化なし。

1

(1)糖度比較実施例

実施例@〜Gの鮮度保持・糖度向上素材は発泡ポリスチレン(PS)に増結剤を加えた総量に対して、温泉の沈殿堆積物(湯の華)を微粉末化したものを10%添加し、発泡スチロール箱に成型した。

糖度測定器は千代田電子工業(株)製果実非破壊測定器CD-T100卓上タイプで糖度を測定した。

試験試料は

@いちご(栃木産)
A梨(山形産)ラ・フランス
Bみかん(和歌山産)

C柿(山形産)
D林檎(長野産)

E林檎(青森産)王林
Fグレープフルーツ(アメリカ産)

G梨(新潟産)

を各2個各ずつ用意し各果実の測定定点を定め、期間経過後の糖度を千代田電子工業(株)製果実非破壊測定器CD-T100卓上タイプで測定した。
試験区1「湯の華10%」は、発泡ポリスチレン(PS)に増結材を加えた総量に対して、温泉の沈殿堆積物(湯の華)を微粉末化したものを10%添加し、発泡スチロール箱に成型した中に入れた。

試験区2「湯の華0%」は通常の発泡ポリスチレン(PS)を発泡スチロール箱に成型した中に入れた。
試験試料すべてにおいて、試験区1「湯の華10%」が試験区2「湯の華0%」と比較して糖度が高くなることが確認された。

また、腐食進行度合いも試験区1
「湯の華10%」が試験区2「湯の華0%」と比較して大幅に遅れることが確認された。

1
表1
いちご(栃木産)
 経過日数(日)  糖度 
   試験区
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」0
 0 8.8 8.1
 1 9.4 8.7 
 2 9.6 8.9 
 3 10.3 9.0 
 4 10.6 9.2 
 5 10.8 9.4 
toudo-28
1

表2
梨(山形産)ラ・フランス

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」0
 0 11.1 11.3
 1 11.4 11.8
 2 11.6 11.3
 3 11.6 12.4
 4 11.7 12.1
 5 11.6 12.5
 6 11.8 12.4
 7 11.9 11.3
 8 11.8 11.6
 9 12.4 12.0
10 13.0 12.0
toudo-29
1

表3
みかん(和歌山産)

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」0
 0 13.7 13.9
 1 14.4 14.2
 2 14.2 14.1
 3 14.0 14.0
 4 14.2 14.1
 5 14.1 14.3
 6 14.2 14.0
 7 14.0 14.1
 8 14.4 14.3
 9 13.8 13.9
10 14.8 14.3
11 14.9 14.4
12 15.2 14.7
13 15.3 14.5
toudo-30
1
表4
柿(山形産)

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」0
 0 15.5 15.3
 1 15.1 15.0
 2 15.1 15.1
 3 15.4 15.6
 4 15.3 15.1
 5 15.6 15.6
 6 15.6 15.6
 7 16.3 16.2
 8 16.5 16.5
 9 16.8 16.3
10 16.9 16.3
11 17.9 16.7
12 17.7 16.7
13 19.3 17.5
toudo-31
1
表5
林檎(長野産)

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」0
 0 19.5 18.6
 1 20.2 18.8
 2 19.9 19.2
 3 20.0 18.1
 4 20.3 18.8
 5 20.0 18.4
 6 20.3 18.8
 7 20.0 18.4
 8 20.1 18.4
 9 20.4 18.9
10 20.2 18.9
11 20.8 19.2
toudo-32
1
表6
林檎(青森産)王林

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」0
 0 15.3 15.4
 1 15.9 15.5
 2 16.0 15.7
 3 16.1 15.8
 4 16.0 16.1
 5 16.0 15.9
 6 16.2 16.1
 7 16.4 16.2
 8 16.3 16.3
 9 16.2 16.4
10 16.2 16.4
11 16.8 16.5
12 16.8 16.4
13 17.2 16.8
toudo-33
1
表7
グレープフルーツ(アメリカ産)

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」0
0 12.6 12.3
4 12.7 12.4
9 13.4 12.4
13 13.8 12.5
19 13.8 12.6
26 13.9 12.6
35 14.1 12.9
39 14.5 12.8
41 14.4 13.1
toudo-34
1
表8
梨(新潟産)

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」0
0 12.4 12.4
4 12.6 12.4
9 13.1 12.2
13 13.4 13.3
19 13.3 12.8
26 14.3 13.5
35 15.4 14.3
39 17.8 14.1
41 18.9 14.7
toudo-35
1
(2)糖度比較実施例

実施例H〜Mの鮮度向上素材は発泡ポリスチレン(PS)に増結剤を加えた総量に対して、温泉の沈殿堆積物(湯の華)を微粉末化したものを10%、1%それぞれ別々に添加し、発泡スチロール箱に成型した。
糖度測定器は千代田電子工業(株)製果実非破壊測定器CDT100卓上タイプで糖度を測定した。
試験試料は
Hトマト(北海道産)
Iマンゴー(フィリピン産)
Jプリンスメロン(茨城県産)
K赤肉メロン(茨城県産)
Lキウイ(ニューシ゛ーラント゛産)
Mトマト(北海道産)

を各3個ずつ用意し各果実の測定定点を定め、期間経過後の糖度を千代田電子工業(株)製果実非破壊測定器CD-T100卓上タイプで測定した。

試験区1「湯の華10%」は、発泡ポリスチレン(PS)に増結剤を加えた総量に対して、温泉の沈殿堆積物(湯の華)を微粉末化したものを10%添加し、発泡スチロール箱に成型した中に入れた。
試験区2「湯の華1%」は、発泡ポリスチレン(PS)に増結剤を加えた総量に対して、温泉の沈殿堆積物(湯の華)を微粉末化したものを1%添加し、発泡スチロール箱に成型した中に入れた。
試験区3「湯の華0%」は通常の、発泡ポリスチレン(PS)を発泡スチロール箱に成型した中に入れた。

試験試料すべてにおいて、試験区1区「湯の華10%」と試験区2区「湯の華1%」と試験区3「湯の華0%」と比
較して糖度が高くなることが確認された。
また、腐食進行度合いも試験区1「湯の華10%」と試験区2「湯の華1%」試験区3「湯の華0%」と比較して大幅に遅れることが確認された。

1
表9
トマト(北海道産)

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」1
 試験区3
「湯の華」0
0 13.3 11.7 13.1 
3 13.4 12.2 13.4 
6 13.8 12.1 13.1 
9 13.8 12.1 12.7 
12 15.0 13.8 13.3 
15 14.4 14.3 13.8 
19 15.6 13.8 14.0 
toudo-36
1
表10
マンゴー(フィリピン産)
 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」1
 試験区3
「湯の華」0
0 12.7 13.2 13.3 
3 12.6 12.9 13.4 
6 13.7 14.1 13.6 
9 13.4 13.9 13.9 
12 14.1 15.8 14.3 
15 15.3 17.7 14.5 
19 15.6 16.8 15.0 
toudo-37
1
表11
プリンスメロン(茨城県産)

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」1
 試験区3
「湯の華」0
0 12.2 12.0 10.2 
2 12.7 12.6 10.5 
4 12.9 14.7 10.1 
6 14.7 12.9 9.6 
8 14.7 13.8 10.0 
10 16.4 14.5 10.9 
toudo-38
1
表12
赤肉メロン(茨城県産)

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」1
 試験区3
「湯の華」0
0 12.2 12.4 11.0 
2 16.1 12.5 10.6 
4 19.8 13.9 11.8 
6 21.3 14.1 11.5 
9 21.9 15.6 13.1 
12 21.6 15.1 11.9 
16 20.6 15.0 12.2 
toudo-39
1
表13
キウイ(ニュージーランド産)

 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」1
 試験区3
「湯の華」0
0 15.6 17.6 17.4 
3 16.4 18.3 18.3 
6 16.4 18.5 17.4 
9 17.2 18.8 17.8 
12 17.0 18.9 18.4 
15 16.9 19.0 18.2 
17 17.4 19.8 18.5 
20 18.3 19.4 18.5 
toudo-40
1
表14
トマト(北海道産)
 経過日数(日)  糖度 
   試験区1
「湯の華」10
 試験区2
「湯の華」1
 試験区3
「湯の華」0
0 10.1 11.6 11.1 
3 11.8 12.9 11.6 
6 11.2 12.0 11.1 
9 12.0 12.6 11.5 
12 12.5 13.3 12.0 
15 12.7 12.7 11.7
17 12.9 13.0 11.5
20 13.5 13.2 11.3 
toudo-41

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