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| 戦慄!現代の怨霊地図 コスミック出版 ロサンゼルス市警拘置所での疑惑死の17時間前の心霊写真 |
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心霊Japan 晋遊舎 中岡俊哉の心霊写真 |
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おきなわの怪談 文/徳本英隆 絵/安室二三雄 沖縄文化社 「大和の幽霊船」 屋慶名海峡は、うるま市の藪地島と屋慶名港にはさまれた天然の水路です。 かつて、この水路を船で通るときには、東大神と呼ばれる岸辺の祠で帆をおろし、頭を下げてから 船を走らせるというしきたりがありました。 そうしなければ、たちまち海が荒れ、とても船を進めることが出来なかったそうです。 伝説によると、このしきたりを知らない大和の軍船がやってきて、こともあろうに祠の石の香炉で 刀を研いでしまいました。 これがご神体の怒りに触れたのでしょう。 船はあっという間に転覆させられ、深い海の底へと沈んでいきました。 それからというもの、ときどき海峡の方から櫓のの音や船歌が聞こえてくるようになったそうです。 また、海峡に目をやると、晴天の日には帆を上げた大和の幽霊船が見えたそうです。 |
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| らくたび文庫 京都・魔界巡り コトコト 三条京阪近くに『妖怪堂』というユニークなカフェがある。 古い町家の建物でオリジナルな妖怪グッズも販売している。 オーナーの葛城さんは、明治十六年創業という伝統ある古道具屋さんの四代目。 友達に借りた本で魔界に興味を持ち、牛鬼を描いたTシャツなどの妖怪グッズを作り始めた。 その後、この牛鬼が自分の苗字と同じ奈良の葛城山にいたのを知り、『運命』を感じた。 最近、母方の先祖が、一条戻橋での鬼女退治で有名な渡辺綱とつながっていることがわかり ますます妖怪にはまり込んでいるとのことだ。(京都市左京区孫橋通新麩屋町東入大菊町151-1) |
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| 風怪 風の怪談舎 編 三五館 「シロ」 N子さんが高校生の頃から飼っていた猫の話。 ある日、床下に入り込み、出られなくなっていた猫がシロ。 そのままN子さん宅で飼うことにした。 やがてN子さんは結婚して家を出たが、実家に帰って来ると、シロはN子さんの膝の上に乗ってきて 『忘れてないよ』 とでも言うようにゴロゴロ甘えたという。 N子さんが出産のために里帰りした際も、シロは優しく見守ってくれた。 無事に生まれてきた赤ちゃんが泣くたびに、シロは心配そうに赤ちゃんの元へ駆け寄ってきた。 事件は、自宅へ帰ろうとしていた日に起きた。 N子さんが、赤ちゃんが寝ている間に荷物の整理をしていると、シロがものすごい勢いでやってきて ニャーニャーと鳴き、赤ちゃんのいる方向を見つめていた。 すぐにN子さんが赤ちゃんを見に行くと、顔面蒼白で、激しく嘔吐していたのだ。 救急車が呼ばれ、搬送されている途中、なんと呼吸が止まってしまった。 『赤ちゃんが死んでしまう! 神様、どうか助けて!』 N子さんは必死に祈った。 救急隊員の懸命な蘇生で、病院へ到着するときには呼吸を取り戻し、一命を取り留めた。 しかし赤ちゃんが病院へ運ばれている間に、もう一つの事件が起きていた。 これまで、絶対に家から出ることのなかったシロが、玄関から飛び出して行ったのである。 そして場所を知っているかのように、一直線に近くを流れる川に身を投げたのだ。 一部始終を見ていたN子さんの弟によると、今にして思えば、シロが命を投げ出す代わりに 赤ちゃんの命を助けたかのように見えたのだという。 N子さんも、シロが赤ちゃんを助けてくれたと思っているそうだ。 |
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| ネットでは流れてない芸能界の怖い話 TOブックス 「ラブホテルの呪縛霊」 AD歴五年の女性の体験。 それは『気になるお仕事の裏側全部見せますSP』という番組をADで担当した時のこと。 『ラブホテルの裏側にどんな苦労があるのか調べたいから。悪いけど、お前、実際に一週間 くらい働いてみてよ』 という訳で、私が体験することになったラブホテルは、渋谷にある老舗でした。 主に掃除をやってこいとのことで、使い終わったコンドームは当たり前。二十四歳の私には 刺激の強いものでした。 そんな清掃業にもようやく慣れてきた、ある日のことでした。 いつも通りベッドメイキングをしていると、背後に視線を感じたのです。 恐る恐る振り返ると、そこには色白で坊ちゃん刈の幼児が、薄汚れたうさぎの人形を抱え 恨めしそうな目で私を刺すような目で見つめていたんです。 『ギャ~、出た~~』 廊下へ飛び出すと、今度は廊下の電気が消えました。 『誰か~、助けて~』 『どうしたんだい? 大丈夫?』 一組の年配のカップルが心配そうに声をかけてくれました。 品の良い心優しい二人の姿を見た瞬間に、お婆さまに抱き着いていました。 『幽霊を見たんですぅぅ 超怖かったですぅぅ』 『幽霊は怖くないよ 大丈夫』と優しく声をかけてくださいました。 その後、全室の掃除を終えた私は、経営者のいる受付で、子供の幽霊を見た話。年配のカップルに 助けられた話をしました。 すると、子どもは経営者のお婆さんのお孫さんであることが判明! 『年配カップル・・・? 今部屋を使っているお客さんにご年配は一組もいないよ』 『え?どういうことですか?』 『あんた、それ何階で見た?』 『四階ですけど』 まさかと思うけど、防犯カメラ見てみようか』 防犯カメラには、私が一人で、”誰か”と話している映像が残っていました。 実は四階の部屋で、ちょうど一年前に年配カップルが心中をしたというのです。 しかも、容姿は私が見た通りの人だったと・・・・ |
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| テレビでは流せない芸能界の怖い話(芸人が遭遇した最恐怪談集) TOブックス 「お客さん0人のライブで」 お笑い芸人Sさんから聞いた話。 今ではテレビでその姿をよく目にするSさんですが、数年前までは都内のお笑いライブ しかも素人同然の新人芸人も出演するような小規模ライブにも出ていたそうです。 その日は、事務所に所属していないフリーの芸人が主催するライブで、Sさんのコンビも 出ることになっていました。 19時、開演。客席に誰もいないままライブはスタートしました。 出番は進み、次はSさんコンビの番 『どうも~』 客席にだれもいないと聞かされていたが、もしかしたらお客さんがいるかもしれないと 思った期待は見事に裏切られ、Sさんはネタを真面目にやるのがバカバカしくなった。 そこで、お尻を出したり、へんなダンスを踊ったりと、ふざけはじめた・・・ 相方が『マジでやめろ!客に失礼だろ!』 不思議に思ったSさんでしたが、相方の声のトーンが本気だったので、ちゃんとネタを やり直したそうです。そしてネタを終え、袖に下がると聞いた。 『客に失礼って、0人だったじゃん』 『は? 2人いただろう。最前列に老夫婦が。お前がケツ出した時、スゲー嫌な顔してた』 その老夫婦は、Sさんの相方にしか見えていなかったそうです。 |
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| テレビでは流せない芸能界の怖い話(裏事情編) TOブックス 「赤帽のホームレス」 今では僕の手掛ける舞台のチケットは完売、俳優としての知名度もそこそこあるのではないか。 そんな風に自負している、少々、自信過剰なTです。 高校を卒業した後、舞台俳優を目指して田舎から上京した頃の話。 とにかく貧乏で、居酒屋のアルバイトの帰り道に寄った公園で知り合った赤帽のオッサン。 公園で何度か一緒に酒を飲むうちに、若いころは工事現場で働いていたが、50歳を過ぎて 現場で怪我をしたことがきっかけでホームレスになったことを知った。 ある日、オッサンに二週間後に開催される舞台のチケットを手渡した。 『これさ、俺たちの舞台のチラシ。チケット代なんていらないし、その格好のまま来てよ』 そして迎えた舞台当日。会場を見ていた僕は、例の赤い帽子を発見した。 『あ! おじさん』 僕は思わず、離れた場所から声を掛けたが、オッサンには届かなかったようだ。 舞台が終わった3日後、おっさんを訪ねて公園に行くと・・・ オッサンは1週間前に亡くなり、俺たちの舞台をとても楽しみにしていたとのことだった。 あの日、僕が会場で見かけたのはオッサンの幽霊だったんだ。 以来、オッサンの姿は見かけていないが、未だにその姿を探してしまう。 そして、いつも彼が見てくれていることを僕は願っている。 |
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| テレビでは流せない芸能界の怖い話(解禁編) TOブックス 「尾いてくる女」 イケメン俳優Tさんが、ある夜、体験した話。 その夜、Tさんは主演したテレビドラマの打ち上げ会場にいた。 都内のバーを貸し切り、カラオケ、ビンゴ大会、シャンパンタワー、ドラマのNGシーンの上映。 そんな楽しい打ち上げも終わり、会場が自宅近くだったことから歩いて帰ることにした。 繁華街を一人で歩いていると、背後に視線を感じる・・・・ 後ろを見ると、知らない女がビルの壁から右半分だけ顔を出してTさんをじっと見ていた。 自宅へ帰りつくまで、振り向く度に女は右半分だけを物陰から出してTさんを見ていたという。 周りを見回して、女がいないことを確認してマンションへと入った。 そして、風呂から上がり寝室へと入った途端、さっきの女がカーテンの隙間から右半分だけ 顔を出していた。しかも、窓の外ではなく内側から・・・・ 『どうやって入った? どうやって入ったかと言っているんだよ!』 Tさんは恐怖を感じながらも一気に近づき、カーテンを開いた。 その女は、顔も、体も、右半分しかなかった・・・・そして服装は古い着物。 Tさんが失神から目覚めると、女の姿はなかったという。 文献によると、江戸時代に体を真剣で真っ二つにする処刑が行われていたことがあるらしい。 |
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| テレビでは流せない芸能界の怖い話(流出編) TOブックス 「信号待ち」 一時期ブレイクした若手芸人のYは携帯電話依存症。 常に携帯電話の画面に見入っている。 そんな彼が仕事に向かう途中でのこと。 珍しく携帯電話はポケットにしまっていた。 赤信号の横断歩道の手前で止まり、何気なく反対側を見ると若者が携帯電話をいじっていた。 次の瞬間、お婆さんが若者の隣に現れた。 お婆さんは若者へ一瞬目をやると、前を向いて赤信号の横断歩道を歩き出した。 釣られるように若者も歩き出した。 そしてクラクションの音と共に若者はトラックに轢かれてしまった。 Yと目が合ったお婆さんは薄く笑って消えていった。 翌日、その横断歩道には花が供えてあった。 |
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実録 芸能人の体験した心霊現象300 メディアックス |
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| 多摩の怪談ぞくそくガイド だーくプロ けやき出版 小峰峠 あきる野市高尾 夜中、峠道を車で走っていると黄色い帽子をかぶった女の子がカーブのたびに何度も 繰り返し現れた。 よく見ると、手を振る女の子の手首から先がなかった。 トンネルの中では『たすけて、たすけて』という女の子の声が聞こえてきた。 昭和六十三年から平成元年に起きた『連続幼女誘拐殺人事件」の被害者の霊だった。 犯人、宮崎勤被告の供述から、トンネルの上から被害者の体の一部が発見された。 |
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| あなたのとなりの怖い話大百科 ジャイブ 口裂け女、ベッドに潜む男、捨てても戻って来る人形・・・・どこからともなくウワサになる怖い話。 『どうせ、ウソでしょ』 ってどうして言いきれる? あなたがまだ出会っていないだけで、本当なのかもしれないのに・・・・ たとえばこんな経験をしたことはないですか? お風呂場で髪を洗っていると、なんとなく背後が気になったり、夜中にパシッと家がきしむような 音がしたり、風もない室内で物が揺れたり・・・・。 それは恐怖があなたのすぐとなりまで近づいている証拠。 耳鳴りは霊のささやきだって知っていました? 急に片方の肩が重くなるのは、何かがあなたに気付いて欲しくて肩に乗ってくる・・・。 今回この本で紹介するのは、恐怖と出会ってしまった運の悪い人たちの恐い話。 気付かないフリをしていても、あなたのすぐとなりまで恐怖は近づいている。 次は、そう、あなたが体験する番かもしれない・・・・ |
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全日本オカルトミステリーレポート クリエイティブスイート著 宝島社 「怪奇なり、ニッポン!」 日本には、幽霊が出る、呪われているなど、怖いうわさの絶えないオカルトミステリースポットが 多数ある。 本書はその中の86ヶ所を厳選して、調査・紹介するものだ。 オカルトミステリースポットの中には、単なるうわさや都市伝説にしかすぎない場所もなくはない。 しかし本書で紹介する86ヶ所については、そうしたうわさが出回る根拠がある。 何らかの悲しくも無残な事件がそれらの場所で実際に起こっているのだ。 それを知ると、そこがなぜそういった恐ろしい話につきまとわれているのか、納得せざるを 得ない。 この本を読んで、もしどこかの場所を訪れるのであれば、かならず犠牲者たちを供養する 気持ちを持って訪ねてほしい。 |
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| 呪匣実録怪話集 一水社 「サーフィン」 東海地方のある海岸に、極めて難易度の高い波乗りスポットが存在する。 そこを大学生5人が訪れた時の話。 誰一人としてまともに波に乗ることができない。 それを見ていたサークルのリーダーKがボードの上で波が来るのを待っていた。 『今だ』 Kは波を見極め、タイミングを合わせて波に乗った・・・ しかし、すぐに足元がぐらつき、そのまま大きな波へ呑まれて行った。 一度、浜辺に戻ると、水を飲んだらしく呼吸が乱れていた。 『今のはちょっと油断した。今度は必ず・・・』 海上へ再び戻ろうとするKを後輩たちが必死で止めた。 『おまえら、俺が二度も失敗すると思っているのか?』 『ち、ちがいます。先輩が波に乗った時、ボードの下から何本もの白い手が出て来て 先輩の足元をゆさぶるのを、俺達見ちゃったんです。』 |
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ゲーム業界奇譚 ユーゲー編集部 マイクロマガジン 「惹かれて来た者」 私が勤めているのはゲームの下請け会社なのだが、数年前に子供向けの特撮 番組をゲーム化する という仕事を受けた時のこと。 その際、番組に登場するロボットのオモチャを大量に買い込んだのだ。 会社に届いたオモチャは、会議室に置き、みんなが好き勝手に遊んでいたが 数ヶ月が経つと、もう誰もがおもちゃを見向きもしなくなった。 そんな頃、深夜まで会社に残っていたスタッフのひとりが 『誰もいないはずの会議室から物音が聞こえる』 と言うと、それに同調する スタッフが複数名いた。中には声まで聞いた者がいた。 数日後、深夜の会議室で、オモチャをいじる『カチャカチャ』という音にまじって 子供の笑い声を私自身が聞いてしまった。 早速、出社しているスタッフ全員で会議室に入ってみたものの、誰もいない。 このことをゲーム完成の打上げで、販売元の玩具メーカー社員に話すと・・・・ 『亡くなったことを自覚できない子供達が、オモチャに惹かれて集まって来るん ですよ。玩具業界ではわりとよくあることです』 |
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病院でほんとうにあった怖い話 宝島社 「廃病院の窓辺に佇む死んだ院長の幽霊」 求人の張り紙が以前から出ていた小児科医院へ面接を受けに行った。 しばらく待つように言われシートに座って待っていると、診察室の入口付近に 白衣を着た背の高い老人がいるのに気付いた。 『こんにちは!』と声を掛けると、軽く会釈をして立ち去りました。 しばらくすると診察室に入るように言われ、40代半ばの先生に採用をいただいた。 勤務するようになって、度々見かける長身でメガネを掛けた白衣の老人の話を 先輩看護師にすると、それは死んだ先代の院長先生だと教えられた。 その後、医院がビルに建て替えられるため解雇となり、その町を離れた。 数年後、結婚が決まったため、かつての先輩看護師へ連絡すると 医院はビルに建て替えられることなく、今は廃墟となっているとのこと。 『院長先生が、誰もいない2階の窓から見ているんだって・・・・』 先輩看護師が近所の人から聞いた話とのこと。 |
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本当に体験した!恐怖の心霊報告書 双葉社 |
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| 現代怪談実話傑作選私は幽霊を見た 東雅夫編 メディア・ファクトリィ 今は亡き文豪たちから現代の小説家、心霊関係者までの方々の体験話の数々・・・ 平山蘆江、火野葦平、阿川弘之、北村小松、矢田挿雲、牧野吉晴、佐藤春夫 富沢有為男、徳川夢声、池田濔三郎、長田幹彦、三浦朱門、遠藤周作、柴田錬三郎 村松定孝、平野威馬雄、大高興、桝井寿郎、中岡俊哉、新倉イワオ、石原慎太郎 稲川淳二 最後に 編者解説 東雅夫 |
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怪談実話コロシアム 朱雀門出 松村新吉 三輪チサ 黒木あるじ 雨宮淳司 崩木十弐 メディア・ファクトリィ ここに召集されるのは、怪談実話のの世界で要注目の作家たち。 それぞれに託されるのは、四〇〇字換算で五〇枚の紙幅。 すべてをついやして、渾身の一作を投入するもよし。 幾つかの物語で怪異な綴れ織りを編み上げるもよし。 与えられた紙幅をどのように活かすかは、書き手の裁量次第。 求められるミッションは唯一・・・・読者を恐怖と幻惑の極みへ誘うこと! 「地獄を選ぶ」、他六篇(朱雀門出)/夜を待つもの(松村進吉)/ 帰郷(三輪チサ)/怪談女・そして(黒木あるじ)/病める魂(雨宮淳司)/ 警備保障(崩木十弐) |
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男たちの怪談百物語 東雅夫監修 メディア・ファクトリィ 朱雀門出、小原猛、紙舞、紗那、松村進吉、小島水青、黒 史郎、黒木あるじ 安曇潤平、水沫流人、10氏による百物語。 しかし、実際は古(いにしえ)の作法にのっとり99話。 妖怪、前世、霊能者・・・・いろいろなジャンルの話が出てきておもしろい。 |
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霊の世界をさぐる恐怖写真館 ほんたにあった怖い話」編集部・編 鑑定・大窪南 朝日ソノラマ 上の写真は中央やや右上に女の子の顔 下の写真は右端に女子高生と思しき上半身 |
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サラリーマン・OLの怖い話 イースト・ブレス 「日課」 『ごめんください』 上品そうな女性が、ここのところ毎日、会社にやってくる。 課長の奥さんだ。 彼女が現れると課長が慌てて会議室へと連れて行く。 毎日、毎日、いったい何があるのだろうと皆が思っていた。 『ひょっとして、不倫がばれた?』 公然の秘密として、課内に課長の浮気相手がいる。 これは会議室が修羅場になると思いきや・・・。 浮気相手の彼女の口から意外なことばが・・・ 不倫はとっくにバレて、課長の家庭は荒れ、ノイローゼになった 奥さんは自殺したと・・・ 自殺して死んだのに、毎日 『ごめんください』 とやってくるのだと言う。 |
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本当にある「怖い場所」案内全国111ヶ所地図付きガイド 笹倉出版社 「鶯の滝」奈良県奈良市 夕暮れ時は通行止めになる精霊の宿る山奥の滝 奈良奥山ドライブウェイご通る春日奥山原生林は 豊かな自然とたくさんの精霊が宿ると言われている。 この一角に鶯の滝は存在する。 この場所に来ると、懐中電灯が壊れる、車が動かなくなる 人ではない何かが歩いている等の心霊現象が起こる・・・ 管理人が行った際は、懐中電灯も車も壊れない、人でない 鹿やきつねが歩いていた・・・・。 けれど、滝を撮った画像にはオーブが写り、何やら話し声が する方向には、鼻の大きな妖精とフクロウの映像が頭に 浮かんできました。 |
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2011テレビでは流せない芸能界の怖い話 TOブックス 「カメラマンの仕事」 お笑い芸人が海へ落ちるのを撮影するために、あるカメラマンが海の中で待機していた。 お笑い芸人2人が空気バットで打ち合い、負けた方が落ちてくる。 そろそろ落ちてくる頃だろうと身構えていると、突然、足に海草のような物が絡まり 海底へ引っ張られた。 その時、船上でモニターを見ていたスタッフがカメラマンの異変に気づいた。 そして、もしものために待機していたダイバーが出動。 カメラマンは激しく揺さぶられながらも、彼を海底に引っ張るものにカメラを向けた。 それは海草などではなく髪の毛であり、髪の先には目鼻口の付いた女性の首から上が 彼を海底へと引っ張っているのだった。 『俺は死ぬのか』と思った瞬間、両腕の下に手が差し込まれた。 ダイバーが来ると、女は海底へと消えていった。 船上では、その一部始終がモニターに映し出されていて、居合わせたスタッフ全員が 恐怖を目撃することとなった。 |
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テレビでは流せない芸能界の怖い話 TOブックス 「誰?」 ある女優さんから聞いた話。。 彼女は霊感体質で、いろんな場所、場面で心霊体験をしているとのこと。 ただ、話としては『どこかで聞いた話だな~』というようなシチュエーションで ”特に怖い”という印象がなかった。 しかし、最後の1言で印象が一転した。 『全部、同じ男なの』 20数年、心霊体験してきた相手が全て、同じ男の霊とのこと。 誰なのかはわからないんだとか・・・ |
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テレビでは流せない芸能界の怖い話2 TOブックス 「女優に敬礼」 売れっ子舞台女優のK子さんが体験した話。 まだ売れない若い頃、劇団仲間と自主制作映画コンクールに応募するための撮影で 青森の田舎へ来ていた。 映画の内容は、日本初の女性兵士の物語。 1泊2000円の安旅館に5日間泊り込んでの撮影だった。 3日目の晩、部屋のドアをノックされた。 劇団の他のメンバーが来たと思いながら覗き窓を見ると、軍服を来た兵士が立っていた。 兵士の体の色は薄く、後ろの景色が透き通って見えた。 覗き穴から目をそらしたところ 『ドーン』 とドアが更に強い力でノックされた。 『はい』 と思わず返事をしまった。 恐る恐る覗き窓を見ると、兵士は直立不動で敬礼をしていた。 敬礼をしながら、先ほどよりも薄くなり、やがて完全に消えてしまった・・・・ 翌朝、他のメンバーと話をすると、皆のところに兵士の霊が出ていたことがわかった。 『怖くてここには、もう泊まれない』 と全員の意見が一致してホテルへ宿を変更した。 そして、ホテルでテレビを見ていると、昨日まで泊まっていた旅館が炎上している 映像が流れてきた。 もし、あのまま泊まっていたら焼死していたかもしれない・・・・ 軍服を着た兵士は、このことを知らせるために出てきてくれたと、全員が感謝した。 |
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テレビでは流せない芸能界の怖い話3 TOブックス 「信号待ち」 若手芸人Yの体験。 Yは自他共に認める携帯依存症。移動の際も携帯電話から目を離さない。 自宅近くの横断歩道の信号待ちの際も携帯電話から目を離さなかった。 すると、老婆と思しき人が前進するのが視界の隅に見えた。 彼は、横断歩道の信号機が青になったのだと思い、老婆と一緒に前へ進んだ。 突如、大きなクラクションの音・・・見れば、信号は赤のまま。 トラックが止まってくれたお陰で事なきを得た。 それを見た老婆は悔しそうな顔をしながら消えた・・・・ そして、その話を後輩芸人にすると『携帯依存の罰』と言われ、死にかけたこともあり 携帯電話を見ながら歩くのは止めると決めた。 次の日、件の横断歩道で信号待ちをしていると、道路の向こう側で信号待ちをしている 若者がいた。 その若者は携帯電話をいじっていた・・・・・次の瞬間、昨日見た老婆が隣に現れた。 老婆は若者を一瞥すると、赤信号の横断歩道を前へ歩きだした。 それに釣られるように若者も前へ歩き出した・・・・ その後、大きなクラクションの音とともにトラックが突っ込んで、若者は轢かれてしまった。 |
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テレビでは流せない芸能界の怖い話4 TOブックス 「やりすぎたドッキリ」 その時の番組は若手芸人をドッキリで騙すというものだった。 山奥に連れて行き、暗闇の中、火の玉、女の声、人影でもう半泣き状態。 最後に、用意された落とし穴に若手芸人を落とせば、ドッキリは終了。 プロデューサーが若手芸人へ電話をして、落とし穴へ誘導した。 若手芸人は落とし穴に落ち、すぐに救出された。 ロケバスの中で若手芸人が怒り出した・・・・ 『ちょっと、あれは危ないでしょ』 『あんな落とし穴は初めてですよ。怪我したらどうするんですか』 今回の落とし穴は、深さ2メートルほどで下にマットを敷き詰めてあった。 若手芸人曰く 『あんな狭い穴の中にエキストラを入れるなんて危険過ぎます。 しかも、子供やお年寄りまでいたじゃないですか。 もしも、僕が上から落ちていたら怪我させていましたよ・・・・・』 もちろん、エキストラなんて使っていない。 |
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テレビでは流せない芸能界の怖い話5 TOブックス 「オーディション」 夏になるとかならずある心霊番組。 その心霊番組で、芸人に心霊体験を語ってもらう企画が上がってオーディションを することになった。 ある若手芸人Eが 『僕の友達の話なんですが、小学生の頃に3人で近所の廃墟の洋館へ肝試しに 行った時、1人が突然、絶叫して洋館を飛び出した。あとの2人も絶叫して後を追った。 最初に飛び出した子に事情を聞くと ”幽霊が出た、上から見てた” とのこと。 翌日、その子の母親が洋館で首吊り自殺しているのが発見された。 その子が見たのは自分の母親で、その後、その子もおかしくなり自殺した』 その話を聴いていたADの女性が、いつもは意見などしたこともないのに 『その話、嘘ですよね。絶対に嘘。嘘は言わない方がいいですよ』 と若手芸人に食ってかかった。 ディレクターが呆れ顔でADの女性に、知っている話なのかと聞いてみると・・・・ 『Eさんが話している間ずっと、後ろで男の子が ”嘘つくな!嘘つくな!”と言ってた』 実は、Eの話で本当なのは、友達が首吊り自殺した部分だけだった。 |
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テレビでは流せない芸能界の怖い話お蔵入り編 TOブックス 「霊の通り道」 この話は、あるディレクターに聞いた話。 地方のお盆の祭りの様子を、他のディレクターの代わりに取材に行った時のこと。 急遽の代役だったのでホテルの予約も取らずに行ったため、取材は無事に終了 したものの、当日泊まる場所がない。 途方に暮れていると、取材の窓口になってくれた自治体の方が声をかけてくれた。 『うちに泊まりに来たらええが』 お邪魔したお宅は大変に大きな家で、建ってからの年月も感じる貫禄があった。 ただ1つ気になったのは、その家の裏が墓地だったこと。 その夜、おもてなしの料理と酒を満喫した彼は寝室として通された部屋で就寝した。 ふっと目を覚ますと、大人数の足音が聞こえて来た。 その足は、金縛りで動けない彼の頭、胸、腹、足を踏みつけ、先の壁へ消える。 そして、頭の先の壁から現れた次の幽霊の群れが彼の体を踏みつけて行く・・・・。 その異様な光景に彼は気絶してしまう。 翌朝、夜中の体験を家の主人に話すと、『霊の通り道はあの部屋にあったのか』と 納得されながらも『ごめんね~』と謝罪されたとのこと。 それを聞いた彼は、すかさず 『今度、心霊の番組をやるときは使わせてください』とお願いしたそう。 |
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テレビでは流せない芸能界の怖い話事務所NG編 TOブックス 「霊の通り道」 この話は、あるディレクターに聞いた話。 地方のお盆の祭りの様子を、他のディレクターの代わりに取材に行った時のこと。 急遽の代役だったのでホテルの予約も取らずに行ったため、取材は無事に終了 したものの、当日泊まる場所がない。 途方に暮れていると、取材の窓口になってくれた自治体の方が声をかけてくれた。 『うちに泊まりに来たらええが』 お邪魔したお宅は大変に大きな家で、建ってからの年月も感じる貫禄があった。 ただ1つ気になったのは、その家の裏が墓地だったこと。 その夜、おもてなしの料理と酒を満喫した彼は寝室として通された部屋で就寝した。 ふっと目を覚ますと、大人数の足音が聞こえて来た。 その足は、金縛りで動けない彼の頭、胸、腹、足を踏みつけ、先の壁へ消える。 そして、頭の先の壁から現れた次の幽霊の群れが彼の体を踏みつけて行く・・・・。 その異様な光景に彼は気絶してしまう。 翌朝、夜中の体験を家の主人に話すと、『霊の通り道はあの部屋にあったのか』と 納得されながらも『ごめんね~』と謝罪されたとのこと。 それを聞いた彼は、すかさず 『今度、心霊の番組をやるときは使わせてください』とお願いしたそう。 「対処法」 一昔前に、番組をいっしょにやっていたADの女の子から聞いた話。 全ての雑用を任されるのがADの仕事、睡眠時間も驚くほど短く、ほとんど家にも 帰らずにスタッフルームで雑魚寝するのが当たり前。 とにかく、寝られる時に寝る、これが最優先の職業。 そんな生活が続くと、もちろん顔色は悪くなってやつれていくのだが、またの休みや 仕事が早く終わった時に身体を休めるのである。 そのADの女の子はどんどんやつれていくので傍から見ていて心配になった。 話を聞くと、自宅に幽霊が出て眠れないとのこと。 はじめは金縛りだったが、そのうち目に見えないながらも、その存在を感じるように なってしまったと言う。 お祓いに行く時間もないので、聞いたり、調べたりしたら対処法が見つかったとのこと。 それは枕元に刃物を置いておく、それだけだった。 彼女は、枕元にハサミを置いて寝てみた。 すると、翌朝、目覚まし時計が鳴るまでぐっすり眠れたという。 『グッスリ寝られたんですけど、起きたら枕元にハサミが突き刺さっていたんです』 |
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テレビでは流せない芸能界の怖い話タブー編 TOブックス 「ファンレター」 映画監督のSさんが体験した話。 当時、スランプだったSさんは次回作のアイディアが全く浮かばずに途方に暮れていた。 そんな時、一通のファンレターの内容に目が止まった。 『家を出て、最初に出会った子どもの後に付いていけば、貴方の映画は完成します』 ものは試しと自宅を飛び出し、近くの神社まで歩くと子どもがいる。 そして、子どもの後を付けていくと見知らぬアパートの一室へ入って行った。 その一室が見える場所から部屋を覗いてみると、子どもの姿はなく、バスロープを着た 女性と、その背後から刃物を持った黒い影が彼女に襲いかかろうとする姿が・・・・ 犯行現場を目撃したSさんは警察に通報、警官とともに部屋へ突入したが、誰もいない 争った形跡もなかったとのこと。 その後、Sさんはスランプを脱して、新作は完成し大ヒットとなった。 そんな折、警察から連絡が入った。 例のアパートを改めて捜査した結果、床下から女性の腐乱死体が発見されたという。 『もう一度、目撃したときの様子を聞かせてもらえませんかね?』 |
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| テレビでは流せない芸能界の怖い話門外不出編 TOブックス 「よく見る幽霊」 21歳にして初めて霊を見たという女性タレントのAさんの体験。 芸歴3年目の夏、初めてAさんの好きな心霊関係の仕事が入った。 それは霊能者と何人かのタレントが有名な心霊スポットへ行くものだった。 霊能者曰く、今まで霊を見たことが無い人でも、この場所に来ると見てしまうことが よくあるとのこと。 その話の通り、霊能者が指差した場所に存在するはずのない女性の姿を見てしまう。 あれだけ見たがっていた霊の姿だったが、実際に見ると全身が震えてしまう怖さだった。 その霊能者に、Aさんは普段の生活の中で多数の霊を見ていたのに、霊だと気付いて いなかっただけだと言われて、すっかり信じてしまった。 そんなある日、Aさんは同じ霊をよく見ることに気が付いた。 それは中年くらいの男性でくたびれた背広を着た霊だった。思い起こしてみると ある時は人ごみの中、ある時は金縛りの中の自宅の部屋、またある時は道端で電柱を 見上げる姿だったりした。 そんな折、AさんのDVD発売イベントの握手会に霊だと思っていた男性がやってきた。 その男性は、ちゃんと順番に並んでいて、ちゃんとスタッフに誘導されていた、紛れも なく生きている人間だった・・・・と思った瞬間・・・ 金縛りの中、自宅部屋で見た男性の姿を思い出し、何故部屋に?と急に怖くなった。 |
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実話恐怖体験記 近代文芸社 「ブレーキが効かない・・・」 富士スカイラインからの帰り道、いっしょに行った友人が立ち小便をした。 道端の花が飾られているところだった。 『こんな場所で小便したらまずいだろう』 『平気、平気』 不安なものを感じながらの車での帰路のスタートだった。 しばらくは快調に飛ばしていたが、先の信号が赤になった。 信号待ちでトラックが停車している・・・・ 減速するためにブレーキペダルを踏むが反応がない。 急いでシフトレバーで減速して、トラックを追い越して赤信号も無視する形となった。 車の故障だと思い、ガソリンスタンドを探しながら走った。 スタンドはすぐに見つかったが、タンクローリーが入り口を塞ぐように停車している。 タンクローリーに気づくのが遅かったので、あとはブレーキで止まるしか方法がない。 とっさに、効くはずのないブレーキを思い切り踏み込んだ。 『キー』 車は止まった。 『しっこしてごめんなさい』隣では友人が謝りながら失禁していた。 |
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文藝百物語作家8名での百物語 角川ホラ-文庫 「無駄だよ」 加門七海 加門七海氏が友人から聞いた話。 あるアパートに越して来てからというもの、毎晩、女の幽霊が出る。 何をするわけでもないが、寝ている彼女の上空を通過して行く。 気持ち悪く思った彼女は知り合いに相談した。 『お払いのできるお坊さんを紹介するよ』 早速、お願いすることにして、お坊さんが部屋にやってきた。 部屋を眺め、独りで納得顔をすると四隅にお札を貼った。 『明日の晩、私はお寺でお経を唱えますので、あなたは一人でこの部屋で お経を唱えてください』 彼女は、怖いのに何で一人でお経を唱えなければいけないのかと思ったが 相手がお坊さんなので黙っていた。 その頃の状況が加門七海氏の耳に入ったので、オカルト通の人に聞いてみると・・ 『そういうのを業界用語でサジを投げるって言うんだ・・・』 サジを投げるとはどういう状況なんだろうと思っていたら、件の彼女から その後の話が届いた。 お坊さんに言われた時刻にお経を唱えていると、部屋の外では女がぐるぐる 回っている気配がしている。 『お札があるので中に入れないはずだ』と思った途端・・・ 女の幽霊が壁を抜けて現れると 『無駄だよ』と一言・・・・早々に引っ越したとのこと。 |
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写真で見る日本妖怪大図鑑話『妖怪大戦争』 全日本妖怪推進委員会編 角川書店 2005年にリメイクして放映された映画『妖怪大戦争』の 出演者の写真で妖怪を紹介している妖怪図鑑 中央左の頭の青い『油すまし』は竹中直人 その左の『ぬらりひょん』は今は亡き、忌野清志郎 その左の全身赤の『猩猩』は近藤正臣』が演じてます。 |
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怪談実話系6著者9名の競作集 メディア・ファクトリィ 「天井からぶらさがるもの」 数年前に大手ホテルで働いていた時の男性の体験。 そのホテルには噂があった。 大広間はヤバイ、という噂だった。 場所をはっきり聞かなくても、『ああ~あそこか』と想像がついたとのこと。 あまり使われることのない『大広間』は、誰もが気味悪いと思っていた場所らしい。 ある深夜のこと、男性は見回りを頼まれた。 それは、ホテル内をほぼ回り終わり、件の大広間に差し掛かった時だった。 トイレから車椅子が出てきた。 黒い塊が乗っているようで、よく見えない。 彼は、車椅子を追いかけた。 その時に大広間の中を見てしまった。 部屋には何もないのだが、天井から素足が数十本もぶらさがり、皆一様に痙攣していた。 そこから先の記憶がないという。 |
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怪談実話系5著者10名の競作集 メディア・ファクトリィ 「船玉さま」 加門七海 加門七海氏の友人の体験。 ママ友になった1人から霊能者を紹介された時から始まる怪異。 現に、加門七海氏と食事をしたレストランで食べる物が全て生臭い。 レストランの味が落ちたのではなく、彼女に纏わり付いた怪異のせいだった。 たまたま、尋ねてきた伯母によって事が発覚し、その手のことに詳しい大伯父に 連絡すると飛んできた。 『船玉さまだ』 船を守るために水死した霊を船に祭る、それを船玉さまと呼ぶ。 早速、神主が呼ばれ、徐霊の儀式が行われた。 神主は藁で出来た船と餅を人型にした物を用意し、餅の人型を彼女の娘に渡すと 藁の船に乗せるよう指示した。 その時、神主は黒い影が娘に憑依していたことが見えていたのだと彼女は言う。 その後、餅の人型を乗せた船は風呂敷で包んで神主と大伯父とで運んで行った。 海へ流すという。 家に入ると、彼女に見えていた黒い影は消え、生臭ささも消えていた。 そして、家の中が明るく感じられた。 |
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怪談実話系3著者10名の競作集 メディア・ファクトリィ 第3弾となる本書には、画期的な趣向を用意した。 巻頭収録の4篇は、怪異に見舞われた当事者(立原氏)と それを間近に目撃した関与者(伊藤氏と加門氏) たまたま現場に居合わせた傍観者(宇佐美氏)が それぞれの立場から同一の出来事を作品化する。 おそらくは怪談文芸史上初といなる試みなのである。 ― カバーに掲載の紹介文 ― 『幽』の企画によるイベントが大盛況のうちに終わり、執筆人が打ち上げ 宿泊地へと向かう。 ホテルに着いて、大浴場へ向かう廊下に怪異は待っていた。 その時の出来事を4名の執筆者が作品として描いたのが、巻頭4篇となる。、 |
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怪談実話系4著者10名の競作集 メディア・ファクトリィ 「霊感DNA」 工藤美代子 姉の娘である姪が、ある日、心霊写真が撮れたと騒いだときがあった。 話を聴いてみると、建築に興味がある姪は実業家のX邸を見てきたとのこと。 著者も仕事でX邸へ行ったことがあり、なおかつ、その時に『若い男の幽霊』を目撃。 姪に『若い男の幽霊でしょ?』と訊くとズバリ的中。 姪の霊感と著者の霊感は父のDNAからの遺伝であったという話。 |
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怪談実話コンテスト傑作選黒四(くろよん) メディア・ファクトリィ 「黒四」 投稿者の父上の体験。 家族を養うために、きついが金になる黒部第四ダムの工事現場で働いていた。 ある日、高熱を出して寝込んでしまった。 そこへ、重機が動かないので『頼む』と仲間が呼びに来た。 高熱を出しているのも承知で呼びに来たからには、手は尽くしたのだと思った。 元来、手先が器用な上に鍛冶屋だったことが、重機の困った問題を解決できる 唯一の人になっていたのだ。 現場に行くと、重機が半分水没していた。 原因場所と思われる箇所へ手を伸ばすと、そこには死んだ仲間の顔があった。 『迎えに来たなら、いっしょに行ってやる。だが、この重機は動くようにしてくれ』と 念じながら手を延ばすと故障箇所に手が届き、まもなく重機が動くようになった。 歓声が上がったが、それは一瞬で皆と共に寝床へ急いだ。 朦朧とする頭から、死んだ仲間の顔が離れない・・・。 何だ、どうしたんだと自問自答しているより先に体が動いて、ヘルメットと懐中電灯を 持って歩き出していた。 今日の作業とは別の場所の崖を目指して行くと、死んだ仲間の顔を見つけた。 そして、そこには亀裂が入っていた。 大急ぎで皆を起こし、その夜のうちに全重機を別の場所へ移動した。 夜明けと共に轟音が響き渡り、重機が置いてあった崖が崩壊した。 |
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怪談実話系著者10名の競作集 メディア・ファクトリィ 「臨終」 平山夢明 『俺って冷たいのかなと思うんだけどね』 片田さんのお父さんは長患いの末に亡くなった。 『最初は家に5年ほど寝たきりで、その後、病院に入ったんだけどね』 亡くなる3ヶ月ほど前から意識がほとんどなくなってしまった。 そして、酸素吸入が始まった。 そんなある日、いつものように見舞いを終え、立ち上がった。 『じゃあ、俺、帰るから』 意識のないお父さんに挨拶をして帰ろうとした。 突然、お父さんの目が開き、腕をぐっと掴まれ、口が動いた。 『頼む、代わってくれ』 『いやだよ』 と答えると、お父さんは静かに目を閉じた。 病院を出て30分もしないうちに訃報を受けた。 |
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怪談之怪之怪談 メディア・ファクトリィ 怪談之怪は、京極夏彦、木原浩勝、中山市朗、東魔雅夫の4人で結成された秘密結社。 目的は「怪談を聞き、語り、愉しむ」こと。 この4人と共に「怪談を聞き、語り、愉しむ」怪しい客人は、春風亭小朝、中島らも 山岸涼子、佐野史郎、山田誠二、岩井志摩子、露の五郎、高橋克彦、佐伯日菜子の9名。 ちょうど、怪談話を皆で披露するような構成になっている。 1回に1~2人の客人と共に、怪談之怪の面々が「怪談を聞き、語り、愉しむ」内容が 網羅されている。 |
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恐怖のネット怪談 百怪の会編 角川書店 インターネットに投稿された話の中から厳選して本になりました 「御神託」 投稿者の父上が子供の頃の話。 ある日、祖母が原因不明の熱病にかかり、意識の無い状態でしきりに寝言で神社の 名前を繰り返し『御神託』をもらって来て欲しいと訴える。 半信半疑で言われた神社を探してみると、確かにあった。 しかし、神主に『うちは御神託なんぞ、やっていない』と断られたそうですが、事情を 説明すると快く御神託をいただけたそう。 御神託のお陰か、祖母は回復。 神社の名前も知らなかった祖母は、それ以来、その神社の熱心な神者になった。 神主さんが亡くなると、神様は息子さんに降りるのではなく、祖母に降りてしまった。 そのため、今は祖母が神主を務めて神託をしている。 投稿者の大学受験の神託は、怠けているから合格させないと・・・・ 事実、全てに落ち、。結果が出た後、親から御神託内容を聞きかされた。 神様なんて信じていませんが・・・・この言葉を言うと必ず何かが起こる・・・・という |
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| 釣り人は見た水辺の怪談3 つり人社 「夕張岳に響く女の子の声」 夕張岳を下山していた時のこと。途中で2つのコースに分かれる分岐点で休憩することにした。 時間は午後3時を過ぎたころ、今の時間に誰も来ないということは後続の登山者はいない。 そう確信した時である。 『キャハ、ハハハハハ!』 『フフ、ハハハ』 驚いた。人が来ないと思っていたのに人が来た。 道の真ん中に置いていた荷物を端に寄せた。 次に、先ほどより更に近い距離 10メートルほどの場所から 『キャハ、ハハハハハ!』 『フフ、ハハハ』 声の感じからすると、大人の女性と女の子のようだ・・・ しかし、待っていてもやって来ない。 おかしいと思った。でも、もしかしたら引き返したかもしれないと思い、確かめようと思った。 下山道を走るようにして駆け降りたが、結局誰もいなかった。 後日、自分が所属している『北広島山岳隊』のHPに、この体験を投稿した。 すると半年のほどの間に3名の方から同じ内容のメールを頂いた。 『実は私も、以前に全く同じ場所で全く同じ体験をしました』 そのメールを見て初めて、背筋が寒くなる思いがした。 |
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水辺の怪談 |
水辺の怪談 |
釣り人は見た水辺の怪談最恐伝説 つり人社 「あーっ、あーっ、ウォーッ!!」 訳のわからない題名なのですが、伊豆大島へメジナ狙いで釣りに出かけた人の 心霊体験。 釣果もよくご機嫌で宿に帰った二人は、釣った魚の料理に舌つつみを打った。 ほろよく酔ったところで離れの自分たちに用意された部屋で寝た。 夜中、相方の声で目覚める。 『あーっ、あーっ、ウォーッ!!』 何をやっているのか、体が動かないらしい。 声を掛け、体を揺すると金縛りから解放されたとのこと。 実はこの時、相方は白い着物の髪の長い女の霊に、胸に乗られて首を 絞められていた。 東京に帰って釣り仲間に聞くと、伊豆大島の『○○』という宿は、離れに幽霊が 出ることで有名であった。 「月夜のススキ林」 深夜11時過ぎにバス釣りへと出かけた二人の男性。 辺り一面のススキ林の中を水辺の釣り場目指して歩いていた。 静けさの中、恐怖を打ち消そうといつもより饒舌になり 先頭を行く男性は、後方から付いてくる友人へ話し続けていた。 後方の男性は、適当に相づちを打ちながら後に続いた。 10分ほど歩いたところで、後方からの返事がなくなった。 途中から、自分の釣りたいポイントへ移動したのだろうと思い そのまま歩き続け、釣り場に着くと釣りをはじめた。 この日の釣りは絶好調、ヒットにヒットを重ね、至福の時を 過ごしていると後方から声がかかった。 『どうだ、釣れてるか』 それは、後方を歩いていた連れだった。 途中で黙っていなくなったことをなじると、悪い悪いと言いながら 最初から別方向へ向かったので声を掛けなかったとのこと。 え?10分くらい、後ろを歩いて来なかったか? 後ろから相づちを打っていたのが、連れではないと知って 二人はすぐに釣りを止め、ススキ林を通らないコースで帰路についた。 |
ホラー探検隊 |
身の毛もよだつ恐怖体験集世にも不思議なストーリー ホラー探検隊 銀河出版 「死者から届いた怪奇な手紙」 幼いころから病弱だった女性が結婚、無理だと言われていた出産も無事に終え これから幸せの絶頂という時に、最愛の旦那さんが建設現場で落ちてきた鉄柱の 下敷きになって即死。 旦那さんの葬儀を終え、死亡保険の手続きをしようと思ったが、証書が見つからない。 病弱な奥さんのために、家事いっさいを旦那さんが行っていたので、旦那さんが どこかにしまってあるはず・・・・。 探す場所は全て探して、途方に暮れていると、一通のはがきが来た。 そこには旦那さんの筆跡で、ある数字が書かれていた。 その数字から、ある日付に撮影したテレビの上に飾られた写真に気づいた。 額の中を見ると、はたして重要な書類が全て入っていた。 |
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日本”怪奇”伝説不思議ナックルズ恐怖コレクション ミリオン出版 股間にオヤジの霊は勘弁願いたいでしょうね。 |
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恐怖の体験手記98編収録!!わたしの怪奇ミステリー体験 ムー特別編集 学研 「子供が溺れたと助けを求める男の霊」 体験者の男性が中校生だった時に行ったキャンプ場での出来事。 キャンプ場に到着した同級生5人は早々にテントを設営すると、近くの川へ遊びに行った。 川幅のある川で、場所によっては3メートルほどの水深があり、泳ぐにはもってこいの川。 その夜、キャンプファイヤーを終えると、昼間の疲れが出て全員が寝てしまった。 突然、大声で叫ぶ男の声で起こされた。 慌てて外に出ると、40歳くらいの男が 『向こうで子供が溺れている。手をかしてくれ』 同級生5人は男の後を追った。。 すると、川で小学5~6年生くらいの男の子が水しぶきを上げながら溺れかけている。 5人が一斉に川へ入りかけたところで、隣でキャンプをしていた大学生がやってきた。 『どうした?何か、あったのか?』 見ればわかるだろうと思いながら、溺れかけていた子供を目で追う・・・・が、いない。 そして、40歳くらいの男も消えていた。 大学生の話では、あわただしい足音がしたので後を追ってきたら、5人が夜の川へ 入ろうとしていたので、不審に思って声を掛けてみたとのことだった。 40歳くらいの男はおろか、溺れた子供も見えなかったそう・・・・ |
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わたしの怪奇ミステリー体験3 ムー特別編集 学研 |
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わたしの怪奇ミステリー体験4 ムー特別編集 学研 |
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実録!呪われた心霊体験MU BOOKS 学研 「ドアをノックする音」 女性の体験。 四国から上京して、憧れの女子大生になった時にすんでいたアパートでのこと。 ある日を境に、隣に越してきた女が毎日、友人を呼んでは深夜まで騒ぐようになった。 注意しに行っても、いやな顔をするだけで一向に改善しようとしない態度に 我慢するしかないと諦めた。 そして、引越しを考え始めた頃から、隣の騒ぎ声がなくなった。 静かなのは1日だけだろうと思っていたが、その日以来、静かになった。 喜ばしい反面、何かあったのかと思い、隣のドアをノックしてみた。 出てきた女は、彼女と同じく地方出身の女子大生で、以前の騒音について謝罪した。 その上で、毎日、午前2時になるとドアをノックされることから、友人も不気味に 思って来なくなったのだと説明した。 翌日、そのことを近くに住む大家に聞いてみると・・・・おばあさんは笑いながら・・・・ 『また行ったのかい?』 なんでも、一年前に亡くなった旦那さんは、夜中に騒ぐ家があると注意して回った。 そして亡くなった後も、夜中に騒いだ家はノックされているという。 『おじいさんは、死んだ今でも管理人をやっているんだよ』 |
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ホントにあった怖すぎる話 ムー編集部・編 学研 「デジカメに写ったモノ」 調査会社勤務の男性の投稿。 ある調査で伺ったお宅は、庭が広く、建物がとても古かった。 早速、建物をデジカメで撮っては確認の作業を始めた。 しばらく作業をしていると、撮った画像に白い靄のような物が写った。 事務所に帰り、パソコンの画面で確認すると、白い靄の中に人の顔があった。 もう、事務所内はパニック状態・・・・ 数日して、調査した家の息子さんに会い、顔が写っていた話をすると・・・ ああ、うちではよくある話なんだと平然としていたとのこと。 なんでも16代続いている家系で、500年以上もその場所にお宅があるんだとか。 彼自身も鎧武者の霊を何度も目撃しているとのこと。 もしかしたら、ご先祖様が写っただけなんですかね・・・ |
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霊ゾーンガイドとっておき日本128ヶ所海外17ヶ所 日本4大心霊サイト初の全面協力 学研 炎のようなものが親子の姿になった |
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日本全国おばけマップ おばけ友の会 大陸文庫 一度入ったら出られない、死霊の招く「魔の森」の恐怖 山梨県塩山市 大菩薩峠 Aさんは、3人で「魔の森」へ入ったが、午後からの濃霧で仲間とはぐれ 14日後に奇跡的に救助された。 14日間で9体ものドクロを目撃したそう・・・ 「魔の森」は、昔から一度入ると出られないと言われている危険な場所。 |
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「学校」の恐怖体験ミステリー スクールホラー探検隊 にちぶん文庫 「三階にあるトイレの鏡」 私たちの学校は、三階建て、築二十年といったところですが、ペンキを塗り直されているので それほど古く感じません。 その日の部活が終わったのが夕方の六時ころでした。 私と友人の大野さんは、自分の教室がある三階に向かって歩いていました。 三階についたとき、トイレに行きたくなったので大野さんを誘ったのですが、彼女は先に一階に 降りているという返事でした。 しかたなく、一人でトイレに行くともう既に薄暗くなっていたので、入り口の電灯を点けました。 すると、洗面台の上に三枚の鏡が並んでいます。今まで、真ん中の鏡が無かったのです。 私は用をたすと、真ん中の新しい鏡の前で手を洗いました。 ふと違和感を覚え鏡を見ると、そのには三つ編みの女の子が逆さにぶら下がっていました。 女の子は私の髪の毛を掴むと 『ねぇ、こっちに来て遊ぼう』 『ギャー 助けてー』 私の声が聞こえたのか、大野さんが助けに来てくれたのですが、トイレの 入り口のドアーが開かない様子。 やがて女の子の姿はシワシワの老婆に変わり、ものすごい力で鏡の中に引っ張られました。 気が付いたら保健室でした。 大野さんにトイレの真ん中の鏡の話をすると、鏡なんてないと言われました。 翌日、三階のトイレに行きましたが、真ん中の鏡は抜けたままでした。 |
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| 血も凍る恐怖体験ミステリー ホラークラブ にちぶん文庫 「武者の霊が出陣するアパート」 私が小学校五年生の時のこと。そのころ、私たち家族はアパートに住んでいて、両親は共働きのため 一人っ子の私は夕方の六時過ぎまで遊んでいなければなりませんでした。 冬のある日のこと、遊んでいた友達が帰ってしまい、一人落書きをしていると・・・ 私の住んでいるアパートの、誰も住んでいない部屋に明かりがついているのです。しかも部屋の 中から誰かがこちらを見ています。 よく見ると、それは鎧を着て、頭に兜をかぶった武者のようでした。武者は五分ほどで消えました。 しばらくして、いとこが休みを利用して泊まりに来ました。その晩のこと・・・・ 十二時ころ、ガタガタという揺れと 『ドーンドーン、ボー、ボー』という音で目を覚ましました。 横を見ると、いとこも目を覚まし、ジッと音を聞いています。 窓から外を見ると、近くの神社の木々がボーッと光り、人の叫び声と物がぶつかり合う音がします。 このアパートから引っ越して中学生になった時、ある日の新聞に遺跡発掘の記事が出ていたのですが 私の住んでいたアパートと神社の間から大量の人骨が出てきたそうです。時代は室町時代。 私といとこが見たものは、室町時代の戦いの様子だったのでしょうか。 |
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| 恐怖体験 タクシードライバーは見た! ホラープレス にちぶん文庫 「給水塔に運転手を導く幼女の怪」 六年前、私が東京でタクシー運転手をしていたときのこと。 夕方、信号待ちをしていると5歳くらいの女の子がじっとこちらを見ていたのでドアを開けた。 てっきり親もいっしょだと思ったが、乗ってきたのは女の子だけ。 『K町まで』 『何丁目とかわかるかな? 目印になるようなものとか・・・』 『キュウスイトウとダンチ』 (給水塔と団地かな・・・) K町へ向かうが、途中で尿道結石の症状が出てしまい、うつろな意識の中で女の子に手を引かれ 『H荘』の一室へ・・・・そこには無理やり縁を切った元妻がいて、女の子が『お父さん』と言った・・・ 目を覚ますと、病院のベッドだった。アパートの住人が救急車を呼んでくれたとのこと。 治療を終えると、故郷へ戻り 『K町』 『給水塔と団地』 『H荘』 を探した。 はたして『H荘』はあった。アパートの周りをウロウロしていると、一室から老人が出てきた。 『このアパートに以前、母親と娘の二人連れが住んでいませんでしたか?』 と老人に問うと 『Kさんのことか? 三年くらい住んどったかな。母親が寝たきりで、二人とも半年前に 亡くなった・・・無理心中じゃった。女の子はかわいい盛りで五歳じゃったよ』 こうして私は、かつて妻と娘が死んでいたアパートで暮らすようになった。 |
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| 信じられないコワ~イ話 ホラークラブ にちぶん文庫 「車についた霊に危うく殺されそうになった」 二年前、小さい頃から憧れていたスポーツカーを格安の値段で手に入れることができた。 喜びは有頂天で、環状線を何週したか、わからない。 ふと気づいたのは、前にも後ろにも車がいない。スピードを上げても、落としても見当たらない。 不思議に思っていると、前から白い物体が飛び込んで来て車に 『ドスーン』 と当たった。 急ブレーキをかけて、何とか路肩に止めることが出来たが、他の車がいたら大事故になって いただろう。 ショックを受けながらも、何とか車を発進させた。 しばらくすると、また前方から白い物体が飛び込んで来た。 先ほどと同じく 『ドスーン』 と音がしたが、今度は白い物体の中に子供を抱えた女性が怯えている 姿が見えた・・・・。 あまりの恐怖からブレーキを思いきり踏み込んだまま、ハンドルにもたれ掛かっていたようだ。 道路公団の職員にドアをノックされて、放心状態から解放された。 車は、左側をガードレールに接触していた。 修理のため購入した中古車店にもっていくと、なじみの店員が怪訝な顔をしたので、問い詰めてみた。 すると、その車の最初のオーナーが散歩中の母親と子供をひき殺していた。 その後、その車を購入した人は、皆早々に手放していたという。 |
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| 旅館の怖~い話 ホラープレス にちぶん文庫 「幼い霊が戯れる深夜のビジネスホテル」 二年前の初夏、会社の出張で滋賀県の小さな街に赴いたときだった。 宿泊先にしたのは、駅の近くのビジネスホテル。三階建てで質素なつくり、中年夫婦が 個人で経営していた。 一通りの仕事を終えた夕方、地元の居酒屋へ行き、その流れでキャバクラに入った。 キャバクラでは美香ちゃんと意気投合して、ホテルに誘った。 ホテル名を告げると、彼女の顔が曇ったが、その時は気にしていなかった。 ホテルに帰った僕は、シャワーを浴びて、彼女の来訪を待ちわびていた。 『トントン』 部屋をノックする音が聞こえた。しかし、ドアを開けても誰もいない。 しばらくすると、またノックの音がしたが、ドアの外には誰もいない。 僕は一階のロビーまで下りることにした。一階に着くと、五歳くらいの男の子がいた。 声を掛けるが、ケラケラ笑いながら階段を上がって行ってしまった。 部屋に戻ろうと二階に差し掛かったとき、今度は八歳くらいの女の子がいた。 『い~ち、に~い、さ~ん・・・・』 まるでかくれんぼをしているようだった。 十まで数えた女の子は『キャ~』 と声を上げると、フロアーを走りだした・・・・ 走り出した途端に消えたのだ。 急に恐怖が込み上げてきた僕は、部屋に戻り布団をかぶって寝た。 その後、東京に戻った僕のもとに美香ちゃんから電話があった。 ホテルに行きたかったのは山々だったが、子どもの幽霊が出ると地元では有名な ホテルだったので、どうしても行けなかったとのことだった。 |
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病院の怖~い話2 ホラークラブ にちぶん文庫 「同僚ナースが最後の別れを告げにきた」 神奈川県 M・M(27歳) 看護学校を出て、初めてT病院へ勤めた頃の話です。 同期生のA子とは、同じ東北出身ということもあってすぐに仲良くなりました。 ある夜勤の晩、救急車でひとりの女性が搬送されてきました。 ナイフで刺されたらしいという情報を受けて、緊急オペの支度をしている私の前を 血まみれの姿で通り過ぎて行ったのはA子でした。 誰もが驚いていました。 そして、必死の手当ての甲斐もなく彼女は息を引き取ったのでした。 その場にいた人は誰も『いったいなぜ?』という思いでいっぱいだったと思います。 事件の全貌は、A子が相手に奥さんがいることを知りながら不倫をしていた 奥さんは 夫の不実を知りA子を刺したというものでした。 その後、病院内でA子を見たという人が続出しました。 そして、私の前にも・・・ たまたまナースセンターで一人になった私の前に、きちんと白衣を着たA子が現れました。 『A子!』 私は大声で叫びました。すると、A子が私の方へ振り向きました。 『だめよ、こんなところにいては・・・・』 『あなた、死んだのよ』 心の中で呟いた直後、誰もいない部屋からナースコールがあり、目をそらした間に A子は消えてしまいました。 その後、A子を見たという人はいませんでした。 |
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ホントにあった怖~い話 ホラープレス にちぶん文庫 「海中に潜む怨霊」 I・S 東京都33歳 大学四年の夏、クラスメイトと三人で千葉県の九十九里浜に行った時の話。 泳ぎの得意なクラスメイトの金子と田代だったが、二人で泳ぎを競っている間に沖に流された。 金子は自力で浜まで泳ぎきれたが、田代は危うく溺れそうになったところをウインドサーフィンを していた若者に助けられたという。 浜辺の喫茶店で休んでいると、偶然、ウインドサーフィンの若者が入ってきた。 三人で若者にお礼を言うと・・・・ 『無事に助けられたから言うんですけど、田代さんをボードに引っ張り上げる時、手を放そうかと 思ったんですよ。恐ろしくて、恐ろしくて・・・・』 『ど、どうして?』 田代がゴクリと生唾をのんだ。 『田代さん、気が付かなかったですか? あなたの足に男がぶら下がっていたんですよ! 両目が無かった・・・・。あれは絶対に生身の人間じゃありません』 |
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| 背筋も凍る病院の怖~い話 ホラークラブ にちぶん文庫 「霊安室でタバコを吸ったばかりに・・・・」 大工見習いで働いていた体験者の親方の奥様が急病で死亡。 霊安室で奥様の遺体を見守っている時に、同僚のタケシがタバコを吸い出し、あろうことか 奥様の顔へタバコの火を付けると言う・・・・ そして、奥様にドラッグで警察に通報されて逮捕された怨みごとを言いながら線香立てで タバコをもみ消した。 葬儀を終え、普段の生活に戻るとタケシのタバコの本数が異常に増えた。 1日100本を吸うようになり、片時もタバコを離せないようになる。 本人曰く、線香の臭いがやたらするので、タバコの煙の臭いでごまかしている。 ついには、タバコを一度に二本咥えて吸うようになった・・・・ 親方に相談してタケシを病院へ連れて行こうとした翌朝、現場の梁で首を吊ったタケシが 発見された。 |
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背すじも凍る恐怖ミステリー ホラークラブ にちぶん文庫 「病室に現れた奇怪な少女」 福岡県に住む女性が小学6年生の時の体験。 夜中の急な腹痛により、救急車で病院へ運ばれた。 診断結果は急性虫垂炎(盲腸炎)とのことで、翌日に手術することになり 点滴を受けると4人部屋の病室へと移動した。 翌日、手術は無事成功、一週間ほどで帰宅できるだろうと医者に言われた。 入院して3日目、おかっぱの幼い女の子が病室の入り口から、こちらを見ている。 『こんにちは』と声をかけ、『お名前はなんていうの?』と聞くと『ゆうこ』との答え。 彼女の名前も祐子なので、同じ名前なんだと思いながら 『おねえちゃんの名前もゆうこだよ』 そんな会話から話が始まり、ゆうこちゃんは小学2年生で長く入院しているとのこと。 そして『ゆうこ一人で寂しい。ひとりぼっちなの』と言ってすすり泣く・・・。 慰めようと思い『おねえちゃんがいてあげるから大丈夫』 『約束してくれる?ゆうことずっといっしょにいるって』 『うん、約束するよ』と無責任な約束をすることに・・・。 その晩に、高熱と激しい腹痛を発症。 朦朧とした意識の中で、ゆうこちゃんの声が 『おねえちゃんは退院できないよ。ゆうことずっと一緒にいるんだから』 翌日も高熱と腹痛は続き、夢に出るゆうこちゃん『「おまえは死ぬんだよ』と言われる。 その頃、彼女は意識不明の状態にあり、集中治療室へ運ばれるところだった。 意識不明の状態ではあったが、病室から運ばれる時に『おねえちゃん、行かないで』と ゆうこちゃんの声が聞こえたそう。 4人部屋jから出た彼女は、何事もなかったかのように元気になり退院。 ゆうこちゃんが誰なのかと言えば、4人部屋の彼女の使っていたベッドで3年前に 亡くなったのが『ゆうこ』という女の子だったとか。 |
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性霊に犯された夜 ホラープレス にちぶん文庫 「性霊に恋焦がれる、ある入院患者」 ある病院へ入院した男性の体験。 入院した当初から、かわいいと目を付けていた看護師がいた。 それは、消灯前になると見回りに来る看護師。 ある夜、思い切って彼女の体に触りキスを迫ると、彼女もまんざらではない様子。 病院内では最後までは出来ないと彼女に言われたのだったが、彼女は口で 彼を満足させてくれていた。 ある日、面会に訪れた母に、結婚したい女性がいることを打ち明けて、看護師の 彼女の氏名と年齢を明かす・・・。 しかし、母は知らないという。名前はおろか、そんな若い看護師はいないとのこと。 しかも、3交代制勤務の彼女たちが、毎晩、消灯前に来られるわけがないと言う。 それはお化けと、母に結論付けられたが、彼は毎日、消灯時間を待っているとのこと。 |
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怪奇な図書室 ごまだんご りっきぃ TOMO編 竹書房怪談文庫 「ラブホテル」 元彼女に聞いた話。 あるラブホテルに泊まった日のこと。 事を終え、眠りについた深夜二時頃。 突然、部屋の扉が開き、老婆が入ってきた。 老婆は、玄関付近にあるトイレやお風呂のあたりで何かを探しているようであったが 数分して、静かにいなくなった。 彼氏と固まって声も出せずにいたが、次第に腹がたってきてフロントに連絡した。 『おたくの掃除のババアが部屋に入ってきたんやけど、どーなってる?』 と言うと 『申し訳ございません。お代は結構ですので・・・・』 という話になった。思えば、入ってきた音も出て行った音もしなかったという。 |
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私のいちばん怖い話読者投稿6500通 「怖い話」編集部 竹書房文庫 「アパートの窓に女の顔が」 学生時代に住んでいたアパートで体験した男性の怪異。 友人数人が遊びに来て、酒盛りをして床に就いたがどうも眠れない・・・ しばらくすると、女性のすすり泣く声が聞こえてきた。 『隣は帰省していないはずだから、女性が部屋にいるわけがない』と思うが 聞こえてくる声が気になった男性は、すすり泣きが聞こえる場所へ起き出して行った。 声は窓の向こう側から聞こえる・・・・ カーテンを開けると、そこにはすすり泣く女の顔があった。 ここは2階、何の足場もない場所に人が立てるわけがない。 『あわわわ~』訳のわからない悲鳴で起こされた友人たちも女の姿を目撃した。 『電気を点けろ』の声に気づいた誰かが電気を点けると、女の姿は消えた・・・ |
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テレビで報道された戦慄の霊現象 ロム・インターナショナル 竹書房文庫 |
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心が癒される怖い話 死者から愛する者へ 心霊リサーチ研究所 竹書房文庫 「飼い主とペットの生と死を超えた絆」 ガンが再発し、肝臓に転移したとの診断を受けた65歳の女性が自分のアパートへ 帰る途中で見つけた捨てられた子猫。 その猫を飼うつもりで連れて帰った。彼女には身寄りがなく、一人暮らし。 猫にユキちゃんという名をつけて、ユキちゃんが彼女の話し相手になった。 それから、しばらく経った定期検査の結果の日、医者からガンの進行が止まっている ことを知らされる。ユキちゃんのお陰だ、密かに彼女はそう思う。 しかし、そのユキちゃんが白血病にかかっていた。 日に日に衰弱していくユキちゃんを看病していたが、ある日冷たくなってしまった。 そして、ユキちゃんを墓に埋葬すると、彼女の容態も悪化、何とか自力で病院へ たどり着くことが出来たが、そのまま入院ということになった。 入院して数日経った深夜、病室の中から『ニャ~』という声が聞こえて来た。 『ユキちゃんかい?』と声をかけると『ニャ~』という返事。 彼女が点滴をしていない方の手をベッドから下に下げると、忘れもしないユキちゃんの 毛並みの良い感触が・・・。とても幸せな気分になった彼女は再び眠りに落ちた。 翌朝、彼女が目覚めると、脈を計りに来た看護師がいた。 彼女のかけていた毛布に猫の足跡があることから、すぐに取り替えるという・・・。 昨晩のことは夢ではなかった『ユキちゃん、ありがとう』と思いながら、もう一度 ガンと戦うことを決心した。 |
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こんなに優しくて哀しい本当にあった怖い話 心霊リサーチ研究所 竹書房文庫 「おばあちゃんの病室に来た人」 体験者が看護師として勤務する病院に、近所の知り合いのおばあさんが入院してきた。 検査の結果、悪性の胃ガンだった。 何日か過ぎた、ある日から 「夜になると死んだおじいさんが来るの。私も長くないのかしら」と言うようになった。 そして、さらに悪化し、おばあさんは自力で呼吸できない状態になっていた。 夜勤の深夜、おばあさんの個室の前を通ると中から人の話す声が聞こえる・・・ おばあさんの言っていたことを思い出し、おじいさんかしら?と思いながら 病室のドアを開けるが中は闇。病室の電気を点けて見たが、誰もいなかった。 そして、いよいよという日。夜勤明け後も私服に着替えて付き添った。 ・・・・夕刻。 ちょっと寝てしまって目を覚ますと、窓際に、初老の男性と手を繋いだ おばあさんが立っていた。 夢でも見ているのかと思ったが、ベッドにはおばあさんが寝ている・・・・ そして、二人が夕日に解け込むように消えたとき、心拍数モニターが横線になった。 |
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添乗員が語る!旅先で体験した超怖い話 ホラークラブ 竹書房文庫 「夜中に見た幽霊部屋」 千葉県 28歳 会社員の体験。 初めての出張で訪れた地方でのこと。 先輩社員と2人で、2日間の仕事を終えて帰路につこうとしたが、運悪く列車は不通 連休とも重なり、その日の泊まる宿が見つからない。 地元タクシーに聞いて、ようやく1軒の宿を紹介してもらった。 夜も遅く、そのまま寝るしかなかった。 深夜トイレに起きると、隣の部屋で5人の男が楽しそうに酒を飲んでいる。 こんな夜中に迷惑なと思ったが、声が全く聞こえない。 不思議なこともあるものだと思ったが、翌朝のことを考えて、そのまま寝た。 翌朝、宿の主人に聞いてみたが、彼らの隣の部屋に宿泊客はいないという。 狐につままれたような気分で、タクシーに乗ったところで先輩に夕べの話をした。 『寝ぼけていたんだろう』と先輩は相手にしてくれなかったが それを聞いていたタクシー運転手が・・・ 『それ、本当の話ですよ。あの宿、出るんですよ』と手を前にたらした。 以前にガス事故があり、何人かの泊まり客が死んだそう。それ以来、出るようになった とのこと。 |
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添乗員が語る!隠されていた旅の怖い話 恐怖体験リサーチ研究会 竹書房文庫 「豹変したツアー客。その影に恐怖の体験が」 仕切りたがる客が、急に元気を無くした。 添乗員はやりやすくなったのですが、試しに訳を聞いてみると・・・ 夜中に目が覚めてしまったので温泉へ行ったとのこと。 大浴場の隣には、従業員専用の控え室があった。 その部屋から、宴会中と思われるような大きな声とコップを置く音が聞こえた。 風呂から出て来ても同じ・・・ お客の通る場所で、なおかつ深夜にバカ騒ぎをしている従業員に腹が立ったので 注意してやろうと、その部屋の暖簾を上げて中をのぞき込んでみると・・・ なんと中に居たのは猫、猫、猫、猫、猫だらけ。 しかも、エレベーターのドアが開いたかと思ったら猫の団体で、従業員控え室へ 続々と入室して行く。 化け猫だったのでしょうかね~ |
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実録呪われた心霊体験 恐怖DX制作委員会 竹書房文庫 |
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こわいこわい話 心霊リサーチ研究所 竹書房文庫 雪道、事故が起こりそうになると先導してくれる軽トラックの幽霊の話。 その場所では、吹雪で視界が悪くなった軽トラックが 反対車線へ飛び出して大型トラックと正面衝突するという 死亡事故が起きていた。 それ以来、吹雪で事故が起こりそうになると先導して くれる軽トラックの幽霊が出没しているとのこと。 助けられた人は、思わず両手を合わせるそう・・・ |
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ほんとにあった!呪いのビデオ 「呪いのビデオ」追跡取材班編 二見文庫 害虫駆除業者がとある家の屋根裏を撮影したら男の子の霊が写った |
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恐怖のホラー怪談 怪奇実話収集 委員会編 二見文庫 「当て逃げ犯を探す赤い軽自動車の亡霊」 投稿者の家族で旅行へ行った時のこと。 父親が運転する車に乗り込んで、高速道路を走行中に・・・・ 『なんだ、あの車、やけに飛ばしているな』 バックミラーを見ながらの父親の独り言に、後部座席の二人が後ろを見た。 一台の赤い軽自動車が何度も追い越しをかけながら、グングン近付いてくる。 そして、追いつくとスピードを緩めて併走しはじめた。 車の窓からは若い女が血を滴らせた目でこちらを覗き込むように見ながら 何事か、叫んでいる。 それは頭の中に直接響くに声で・・・ 『こいつじゃない、こいつじゃない』 赤い軽自動車は、再度スピードを上げると前の車を追いかけて行った。 落ち着きのなくなった父親は最も近いサービスエリアに入り、警備員に目にした 光景を話した。 『また、出ましたか・・・・』 赤い軽自動車は、数年前に白い車にあおられてハンドル操作を誤って事故死した 女性3人が乗っていた車で、今も捕まっていない犯人を捜しているとのこと。 |
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| 私たちが体験した「超」怖い話 ナムコナンジャタウン 二見文庫 「最初で最後の怖い話」 私が十七歳、高校生の時の話です。 ある日、同級生の桂子さんの家に遊びに行った時のこと。 ちょうどお母さんは外出していて、桂子さんが迎えてくれました。 桂子さんの部屋はきちんと片付けられていたのですが、窓から見える墓地が気になりました。 『ジュース持って来るね』 と言って、桂子さんが部屋を出て行きました。 『タンタンタンタン』 階段を軽快に駆け上がる足音が聞こえてきましたので桂子さんが 戻ってきたと思ったのですが、ドアの隙間から覗いた顔は四、五歳くらいの男の子でした。 近所の子でも来たのかと思っていると、男の子は部屋に入るなり押し入れの中に入ったのです。 その突飛な行動にどう反応したらよいかわからないでいると、桂子さんが戻ってきました。 『親戚の子か誰か、来たの? 押し入れに入っちゃったよ』 『見ちゃったんだ、お化け。親に怒られると、うちの押し入れに隠れに来るの。このごろは 親のお化けも馴れて探しに来ないのよ』 初めは冗談を言っているのかと思っていたのですが、信じられないという顔の私に気付くと 桂子さんは押し入れを開けて見せました。・・・・確かに誰もいませんでした。 |
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| トイレに行けなくなる怖い話 ナムコナンジャタウン 二見文庫 「世にも奇怪な留守番電話」 これは、僕が広島で仕事をしているときに実際に起こった、切なくて哀しい話です。 平成三年三月三十日、その日は僕の誕生日。 友人と飲んで、そのまま彼の家に泊まりました。 起き出した昼過ぎに自宅の留守番電話に用件が入っていないか、確認すると・・・ 『もしもし、亮二くん、お誕生日おめでとう。知恵です。元気ですか?』 続けて、留守番電話の声で 『三月三十日午前二時のメッセージです』 知恵はひとつ年下の大学の後輩で、飲みに行ったり、遊んだりしていました。 恋人が出来た話を聞いていたので、今度会う時はお祝いを渡さないとと思っていました。 午後九時ころに帰宅した僕は、知恵に電話をしてみました。 知恵のお母さんに、誕生日のメッセージをもたっら旨を伝えると、お父さんに代わりました。 『もしもし、知恵から電話があったのは何時ころですか?』 『昨夜の二時頃ですが、留守番電話にメッセージが録音されていました。』 『・・・・知恵は交通事故で亡くなりました・・・・昨夜の午前二時に』 放心状態の僕は、電話を切ると、留守番電話のテープを巻き戻して再生ボタンを押しました。 しかし、消去したわけでもないのに、知恵の録音部分だけが消えていたのです。 |
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私たちは幽霊を見た! ナムコナンジャタウン 二見文庫 「あの世からの警告」 19歳の女性が中学3年生の時に体験した不思議な出来事。 夏休みに友人宅へ泊まりに行っていた時のこと。 次の日は映画を2人で観に行くことになっていたので、午前2時に寝ようと いうことになった。 それぞれの寝床へ入り眠りに入った・・・・ すると、突如、金縛りに遭い、目が覚めた。 体の上に何かが乗っている感覚があったので目を開けると、50歳くらいの 作業着を着た男と目が合った。 男は血だらけで苦しそうにしていたが、合間に何かを訴えてくる。 『行くな、絶対に行くな』 行くな、と言われれば映画のことを指しているのでしょう。 しばらく後、男が消えてホッした瞬間、今度は天井一面に男の顔が現れ 『絶対に行くな!』 と言って消えた。 友人をたたき起こし、朝まで起きていた。 気味が悪いので映画に行くのは止めて、昼ごはんを食べながらテレビニュースを 見ていると・・・・ 大勢の人の列に車が突っ込むという事故のニュース。 場所はまさに、2人が行こうとしていた映画館の前。 |
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ひとりで読めなくなる怖い話 ナムコ・ナンジャタウン 二見文庫 「1年3組 44番目の机」 体験者の男性が中学1年生の時のこと。 彼のクラスは1年3組。生徒数43名なのに、机は44あった。 しかし、44番目の机には誰も座らず、座ると死ぬという話が囁かれていた。 ある日、彼は部活を終了して教室に着替えをしに来た。 一週間前から部活の仲間とケンカをしたため、部室で着替える気になれなかった。 着替えを済ませると、44番目の席に座っている生徒がいることに気づいた。 影が薄く、向こう側が透けて見える・・・気味が悪いと思いながらも彼は声を掛けた。 『あのー』 その声にくるりと振り向いた。 『まだ帰らないの?』 ゆっくりと肯く。 『部活は終わったんだろう?』 ゆっくり肯く。 『じゃあ、いっしょに帰らないか?』 その答えに肯くと、後ろから付いて来た。 校門を出て、自宅へ向かうと彼もいっしょに付いて来る。 家に着く少し手前で 『じゃあ、ここで。あした、また学校で会おうな』 と手を振ると、はじめてうれしそうな笑顔になって遠ざかって行った。 翌朝、44番目の席の前で立っていると、ケンカをしていた仲間が声を掛けてきた。 『おおー、どうした?』そこで、昨日の話をするとともに、彼が誰なのかを調べることに。 すると、仲間の一人が44番目の席に座っていた人の話を聞いてきた。 もう何年も前、非常におとなしい男子生徒がいたが存在が希薄で誰にも話をしてもらえず ある日、急な病でこの世を去ったということ。・・・・・その時 『よかったな』 仲間の声でない声が聞こえてきた。 仲間と仲直りをさせてくれた彼の笑顔は今でも憶えているとのこと。 |
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ケータイ電話の怖い話 恐怖電話コンテスト事務局 二見文庫 「圏外トワイライトゾーン」 六本木のとあるビルの地下2階。通常は、どう考えても圏外のはずだが アンテナが3本立つ。 発信も着信もできるが・・・・ その後、通話した相手に確認すると、自分と通話した憶えもないし その携帯電話にもこちら番号の着信、発信履歴がない。 いったい誰と話をしていたのか・・・ |
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誰かに話したくなる怖い話 ナムコ・ナンジャタウン事務局 二見文庫 「あなたですか?明日、亡くなる方は・・・」 ある男性が60歳の時に脳溢血で倒れ、生死を彷徨った時の体験。 ふっと気が遠くなって目覚めると、そこは寒い寒い禿山だった。 寒さに耐えられずに歩き回っていると、近所の花屋のお婆さんに出会った。 お婆さんに軽く頭を下げて挨拶を交わすと、洞窟を見つけて迷わず入った。 そこには仏像があり、それらは生きているように動きまわっていた。 それらの仏像に導かれるように奥へ奥へと入って行くと、女性の仏像に 『あなたですか?明日、亡くなる方は・・・』と問われた。 その男性は『いいえ、私は死にません』と答えた後に質問をした。 『もし、明日、死ななければ、ずっと長生きできますか?』 すると、女性の仏像は『ええ、長生き出来ます」と答えた。 しばらくすると、男性は自分を呼ぶ声に気づき、目覚めると病院のベッドの 上だった。 その後、男性はめきめき回復して、後遺症もなく元気になった。 そして、近所の花屋のお婆さんは、男性が入院した日に交通事故で亡くなった とのこと。 あれは夢ではなかったと・・・・現在、男性は70歳。 |
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世にも恐ろしい「邪縛霊」体験 セガ「邪縛霊」プロジェクト 二見文庫 「入院患者を死の世界へ連れ去る、招き婆」 ある看護師(女性)の体験。 ある夜、集中治療室を覗くと、見知らぬお婆さんが座っていた。 集中治療室患者のお爺さんに付き添う奥様だと思って通過した。 翌朝、そのお爺さんは亡くなった。 また、ある夜、同じお婆さんがある大部屋から出てくるところを見かけた。 お爺さんが亡くなったのに病院にいるのはおかしいと感じた彼女は そっと後を付けた。 すると、すぐに消えてしまった・・・・。 そして、今度は大部屋の幼い男の子が亡くなった。 お婆さんの姿をした死神の目撃例は、かなりあるようですよ。 |
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世にも恐ろしい心霊体験 ナムコナンジャタウン 二見文庫 「Kをよろしく頼む」 小学校の教諭になって間もない頃のこと。 当時、小学四年生を担任していましたが、クラスにK君という男の子がいました。 K君は活発な子でクラスのリーダー的存在、運動が得意でした。 そんなある深夜こと、目覚めると目の前に知らない男が座っているではありませんか。 誰かが訪ねて来たのかと錯覚しましたが、そうではないことは男の様子から伺い 知れました。男の体はユラユラと揺れ、実態がはっきりしなかったのです。 唖然とする私に向かって男はこう言いました。 『Kをよろしく頼む』 そして、スーと消えて行ったのでした。 翌日、学校で授業をしていると、K君のお父さんが危篤なので帰宅させるよう連絡が 入りました。残念ながらK君のお父さんは亡くなってしまいます。 通夜の席でK君のお父さんの遺影を見ると、はたして『Kを頼む』と言ってきた男の顔。 私は、K君のお父さんの思いを胸に刻んで六年生まで担任を受け持ちました。 そして、成人式の時に同窓会で再会したK君に、はじめてあの日のお父さんのことを 打ち明けました。K君は声を詰まらせて、私の話を聞いていました。 |
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世にも恐ろしい幽霊体験 ナムコナンジャタウン 二見文庫 「無縁仏に情けをかけたばっかりに・・・」 ある奥様の体験。 本社勤務だった旦那さんが、突如、田舎町の小さな支店に転勤。 転勤早々、仕事上のトラブルに巻き込まれて苦労する毎日。 そして、トラブルがおさまってくると、旦那さんが体を悪くしてしまって入院。 やっと退院できたと思ったら、会社のソフトボールの試合中に骨折・・・・。 ここに至って、叔母さんの勧めに従ってお払いを受けたそう。 すると、老夫婦が旦那さんに憑いていたとのこと。 なんでも、転勤になる1ヶ月ほどまえに出張でこの町に訪れた際、彼岸なのに 花も線香も上げられていない墓があったので、旦那さんが饅頭をお供えした。 その旦那さんを息子と勘違いした老夫婦の霊が、旦那さんに憑依した。 『息子じゃなかとよ・・・』 そう言って、老夫婦の霊は離れて行ったそう・・・。 その後、旦那さんはすぐに本社勤務に戻ったとのこと。 「国勢調査用紙108番の怪奇」 ある男性が、アルバイトで国勢調査の配布、回収をやった時の体験。 期日が近くなってきたが、1件の家だけコンタクトが取れない。 しかたなく、夜に出かけ、家に明かりが点くのを待った。 明かりが点いたので呼び鈴を鳴らしたが出てこない。 居留守を使われてはたまらないと何回も押すと、ようやく男性が玄関に出てきた。 国勢調査である旨と期限が迫っているため、今記入してほしい旨、説明する。 男性は、記入を終えると差し出して来た。御礼の言葉と引き換えに受け取る。 期日前日に、事務所へ全ての調査用紙を持って行くと・・・ 1件足りない。調査番号を見ると108番。 108番は最後に取りに行った家なので、間違いなく受け取ったはず。 事務所からは再度訪問するよう言われ、しょうがなく訪問。 呼び鈴を鳴らすも誰も出てこない。 すると、お向かいの家の奥さんが不思議そうに見ている。 話を聞くと、訪問した家はご主人が4年前に亡くなってからは空き家になったまま。 息子さんの連絡先がわかるとのことで、後日、息子さんに家の中を見せていただいた。 すると、ほこりだらけの部屋の中に、綺麗な国勢調査用紙だけがポツンと置かれていた。 |
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5分間怪談恐怖の実話レポート 恐怖実話コンテスト事務局 二見文庫 「縁起でもねぇ~仕事」 都内で車の修理工場を営む人の体験。 ある日、お得意さんが自動車事故で亡くなり、その事故車が修理に回されてきた。 『こんな車は廃車にした方がいいんだかね・・・』 独り言を言いながら修理を終えると、炬燵でうとうとしていたときのこと。 壁際に、亡くなったはずのお得意さんが座っているのです。 再度、確認しても亡くなったお得意さん・・・ 『送ってくれ』と言われたが、何がなんだかわからない・・・。 しかし、このままではしかたないと思い 『どこへ送ればいいんですか?』 『山梨県の甲府のお寺まで』 『どうやって送ればいいんですか』『一緒にいるから』と肩へ両肩をまわして乗ってきた。 肩は重くなるし怖いしで、生きた心地もしないまま東京を出発した車は、なんとか甲府の お寺に到着した。すると、いままで重かった肩がす~っと軽くなった・・・・。 以後、お得意さんには会っていないという。 |
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<東京ミステリー>とっておきの怖い話 TBSラジオ編 二見文庫 「海面から伸びる無数の白い腕」 あるカップルが体験した話。 二人は親も公認の仲で、大学卒業後は結婚が決まっていたので、夏休みを使っての 二人だけの旅行も何の支障もなかった。 二人は京都のとある海岸へやってきた。 海で遊び、やがて夕日が沈むころになると宿へ戻ろうということになった。 『その前に、夕日をバックにあの岩場から海へ飛び込むから俺の雄姿を撮ってくれ』と 彼が言うので、彼女はカメラを出して構えた。そこへ彼が海へ飛び込む・・・。 『カシャ』 いいタイミングでシャッターも押せた。 やれやれと思い、彼が浮いてくるのを待つが浮いてこない・・・。 宿に帰り、警察に通報し、大捜索が行われたが、彼は見つからなかった。 最後まであきらめなかった彼女も、両親に付き添われながら自宅へ帰って行った。 そこで彼の最後の写真を思い出し、フィルムを現像に出した。 出来てきた写真を見ると、飛び込む彼の下には、たくさんの白い手が写っていた・・・ |
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本当に起きた心霊実話 ナムコナンジャタウン 二見文庫 「死んでも終わりじゃない・・・」 仕事、恋人の裏切り等で人生に絶望を感じた女性が、自殺の名所で 体験する怪異。 死にたい、死にたいと思い、ついに足を踏み入れた山林。 はじめに目にしたのは、石に腰を掛けた中年の女性・・・ 『ここで死ねば、次に石に座るのはあんただよ』 誰に言っているのか、わけがわからず足を速めた。 今度は若い男性が石に座っている・・・ 『きみがここで死ねば、次にここに座るのはきみだよ』 先ほどの中年女性と同じことを言って来る。 次は若い女性・・・ 何度も何度も同じ言葉を言われ、怖くなった女性は死のうとしていた ことも忘れ、ただただ走り、1軒の喫茶店に飛び込んだ。 店はマスター1人で、お客は誰もいなかった。 今、あったことを聞いて欲しくて、マスターに話をした。 マスターは驚く様子もなく『このへんの人はみんな知っているけどね』 と前置きして 『ここで自殺した人は成仏できずに森の番人みたいに石に座っているんだ。 それで、自殺志願者に死んだらこうなるよ、こうなってもいいなら 死になさいって言っているんだ』 死んでも終わりじゃない・・・死んでも楽にならないんだ・・・・ 女性は、もう少し頑張ってみようと東京に戻ったそう。 |
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怪談実話のネタ本 不思議な世界を語る会 二見文庫 「友達5人と狐狗狸さんをしていたら奇妙なものが・・・」 体験者が中学2年生の時の二学期のはじめのこと。 いつもように、クラスメイト5人で狐狗狸さんをしていた。 下校時間の放送がなく「もう遅い時間だな」と思った時に 下を見ていた顔を上に上げて見ると・・・・ 友達と友達の間に、青いかすりの着物を着た小狐が座っていた。 びっくりして、小狐を見つめていることしか出来なかった。 数秒後、小狐がパッと消えると我に返り、友達に小狐の話をするも 誰も見えなかったと言う・・・。 その後、何の災いもなかったが狐狗狸さんはやらなくなったとのこと。 |
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恐怖の百物語スペシャル 恐怖実話コンテスト事務局 二見文庫 「カラオケボックスの恐怖」 恋人同士の二人が体験した怪異。 休日のデートをドライブで楽しみ、夕刻時に空いてるカラオケは無いかと 古びたゲートをくぐると、目立たない場所にそのカラオケボッススはあった。 こんなへんぴな場所では空いているだとうと思い、入って見ると確かに 空いていた。空いていたが、一昔前のよな雰囲気。 カラオケの曲も最近のものはなく、古い演歌ばかり。 2~3曲を歌ったら出ようということになり、会計を済ますとカラオケボックスを 出ようとした・・・が、出口が見つからない。 ようやく、ガラスの向こうに出口らしき外灯を見つけ、ドアを開けようとしたが 開かない。開かないので、渾身の力を振り絞って、ようやく開いた。 外に出ると、そこはカラオケボックスなどではなく、鉄道貨物のコンテナだった。 突然、「こら~、そこで何やってる~」とどやされた。 『まったく、立ち入り禁止と書いてあるのに古いコンテナをラブホテル代わりに 使いやがって。この間も若いアベックがそのコンテナで死んでいたんだ』 |
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新・恐怖の百物語 関西テレビ放送 二見文庫 「ズル・・・ズル・・・ズル・・・」 自動車免許取り立ての女性が体験する怪異。 深夜、親戚の家からの帰りで異様な物を見つける。 白っぽく光る何かが道の端にうずくまっているを見て、スピードを落とした。 よく見ると、白いセーターを来て、胸に大きな十字架のネックレスを 付けている。 具合が悪くなってうずくまっているのかと思い 『大丈夫ですか?』と声をかけようとした・・・・・その女性はおかしい・・・・ なんと、正座をした格好のまま、ズル・・・ズル・・・ズル・・・と移動している アクセルを踏んで、その横を通り過ぎた。 数日後、ある友人に怪異体験の話をすると 『それって、この女の子じゃない?』と1枚のプリクラを見せられた。 その女の子は彼女の友人で、いっしょにプリクラを撮った後に、交通事故で 亡くなったとのこと。 プリクラに写る彼女は、白いセーターと大きな十字架を身につけていた・・・ |
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恐怖の百物語第3弾 関西テレビ放送 二見文庫 「指きりげんまん嘘ついたら」 二十歳を過ぎたころに、検査入院をした女性の体験。 二人部屋に入院した彼女の隣のベッドには5歳の女の子がいた。 人形のようなかわいい女の子で、年の差があるにもかかわらず、すぐに仲良くなった。 『あと6つ寝たら手術をするの。そしたら、元気になるんだ』 女の子がそんな話をしたが、どうのような手術をするのかを母親から聞かされることは なかった。 手術当日の朝、いつもに増して白い顔の女の子が点滴をしている姿が痛ましい。 『大丈夫。怖くもないし、痛くもないから頑張ってね』 と送り出すと 『うん。手術をして元気になるの。元気になったら、また遊んでね』 そんな女の子がいじらしく思えて、小指を絡めて・・・・ 『ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます』と指切りをした。 女の子は『バイバイ』と手を振ると、手術室へ向かった。 どのくらい時間が経ったのか・・・・体調が悪くなり、体が全く動かないことに気づく。 見れば、手術中のはずの女の子がいる・・・・ 『元気になったから、向こうで遊ぼう。』 『おねえちゃん、今苦しいの。あとでね』 今までなら『じゃあ、あとでね』と言ったいた女の子がしつこく『遊ぼう』と誘ってくる。 やがて、般若の顔へと変わった女の子が首を絞めてきた・・・・ 薄れ行く意識の中が『助けて、助けて』と訴えていたら 『どうしたの、しっかりしなさい』 女性の母が助けてくれた。 そして、首にはくっきりと小さい手の跡が付いていた。 |
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恐怖の百物語第5弾 関西テレビ放送 二見文庫 「花嫁人形が泣いている」 彼女の田舎には、お嫁に行くときは花嫁人形を持って行くという風習があって 彼女はフランス人形を持って嫁いで行った。 この時、彼女は妊娠5ヶ月だった。 結婚して2ヶ月ほどは甘い新婚生活を送っていたが、以後は夫の無断外泊が多くなり 二人の間は急激に冷めていった。 ある夜『あの人たち、きらい』いう声で目覚めた彼女が居間へ近づくと、夫と義母の声がした。 『だから、俺は最初から嫌だったんだ。だけど、子供が出来たらしょうがないだろう』 『それなら、子供が出来たら私が育てるから、別れればいいだろう』 二人の会話を聞いた彼女は無意識に手首を切っていた・・・・ しかし、彼女は実の母によって助けられた。 それには、こんな訳があった。その夜、母は孫のおしめを縫っていた。 ちょうど、彼女が手首を切った時間に仏壇がカタカタなり・・・・ 『ママを助けて、ママを助けて』という声が聞こえて来た。 驚いて外を見ると、あのフランス人形が窓に写っていたそう。 その後、彼女は離婚をし、今ではフランス人形が娘の遊び相手になっているという。 フランス人形が助けてくれたのか、お腹の子が助けてくれたのか・・・ |
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怪談本当に起きた話 ナムコナンジャタウン 二見文庫 「あの人には・・・・影がない」 友人と二人で山へ登山に行った男性の体験。 1日の行程を歩き終え、テントを張って食事も取り、眠りについた。 深夜に『サクサク』という足音で二人とも目覚めた。 時間は午前1時。 すると、突然、テントの外から『すみませーん、お願いします』という 女性の声がした。 こんな深夜に、しかもこんな山奥にいったい誰が来たのか? おそる、おそる、テントの入り口を開けると、そこには髪の長い とても美しい女性が立っていた。 『友人が足をくじいたので助けてください』 早速、登山靴を履くと、女性の後に続いて歩き出した。 登山道を外れ、獣道に入ったところで、友人がしゃがんで靴紐を 結び直し始めた・・・私にも同じ動作を求めます。 友人は、あの女性に影がないのは絶対におかしいと言い 二人いっしょに全速力でテントへ走って戻ることにした。 テントに戻っても『すみませーん、お願いします』の声は明け方まで 続いた。 朝になり、二人は女性が案内していた道をたどってみた。 すると、小さな池があり、白骨化した死体を発見した。 長い黒髪だけが生きているようにユラユラと水中を揺れていた。 |
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あなたの隣の怖い話 ナムコ・ワンダーエッグ 二見文庫 「私も死んでる・・・」 友人3人で海外へ旅行に行った女性の体験。 関西国際空港で待ち合わせの時間に遅れてきた1人が来ると 3人は飛行機でバリ島へと旅だった。 バリ島のホテルにチェックインすると、各が自宅へバリ島へ到着した 旨の連絡を入れ始めた。 すると、空港に遅れて来た友人が「おとうさんが死んじゃった」と 言い出した。 他の2人は、なんと言ったら良いのかわからず、オロオロしていると・・・ 『私も、死んでる・・・』 実は、父親の運転する車で空港へ向かう途中、事故に遭い、2人とも 即死だった。 『私も、死んでる・・・』と言い残して、彼女は消えてしまったそうです。 |
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ひとりで眠れなくなる怖い話 全国から収集 二見文庫 「出して、出して、出して、出して」 格安賃貸物件に入居した、故郷の先輩が体験する霊体験の数々・・・ この物件に何かあると思い調べてみると、押し入れの奥行きが 不自然に狭いのを発見。 迷わず、壁を壊してみると、そこには以前に使われていたであろう 奥の壁があった。 その壁一面に 出して 出して 出して 出して 出して 出して と口紅で書いた文字群があった。 |
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世にも怪奇な平成耳袋 二見文庫 「深夜の病室、ベッドの下から・・・」 ある病気で病院へ担ぎ込まれた女性の体験。 一命は取りとめたものの、ベッドの空きがなく産婦人科病棟で 浅い眠りを繰り返す毎日だったので、時間の感覚さえなかった。 ふと目覚めると、辺りは静まり返り、自分の心臓の音だけが やけに大きく聞こえていたのを憶えています。 足元を見ると、血が流れているではありませんか。 とっさに体を動かそうとしたのですが、金縛りにあったように ピクリとも動きません。 すると、今度は10歳くらいのおかっぱの女の子がゆっくりと ベッドの下から出てきたのでした。顔は、今までに見たことが ないような、怖い憎悪に満ちた顔をしています。 『どうして、そんなに怖い目をしているの?』と聞くと頭の中に 直接、答えが返ってきました。 『隣のベッドの人に・・・交通事故で・・殺された・・・ 絶対に許さない。子供を・・・産ませない』 心の中で『恨んでもしょうがないよ。私が祈ってあげる』と言うと マッシュルームのような白い物体を残して消えてしまいました。 翌朝、『カーテン開けてもいいですか?』と隣の女性。 『どうぞ』と答えるとカーテンが開かれ、30代の女性が心配そうな 視線を向けてきました。 『重い病気ですか』 『ええ~まあ』と言葉を濁し『あなたは?』と 尋ねてみました。 『私、流産なんです。トイレで丸くて白いマッシュルームのような物が 出てきて驚いてしまい、不安になってここに来たら流産だと言われました。 もう3回目なんです。お医者様には異常はないと言われているですけど 何度も続くと自信がなくなって・・・・』 「お盆には霊もこの世にとどまる?」 8月のある日、瀬戸内海の小さな島に住む祖母の家に遊びに行った。 祖母は大層喜んでくれて、来た甲斐があったという感じだった。 帰る時には、フェリーの出航を港で見送ってくれた・・・・と 思ったら祖母が船に乗っている。どうやって乗ったのだろう?と 思いながらも、両親と兄も知らん顔をしているので、うちに遊びに くるのだと一人納得していた。 うちに着いたあとも、祖母は皆と話し、ご飯をたべていた。 数日後、学校から帰ると祖母の姿が消えていた。 『おばあちゃんはどこに行ったの?』と両親に尋ねると、悲しい顔で 島で私たちを見送った際に、海に落ちて亡くなっていたと言うんです。 |
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海の怪談・山の怪談 アイプロダクション 永岡書店 「奥多摩の幽霊バイク」 彼女と夜、奥多摩へドライブに行った時のこと。 この辺りは走り屋が腕試しに来ることでも有名だと彼女と話していると 後方から、バイクの物と思われるライトの光が近づいて来た。 ものすごいスピードを出しているため、アッという間に追い越して 行きました。そして、その先のカーブを曲がり切れずにライトが 谷底へ落ちて行くのが見えました。 現場に着くと、すぐに強力ライトで10メートルたらずの谷底を 照らしましたが、人はおろかバイクさえも見つかりません。 それに、バイクが追突したはずのガードレールに何の傷も ないのです。 きつねにつままれた気分で帰ってきた後に聞いた話では 猛スピードで消えるバイクの霊が度々目撃されているとのこと。 |
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| あなたの知らない不気味な世界呪い ミステリーゾーン特報班 河出書房新社 「人を呪わば穴二つ」という。 ここでいう穴とは「墓穴」のこと。 「人を呪うなら、相手の墓穴だけではなく、自分の墓穴も用意しておけ」という意味である。 人を呪うのであれば、それくらいの覚悟が必要ということだろう。 じっさい、平安時代、陰陽師は呪い返されることを覚悟して、呪殺の術を行ったという話がある。 この言葉の裏には「むやみやたらと、人を呪ったり恨んだしてはいけない」という戒めがあることは あきらかだ。 時代を経て慣用句として人々の口に上ってきたのは、いつの時代も「恨み」の感情が、私たちの 心を支配しやすいということの証であろう。 呪いが生む『不気味な世界』に、あなたが足を踏み入れぬよう、本書がなんらかの歯止め役と なれば幸いである。 |
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| 真冬の闇の恐い話 怪奇ゾーン特報班(編) 青春文庫 「足音」 その年の2月のある日、朝から降り続いた雪は午後になっても止む気配を見せず 都会では珍しい大雪となった。 純子さんの働く会社では、早く退社するようにと指示があり、いつもより早い時間に 帰路についた。 電車を乗り継ぎ郊外の彼女の住む駅に着いた時には、雪は更に深くなっていた。 自宅の方向へ歩いているのは自分一人だが、自分以外の『サクサク』という足音が 聞こえてくる。 身を固くしていると、犬がやってきた。 犬は、純子さんを見ると『クーンクーン』と鼻を鳴らして寄ってくる。 犬の頭を撫でていると、犬の周りに足跡が増えていく・・・ 足跡が純子さんを追い抜いて行くと、犬が後を追いかけて行く。 (これって幽霊????) 後を追いかけて行くと、誰かの足跡と犬の足跡が消えている場所は純子さんの家の玄関だった。 |
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| 世にも妖しく恐ろしい話 謎の情報研究班(編) 青春文庫 「慰霊碑のそばでジョギング・ランナーは見た」 中学教師の小夜子さんは、3年ほど前から夜のジョギングをしている。 コースは、自宅を出て市街のはずれにある公園を回ってくるというもので、距離にして10キロ。 その夜、かつて街の大半を焼き尽くした大火災の慰霊碑の近くを走っていると、わずか 3メートルくらいの路地に無数の人がひしめきあっていた。 まるで地の底から湧き出るかのように群がる人々の顔は一様に焼けただれていた・・・・ 意識を失った小夜子さんが目を覚ますと、目の前に母親の顔があった。 『慰霊碑の前で倒れていたいたのを、警察の人が見つけてくれたんだよ』 |
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| 大都会の怪談 大追跡調査団(編) 青春文庫 「電話に出たのはいったい誰?」 榊原賢さんは本業のカメラマンのほかに、超常現象演出家という肩書で稼いでいた。 この仕事はアイディア勝負である。 シーンと静まった仕事部屋でラジカセのスイッチを入れた。時刻は深夜十二時。 ラジカセからは、前の年の『英国ダービー』の現場音が流れ始めた。 電話機の受話器を取ると、行きつけの飲み屋の番号を回す。 『ああ、今さぁ、ロンドンのアスコット競馬場にいるんだよ』 国際電話を装い、くだらないロンドンの談義を三分ほどした。 そしてすぐにタクシーに乗って、その飲み屋へ行って、青い顔をして店に入る・・・・ 『ア、ア、アスコットで急にめまいがしたと思ったら、この店の前にいたんだ』 と言って 常連客を脅かそうというのが、その日のアイディアだった。 飲み屋のドアを押した。タバコの煙がムッと鼻をつく。 一歩中に入って、驚いたのは常連客ではなく、榊原さんの方だった。誰もいない・・・・ 五分待ったが誰も現れないので、冷蔵庫を開けると、中は空っぽ。 突然、店を電話が鳴りだした。恐る恐る電話に出ると・・・・ 『マスターが死んで、店は閉まっているはずなのに、誰かがいるみたいというので 電話したんだけど・・・・』 榊原さんは言葉を失った。では、先ほど掛けた電話に、いったい誰が出たっていうんだ。 |
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| 夏休みの恐い話 怪奇ゾーン特報班 青春文庫 「故郷のクラス会」 大学生の林弘さんのもとに、故郷の高校のクラス会のお知らせが届いた。 夏休みということもあり、さっそく帰省することにした。 東京駅で夜行列車に乗り込み、混雑する車内でなんとか座席を確保できた。 座席の向かいに、林さんと同じ年くらいのスーツを着たサラリーマン風の男が座った。 男は林さんをじっと見ているようで、その視線に気づいた林さんが男を見ると視線を外す。 顔を見ても、その男に見覚えがない。 しかし、視線を他に移すと、男からの視線を感じる・・・・ 居心地の悪い思いをしながら列車に揺られていると、何時しか寝入っていた。 前の男が動く気配で目が覚めた・・・どうやら次の停車駅で下りるらしい・・・・ 駅に停車した列車が走り出すと、ホームに立つ男の姿が見えた。 そして、この男の姿を終点の駅でも見てしまった林さんは、思わず悪寒が走った。 その夜、クラス会に出席した林さんに、幹事から封筒を渡された。 『これ、林に渡してくれって。君島さん、おまえにずいぶん感謝していたらしいぞ』 君島さんが病気で学校に登校できないため、家の近かった林さんがクラスを代表して 修学旅行のお土産や通知などを届けていた。 手紙には、『息子は生前あなたにもう一度会いたいといつも言っていた』 同封されていた写真には、列車の中で見た男と林さんが肩を組む姿が写っていた。 林さんは震えがおさまると、男の冥福を祈った。 |
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恐怖暗黒の闇へ誘う28話 怪奇ゾーン特報班 青春文庫 「虫のしらせ」 ある夫婦の体験。 ふたりの一人娘が霊となって現れた。 難しい試験にパスしたものの、そのまま闘病となり、一度も登校しなかった高校生活。 その高校の制服を着て、死んだ娘が現れたのだ。 うれしくて、うれしくて、何が飲みたいかと尋ねると、家にはないコーヒーが飲みたい と言う。 紅茶ならあるが、コーヒーはないと夫が説明するが、頑としてコーヒーが飲みたいと。 生きている時は、そんなわがままを言う娘ではなかったと思いながら 夫婦はそろって、娘のコーヒー豆を買うために家を出た・・・・ すると、裏山が崩れて家を押し流してしまった。 死んだ娘がわがままを言ったのは、私たちを助けるためだったと解り、感謝の気持ちと 娘への愛おしさで涙した・・・・ |
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| 恐怖巡礼 怪奇ミステリー探偵団 青春出版 「禍の風ぐるま」 青森県恐山の近くの旅館でのこと。 母親と男児の二人が泊まった。 その夜、男児が『外から声がする。誰かがぼくらを探しに来るよ』と言い続けた。 『大丈夫、何もいないから。安心して』 母親の言葉に、男児は眠りに就いた。 そして、母親も眠ろうとした時・・・ 『どこに・・・いる・・・』 初めは幻聴かと思ったが、声はどんどん大きくなる・・・・ 『わかった・・・ここだ・・・ここにいるんだ・・・・』 襖一枚隔てて、地の底から出たような声が響く。 ブルブルと震える母親に、寝ていたはずの息子が母親に掴みかかった。 『風ぐるまを倒したのはお前たちだなー!』 息子の手は母親の首を絞める。 薄れゆく意識の中で、恐山を見学する際に風ぐるまを倒して、そのままで来たことを 思い出した。 『ごめんなさい。明日、必ず元に戻しますから許してください』 |
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恐怖の痕跡午前0時の遭遇 怪奇ゾーン特報班 青春出版 「位牌のある部屋」 そのアパートに越して、3日目の深夜。 『コンコン』、小さいノックの音で目覚めた。時間は午前3時。 『どちらさまですか?』 『ケンジ、ケンジを出してください』と、か細い若い女の声。 『ここにはケンジという人はいませんよ』と答えるが女は 『ケンジを出してください』の一点張り。 気味が悪いので、無視して寝ることにした。 それから毎晩、午前3時になると女が来るようになった。 不動産屋に相談すると『ケンジ』という名の入居者はいなかったと言う。 藁にもすがる思いで、前の住人の電話番号を教えてもらい、電話をするが不通。 それなら部屋にヒントがあるかもしれないと、部屋中を探してみると位牌があった。 戒名に『健』の文字が入っている・・・ケンジ・・・間違いない。 午前3時を待ち、女が来るとチェーンロックしたままドアを少し開けた。 わずかに開いた隙間に位牌を差し出す・・・ 『ケンジ』、氷のように冷たい指が触れると位牌が手から抜けた。 この間、目は閉じていた。見てはいけない物を見てしまいそうなので・・・。 それ以来、その女が来ることはなかった。 不動産屋の話では、前の住人は息子が無理心中で亡くなったため故郷へ帰った・・・。 |
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午前0時の怪奇夜話 怪奇ゾーン特捜班 青春出版 「深夜バス」 ある男性が、深夜にガードレールを飛び越えて乗り合いバスを停めた。 『乗せてくれ~』 その日、職場の連中と飲んで高尾行きの最終列車に乗り遅れてしまった。 最終列車に乗り遅れた人のために深夜バスが運行されていることを思い出し その停留所へ行く途中でバスを見つけた。 『高尾方面に行きますよね』と運転手に尋ねると 『何処へでも行きます』との返事・・・ 変なことを言う運転手だな~と思いながら車中を眺めると。 口にチューブを付けたまま息をしていない老人、買い物袋にべったりと血を付けて 横たわる主婦等・・・・みんな死んでいる様子。 彼は、無理やりバスのドアをこじ開けると外へ身を投げた。 幸い草の上にでも落ちたのだろう、軽い痛みだけで済んだようだ・・・・ 目を開けると明るい光が飛び込んで来て、真っ白で何も見えない。 『あなた、あなた。気が付いたのね』と妻の声がする。 ここは何処だ?と見ると病院のベッドだった。 彼はひき逃げ事故に遭い、生死の境を彷徨っていたのである。 |
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恐怖 戦慄の収集 怪奇ゾーン特報班 青春出版 「学校に戻りたかった少女」 ある高校のとあるクラスに長期間、病欠中の少女がいた。 入院したはじめの頃は、どうしたろうと気になっていたが、長期に渡ってくると 誰も気にならなくなっていたある日の夜11時、彼女からクラス全員へ電話が行った。 『明日、学校に行くからね』 翌日、学校へ行くと彼女が登校して来た。 顔色はよくなかったが、『よかったね』と声を掛けるクラスメートに笑顔で応えていた。 しかし、あまりにも顔色が悪いので、早退するように担任の教師が言ったが 彼女は終業時間まで学校にいた。 放課後、担任の教師が自宅まで送って行こうとする途中で、彼女は逃げるように 人混みへと消えて行った。 担任の教師が学校に戻ると、彼女の家から電話がかかってきた。 実は、彼女は前日の午後11時に病院で亡くなっていたのだ。 まさに、クラス全員が電話を受けた時間に・・・・ |
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本当に体験した恐怖の100選 怪談倶楽部 ワコー出版 「草津の白い男」 草津へスキーに行った晩のこと、吹雪いたので宿で寝ていたら 全身白づくめの男が入ってきて、壁の中へと消えて行った。 翌朝、宿の主人に尋ねたら 『雪山で死んだ男の霊が、勝手に部屋に入るので困っている』と 明るく言われたので何も言えなかった。 |
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アキバ怪談萌え~怖え~ 英知出版 メイドたちの恐怖体験 「お帰りなさいませ~、ご主人さま~」 メイドカフェで働いていた、ご奉仕大好き少女が自室で亡くなっていた。 発見したのは同僚の女の子。 亡くなってからもアキバで見かけたという話を多く聞いた。 彼女の死を知っているのは、店長と発見者の女の子だけ。 亡くなった彼女は休んでいることにしていた。 最近、女の子が『お帰りなさいませ~、ご主人さま~』と死んだ彼女の ファンの男の子に声を掛けると、亡くなった彼女の声がダブるそう・・・ |
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恐怖体験!現代百物語 心霊現象研究会 廣済堂文庫 「湯治場の怪異」 踊り稽古で知り合った、私、かすみさん、小百合さんの三人はいつも行動を共にしていました。 三人とも既に未亡人となっていましたので、寂しさを紛らすには一緒にいるしかなかったんです。 三年前、かすみさんの提案で湯治場へ温泉三昧の旅行に行くことになりました。 かすみさんの予約してくれた宿は、由緒ある湯治場で青々とした山壊に抱かれた秘湯という 感じでした。 宿に着いたものの、温泉に入る前に買い物をすることになり、食糧、お酒を買い込みました。 そして温泉・・・・来て良かったな~と実感。 その後、料理をするため私は包丁で野菜を切り始めたのですが、とんとんとん・・・・ 急に目の前がかすんで来て、めまいがして来ました・・・・ 自分の名前を呼ばれているような気がして、我に返った私でしたが、目の前のかすみさんが 青ざめた顔をして腕には包帯をしています。 そして小百合さんは顔に包帯をして、布団に横たわっています。 『どうしたの?』 私は訳がわからず、たずねました。 『春代さん、あなた本当に憶えていないの?』 かすみさんは、怒りに震えながら、私が突然倒れたかと思うと起き上がり、ものすごい形相で 私たち二人に向かって包丁で切りかかって来たと説明しました。 二人が懸命になだめても、錯乱した私は包丁を振り回していたそうです。 そんな声を聞きつけて、宿の主人が飛んできました。 『ああ、お客様に乗り移ったんですね・・・・』 宿の主人によると・・・・昔、不倫旅行に来た男女がいて、女は追いかけて来た男の妻に刺殺された。 妻は包丁を振り回し、女の顔、腹を何度も突き刺して絶命させた。そして夫の胸を一突きで絶命 させると、喉をかい切って自殺したとのこと。 『以前、一度だけ、お客様と同じように錯乱された女性がおりました。幸い、大きな事故にならずに 済んだのですが・・・・』 自殺した妻の怨念と『波長』が合ってしまったのだろう・・・・ 『あなたが悪いんじゃないのはわかっているんだけど・・・・』 二人はそう言って、離れて行きました。 |
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真冬の恐怖体験 心霊現象研究会 廣済堂文庫 「招くねこ」 愛猫がいなくなった。3ヶ月経っても帰って来ない。 忘れかけたころに愛猫の姿をプールの近くで 見かけるが、プールでは中学生が溺れていた。 実は、愛猫はその中学生に殺され、まさに復讐の 最中であったと後で知る・・・ |
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本当にあった恐怖体験呪われた写真 心霊現象研究会 廣済堂出版 鑑定結果は見た人の判断に任せるとして・・・ 多くの写真にしっかりとわかる形で写っています。 『踏み切りの亡霊』という心霊写真が『霊』そのものと いう感じに見えます。 画像は下 |
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【恐怖体験】奇跡体験!アンビリバボー フジテレビ編 ザ・テレビジョン文庫 「浮かぶ女」 恋人同士のカップルが北海道旅行をしたときのこと。 二人は大沼国定公園へと行き、ボートへ乗り込んだ。 大沼は、多くの藻や水草が茂る濁った水が特徴。 二人は水草の多さに呆れながらもボートを進ませていた。 ふと見ると、ボートの縁を白い指が掴んでいる・・・・ そして、黒髪の女性が水面から顔を現した。 ボートの縁に手を掛けて顔を上げているのに、ボートが全く傾むかない・・・・ 女性は深く沈んだ目で二人を見ると、ゆっくりと水面へと帰っていった。 二人は慌てて岸へと戻り、ちょうど通りかかった地元の人に、たった今 見た光景を話した。 『見たんです・・・・水の中から女の人が・・・・』 ところが、意外にも驚かず、返ってきた言葉は 『やっぱりね』 |
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恐怖体験!アンビリバボー2 フジテレビジョン編 ザ・テレビジョン文庫 「結婚を引き裂く女」 母の知り合いの息子さんと、お見合いという感じで紹介されて、お付き合い するようになった彼女の体験。 二人の結婚が決まってから、おかしなことが起こり始めた・・・・。 もととも夢は見ないのに、何者かに首を絞められたり、彼に電話をしようとして ダイヤルを押し間違えたり、目の前に居る彼に近寄れないという夢を見る ようになった。 そして、次は現実の世界でそれは起こった。ある日、自転車に乗っていると 後ろから来た自転車にいきなり肩をぶつけられた。しかも、ぶつけた自転車は 前方でUターンをすると再び、彼女めがけて突進してきたのである。 しかし、ギリギリのところを通り過ぎただけで、彼女に怪我はなかった。 自転車に乗っていたのは女。その女がすれ違いざま「やめろー」と言った・・・ この女、彼の元彼女・・・そして今はこの世の人ではない。 |
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会社の怪談 徳間書店 「衝突事故から私を救った第六感」 今、自衛隊のイージス艦と漁船の衝突事故が問題に なっていますが、今から十数年前にも同じことをやらか しているんですよ。 潜水艦と釣り船の衝突事故。 当日、その釣り船に乗らなかったために命拾いした人の 第六感の働きの様子。 |
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インターネットの怪談 いれぶん出版 「お母さんのお味噌汁」 小学3年生、転校したばかりで唯一親しい友達と学校に行くのに 珍しく自分が彼女を迎えに行った時のことでした。 彼女の家の前まで来ると、味噌汁のいい匂いが漂ってきました。 匂いに誘われるまま、台所の方へ回ってみると、友達のお母さんと 思われる人に声を掛けられた。 上がって待つように言われたが、外で待っていると友達がやってきた。 朝食をいっしょに食べようと言われ、彼女が味噌汁を暖めた。 彼女のお母さんが来ないので「お母さん、綺麗でやさしいね」と彼女に 言うと、急に大粒の涙を流して泣き始めてしまいました。 彼女のお母さんは数年前に亡くなったそう・・・・ お母さんの写真を見せてもらうと、台所で声を掛けてきたのは まぎれもなく彼女のお母さんでした。 |
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葬儀屋が教えるココだけの怖い話 宝島社 「中庭に埋まった死者の秘密」 ある老人が病院で亡くなった。ご遺体をご家族の家に 運んだが、老人の意向との理由で通夜も葬儀も 家族である息子夫婦は行わなかった。 ある日、その病院の看護師に呼び止められた。 亡くなった老人の幽霊が出て、庭の一部を掘っている という。早速、その部分を掘り返してみると・・・ 子犬、子猫・・動物の子どもの屍骸がたくさん出てきた。 いつもニコニコと温厚は顔をしていたが、実は息子を 深く恨んでいたのではないか?という話。 |
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実話”恐怖”怪談 怖い噂編集部 ミリオン出版 「とばっちり」 無理して中古物件のマンションを買ったOLの体験。 ある深夜、帰宅すると玄関ドアが開いていた。 空き巣と思い、警察へ通報。 駆けつけた警察官が調べると、部屋の中で知らない女性が首吊り自殺をはかっていた。 警察の調べでわかったことは、死んだ女性は前の住人の同棲相手だった。 しかも、この事件があってから、度々彼女の霊に悩まされた。 『出て行け~』 不動産会社へ売却を依頼するも、事故物件になるので大幅に値が低下。 無理して買った価格なので、とてもじゃないが今のままでは売却できない。 途方に暮れながらOLが最後にとった方法は、事故物件に告知義務の過ぎる 10年間を機械に部屋を貸すことだった。 つまり、携帯のアンテナ基地として貸しているとのこと。 |
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旅ホラーぶるる ツアコン裏ネット委員会 フランス書院 添乗員が持ち歩く「幽霊旅館手帳」は存在する。 自分の担当のツアー客が問題の部屋に当たった場合は 事前に部屋の変更を交渉するという。 そして、添乗員自身の宿泊部屋となるケースもある。 また、一般客と隔離させたい芸能人には、宿泊施設側があえて 幽霊部屋を提供するとのこと。 芸能人に霊体験者が多いのは、こういうことも原因の1つなのでは ないでしょうか。 |
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| 真夏の恐怖夜話 東京ミステリー捜査班 ワニ文庫 携帯電話、ポケベル、電子メール、プリクラ・・・・。 急速に進むデジタル機器のお陰で便利になった日常の生活。 ところが、機器が進化すればするほど、信じられないような怪奇現象が次々とおこり始めたのだ。 人の怨念はデジタル回線に乗って、またはパソコンに潜り込んで、憎い相手に恨みを晴らす。 そう・・・・死に至るまで。 電脳ツールは時として、人を恐怖のどん底に突き落とす。 ・・・・・そこで、実際にあった恐怖体験を、都市を中心に集めてみた。 今夜はあなたにおこるかも・・・・ |
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悪夢の性霊実話集 ホラークラブ ワニ文庫 「自殺した愛人秘書の祟り」 社長秘書と愛人が亡くなった後とも知らずに、社長秘書として採用になった 女性の体験。 勤務して数ヶ月で社長と肉体関係を結んだ彼女は、ある日のこと秘書室で 事に至った。インポテンツになった社長に電動のおもちゃで何度目かの絶頂の 際、膣痙攣を起こしてしまい、心臓の鼓動がとてつもなく激しくなってきた。 その時、『元社長秘書が死んだのは心臓発作が原因で、これは元愛人の 祟りかもしれない』と彼女は思ったそう。 幸い、社長が大量の水を彼女に掛けたおかげで難を逃れた・・・ その後、彼女は会社の辞め、社長の愛人になったとのこと。 社外でいたす分には祟られないらしい・・・ |
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ズバリ!怖~い話恐怖のどん底にようこそ ワニの本 有名人の心霊体験談 ラジオの生放送で、心霊スポットから中継するという番組で 現地から届いた『オバケじゃないもん』の女の子の声・・・ 現地のタレントの声でもない。 |
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自衛隊の怪談 日本怪談保存会編 同文書院 「残された声」 御巣鷹山の日航機墜落事故の際に現地へ派遣されたヘリコプターのパイロットの体験。 彼の任務は、現場と麓の本部の間の水、食料の補給と遺体の輸送だった。 ヘリコプターの調子が悪くなったのは、立川を3機で飛び立ち、間もなくのことだった。 無線が全く使えなくなった。3機で連絡を取り合う無線ですら使えない。 そして、御巣鷹山に近付くにつれノイズが酷くなり、ノイズが消えたと思うと様々な 声が無線に入ってきた・・・・ 『痛い、痛いよう。お母さん、お母さぁん・・・』 『アツイ・・・誰か助けてぇ』 『くっ、落ちる・・・』 『・・・まだ、死にたくない・・・』 無線は最後まで使えなかった。トランシーバーさえも使えない・・・ 無線を点けると霊の声が聞こえてくるので、全て手旗信号で行う。 任務が終わって帰るときに、コックピットに塩を盛り 『成仏しますように』 と祈ったら無線が使えるようになったとのこと。 |
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いきなり怖い話いきなりフライデーナイト編 フジテレビ出版 「背中を流してくれる幽霊」 投稿者のお父様の体験。 その日も酒を飲んで、深夜の帰宅途中のこと。 鼻歌交じりに自転車のペダルをこいでいると、風もないのに 突然、横からタックルを受けたように横倒しになった。 しょうがねーなー と思いながら、自転車を立て、また走り出した。 すると、また横からのタックルを受け、横に倒れた。 その時、ふいに思い出したのが、自殺したお父様の友人の顔。 『やめてくれんか。静かに家へ返してくれ』 友人の名前を暗闇に叫んだ。 すると、何事もなく、家まで帰れたのでした。 そのまま、風呂に入った。 石鹸をつけて体を洗っていると、誰かが背中を洗ってくれている。 後ろを見ても誰もいないが・・・・ 『もう、いいかげんにしてくれよ』 と言うと、いなくなったとのこと。 ちなみに、このお父様、お寺の息子で小さい時から霊を見ているツワモノ。 |