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深澤夜




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深澤夜

深澤夜
「超」怖い話 鬼胎

深澤夜

竹書房文庫
「神様」
個人タクシー運転手の杉本さんの話。
ある日、ホームレスの男を乗せた。
『普段なら絶対に乗せないんですが、その時は見過ごしてはいけない気がして』
船橋まで行って、車内に臭いが残ってしまったので、その日の営業は終了。
車を洗車に回した。
次の日、老紳士が乗車拒否を繰り返されていた。
見れば、ズボンのお尻の部分が膨らんでいる・・・脱糞だ。
杉本さんは車を前に停めると・・・『いいですよ』と言って乗せた。
その日も車内に臭いが残り、営業はそれで終了。車を洗車に回した。
しかし、洗車から戻って来た初日から運が向いて来た。
ほとんど無駄に流すことがないくらいにお客が拾えた。
1ヶ月の売り上げが100万を超え、150万を超えた。

他のタクシー運転手が乗車拒否をするようなお客を乗せた後には、売り上げが上がる。
そのため、そういうお客を『神様』と思っているとのこと。

深澤夜
鳥飼誠
戸神重明

深澤夜
鳥飼誠
戸神重明
恐怖箱 魂迎

深澤夜
鳥飼誠
戸神重明

竹書房文庫
「ラーメン屋は何処だ」 深澤夜
駅のホームで電車を待っていると、後ろで駅員に絡んでいる男がいた。
『だ~から~、このへんでラーメンを食べるとしたら、ど~こですか~』
酔っ払いの問いに、知りませんを繰り返していた駅員だったが、根負けした。
『しょうがないな~、駅南口を出て、右に行くと・・・・』
突然、酔っ払いが消えた・・・・それも一瞬で・・・・
駅員も驚いて、あっちこっちと消えた男を探す。
駅員と目が合った。
『今の人、消えましたよね?』
『はい、消えました』
そして、唐突に現れる。
『でぇ? 右に行くと』
駅員が場所を説明すると・・・
『ありがとう~。電車は、また今度乗るわ~』
酔っ払いはホームの階段を下りて行った。

高田公太
深澤夜
神沼三平太

高田公太
深澤夜
神沼三平太
恐怖箱 蝦蟇

高田公太
深澤夜
神沼三平太

竹書房文庫
「連鎖」 深澤夜
警備中、一人で咳をした。
全員が帰った後、照明の落ちたオフィスである。
『ゲホ』 『ゴホ』 『ゴホン』 『ゲホン』
あちこちから咳が続いた・・・・計4回。
誰もいるはずがないのに咳の音が4回もした・・・・
急に怖くなった彼は、同僚が仮眠している詰め所へダッシュした。
すると、後ろからベタベタと足音が追いかけてくる。
寝ていた同僚をたたき起こしたが、出てくる言葉は支離滅裂・・・・
『あほか、お前は』 同僚は、再び寝てしまった。

『アホ』 『ボケ』 『ボケカス』 『このアホ』
背後から嘲笑されたので振り向くと、詰め所を見るための覗き窓に4つの顔が
張り付き、ニヤニヤ笑っていた。

深澤夜

深澤夜
恐怖箱 怪路

深澤夜

竹書房文庫
「佐藤さん」
神社の絵馬を見るのを楽しみとしている絵馬ハンターから聞いた不思議な話。
その絵馬には、絵馬に書いた本人と『佐藤さん』という人物の関係から書かれていた。
幼い時に両親とともに事故に遭い、両親は他界するが、佐藤なる人物に事故現場で
救出されて以来、世話になりながら生活をしてきた。
職場で、いやな部長にゴルフへ誘われた際も佐藤さんは行くなと言った。
そして、ゴルフに参加した部長以下は自動車事故で亡くなってしまう。
佐藤さんは、事故の様子を部長と同じ車内に居ないとわからない内容まで説明する。
退職後、佐藤さんの薦めに従って持ちビルの地下1階にCD・レコード店を出す。
絵馬ハンターが1度だけ、そのCD・レコード店へ足を運んだことがあったが
店には誰もいなかった。
その後の絵馬への書き込みを見ると、神社へ願掛け(絵馬)をしていることが佐藤さんに
知れてしまい、大いに怒られたので絵馬への願掛けはここで終わりにしたいとあった。
絵馬ハンターは、自分が店に行ったことで絵馬のことがバレてしまったと思ったとのこと。
そして、この件には関わりたくないと言う・・・・
この『佐藤さん』、生きている人間とは思えないのですよ。

つくね乱蔵
原田空
深澤夜

つくね乱蔵
原田空

深澤夜
恐怖箱
蛇苺


つくね乱蔵
深澤夜
原田空

竹書房文庫
「動物園」 深澤夜
坂出さん親子が動物園へ遊びに行った時のこと。
檻の中のライオンを見ていると・・・・
『おい、何やっているんだ。逃げろー』
家族連れの中の父親と思われる男性が怒鳴り始めた。
すると、もう一方の家族連れの父親も・・・
『おい!係員を呼べ、係員』
しばらくすると係員がやってきた。
『お客様、どうされました?』
『ライオンの檻の中に子供がいるんだ・・・・』
慌てながら説明する男性二人が檻の中を見ると
『あれ、いない。どこ行ったのか』
係員は怪訝そうな顔して、戻って行った。
『3歳くらいの男の子がいましたよね』
『見た見た。確かに檻の端にいました』
坂出さん親子は、騒ぐ男性が来る前から檻の前にいたが
坂出さんも奥さんも子供の姿など、全く見えなかった。

松村進吉
深澤夜

松村進吉
深澤夜
恐怖箱 しおづけ手帖

松村進吉
深澤夜

竹書房文庫
「流行と退廃」 深澤夜
『はじめて見たときはびっくりしましたけど・・・・』
それは、身長20センチの緑色のシャツを着て、頂頭部は少し禿げた普通の
おじさん。
その20センチのおじさんが、ある時は公衆電話から、ある時はガードレールから
行きかう人々を見ているんだとか。
おじさんは、体験者の彼女を見ると『ふん!』とそっぽを向く。
よく観察していると、スカートには注目するが、パンツには目を背ける。
男やパンツルックには全く興味がないらしい。
冬が過ぎて春になったが、この年からおじさんを見なくなったという・・・・
ホットパンツが流行りだして、スカートを履く人がトンと減ったから・・・?


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