あいの瞳 |
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謎 神秘体験
あいの瞳
日本文学館 |
「エビローグ 時空を超えて」
私はこの体験記を書くにあたって、ひとつだけ我が心に強く誓ったことがある。
それは『嘘』というものを、一切排除して書き上げようということである。
勿論この手の体験記を面白くするためには、嘘が必要なのは充分に分かっていながらも
あえてその手法は封印したのだ。
今こうしてエピローグを書くにあたり、心から思うことは、使命感を果たせたという充実感で
いっぱいだということだ。
ほら今、いつか出会った学生服の少年が、この私に向かって『ニッコリ』と微笑みかけた
ような気がした。 |