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安藤君平

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安藤君平

安藤君平
「超」怖い話†
(クロス)

安藤君平

竹書房文庫
勁文社の「超」怖い話の初版の筆者。
初版本に掲載された安藤君平執筆の23話と
新作14話から構成されている。

「夢枕に立つ」
近所の主婦が亡くなる時に、夢の中で挨拶に来た。
翌朝、そのご主人より同じ内容の死因を聞く。
また、その数年後は、亡くなった主婦が『久々に家に戻ったが知らない
女が家にいるのであの世へ帰る』と夢に出た。
再婚していたのを知らなかったよう・・・

「お札の霊験」
禅の修業を積んだことのある男性の奥さんがたびたびの霊の出現と
金縛りに悩まされていた。
男性は、ある密教系のお札を取り寄せ、それを部屋の天井へ貼った。
すると、今まで頻繁に起こった金縛りがパタリと止んだ。
その後、その密教のお寺は脱税で上げられ、坊さんが殺人罪で逮捕される始末。
しかし、その後もお札の効き目は抜群だったとのこと。

安藤薫平

安藤君平
「超」怖い話
(単行本)
人気シリーズ初版
安藤薫平編集

ケイブンシャ

文庫本では
安藤君平
「よっこらしょ」
ある男性の大学時代の体験。
彼の大学の合宿所はホントに出る場所だった。
ある日、合宿所に泊まった彼は金縛りに遭った。
初めてのことだったので、どうやって解除したらよいかと思案の末
彼の寝ているベッドから床に体を落とすことを思いついた。
早速、実行に移すが中々ベッドの端へたどり着かない・・・
やっとのことで、あと少しで落ちるところまで来た。
渾身の力を込めて体を回転させると、あろうことか床が真下に見えた。
そして彼は何者かによって、『よっこらしょ』と元のベッドの位置に戻されてしまう。
それは、彼が疲れ果てて眠ってしまうまで繰り返された。

文庫本の 「超」怖い話には掲載されていない話

安藤君平

安藤君平
「超」怖い話

安藤君平編集

勁文社

「イボの花が咲く」
5歳の時の筆者自身の体験。
左の手のひらの上部一面に6~7個のイボができた。
子供の手には、似つかわしくないものだったが、そのイボはなかなか
消えなかった。
そんなある日、母方の祖母が手を見るなり『イボの花が咲いとる』と言った。
『昔からイボの花が手に咲くと、身内の者が死ぬっていうからの....。
誰か死ぬと、このイボは消えるんだわ....』
果たして、その一週間後、父方の祖父が亡くなった。
葬式が終わった後、不思議なことに6~7個あったイボはすべて消えていた。


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