稲川淳二 |
Amazon | 楽天市場 | |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の霊談 稲川淳二 ウェッジホールティングス 「人魂の群」 心霊写真が撮りたくてしょうがないA君に頼まれて、多少霊感のあるB君が 同行した廃墟で見たものは、人魂の群れだった。 急いで逃げる二人を人魂が追う・・・・ 廃墟に入る時には開いていた入り口の扉が閉じていたため、二人のすぐ近くに 人魂が迫る。 A君の体当たりで、ようやく扉が開くと人魂は跡形もなく消えた・・ 「首の周りに取り憑くもの」 稲川淳二が心霊探索で訪れた、東北のあるペンションでのこと。 ペンションへ向かう途中で、事故車と思われるまだ新しいバイクが倒れていた。 あまり気にも止めずにペンションへ向かう。 オーナーが首を吊ったと言われているペンションでは、誰のイタズラか 洗面所の鏡に『サクマ』とペンキで書かれていた。 ペンションをあとにした一行は、どういうわけか道に迷い、行き止まり・・・ そこは斎場で通夜の最中であった。 故人の名は『佐久間』、気になったスタッフは事情を聞いてみることにした。 すると、例のペンションへ友人と肝試しに行き、怖がる友人を置いて 一人でペンションへ入って行ったのが亡くなった彼だった。 しばらくすると、『殺されるぞ~』と叫びながら出てきた彼はバイクに乗り 友人達と逃げたが、後に発見された彼は首を切断されていた。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
芸能界☆こわい話 稲川淳二他 朝日ソノラマ 「戸をたたいたのは一体誰だった?」 ボク以外の人といっしょに体験したことがあります。 堂ケ島の某旅館です。 作家の人が 『どうもオレの部屋は気持ち悪い。代わってくれ』 と言うのでディレクターの人といっしょに、その部屋に行って寝たんです。 すると誰かがガタガタと、外から戸をたたくんです。 『バカだな~、誰かおどかそうとしているんだぜ』 と笑っていたのですが、その後、女の声で 『うー うー うー』 と泣きはじめました。 『あのヤロー、しつこい性格しているなあー』 と言って、そのまま朝まで寝ていたのです。 朝、戸の外を確認すると、そこに人が立てるはずがなかった。 戸のすぐ外は崖っぷちだったんです。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の死ぬほど怖い話 稲川淳二 朝日ソノラマ 「言うなよな」 稲川淳二が一人、とぼとぼと歩いていると、踏み切りの向こう側に気になる人を発見。 気になると言っても、好意がある方の反対。 雰囲気が変、姿も変、何かがちぐはぐ・・・。 まだ距離があるので、はっきりと見えない。 近くまで来たら、はっきりと見てやろうと思い、すれ違うのを待っていた。 すれ違いざま 『言うなよな』 と、その男が稲川淳二に言ったとか。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
「稲川淳二の怪談冬フェス~幽宴~」がさる2018年11月24日羽田空港国際線ターミナル内にある 「ティアットスカイホール」で開催。 イベントの目玉として最も怖い怪談語りを決める「怪談最恐戦」最終決戦が繰り広げられた。 その地方予選大会を含む、最恐戦での熱い戦いとなった怪談を纏めて掲載。 あわせて、最高顧問稲川淳二の初期の傑作「さまよう人形」と、怪談最恐戦<投稿部門›として公募した 【最恐戦マンスリーコンテスト】より優秀作を収録した一冊。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の本当に怖い怪談 稲川淳二 竹書房文庫 昭和57年に温泉番組の収録で訪れた旅館で体験する恐怖。 その恐怖を再現したのが、テレビドラマ『迎えが来ない』。 平成3年に『迎えが来ない』の撮影がスタート。 撮影の合間に、更なる恐怖体験が! 更なる恐怖体験を再現したのが、平成12年に出したビデオ『恐怖劇場2』。 体験内容は、あまりに多いので本の中でじっくり体験してください。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の恐怖がたり-憑く- 稲川 淳二 竹書房文庫 「蓼科高原での不思議な出来事」 稲川淳二が蓼科高原のペンションへ事務所の人たちと 遊びに行ってた時のこと。 稲川淳二だけ大阪の仕事があり、事務所の若い男性に 茅野駅まで送ってもらった。 車から降りた後、車を見送っていると男性は若い女性と 待ち合わせをしていたようで、2人の女性が車に乗って 楽しく話してペンション方面へと去って行った。 数日後、その若い男性と顔を合わせたので冷やかしてやった。 『うまいこと、呼び込みやがって~』 彼は照れながら、頭をかいた。 『で、どっちなんだい?。おまえの彼女は?』 『助手席に座っていましたよ』不思議そうに彼が答える。 『いや後ろにもう一人、前の座席へ首を伸ばして話していた 女の子が乗っていただろ?』 『いえ、二人だけでした』・・・・・ 数日後、『わかりました、わかりました』って彼がやってきた。 実は、当日は彼女ともう一人来る予定だったのだが 途中で事故に巻き込まれて亡くなっていたとのこと。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の恐怖がたり-呪い- 稲川 淳二 竹書房文庫 「引越しした後、部屋に落ちている謎のもの、いったい誰がこの部屋にいるのか」 東北の国立大学に通う男性が借りたアパートでのこと。 ある日、長い髪の毛を見つける。 女性を部屋に招いたこともないのに、おかしいなぁ~と思いながら捨てる。 すると、今度は友人から 『おまえの部屋に女性がいるのを見たぞ。彼女が出来たらなら紹介しろよ』 と言われた。彼女どころか、女性の知り合いもいないのに・・・。 ある日、窓ガラスに小さい手の跡があることを発見。 それは窓の内側から、女性の手の大きさの跡だった。 気持ちが悪いので、お札を部屋の中に貼った。 その後、しばらくは何もなく過ごしたが、ある晩、突如、それはやってきた。 真っ暗な中「ずず~」「ずず~」と畳を引きずる音が近づいてきたと思ったら 長い髪の毛が顔にかかった。仰向けに寝ていたので、どうも真上にいるようだ。 動こうにも動けない。 じーっと耐えていると、突然気配が消えた。体も自由になった。 急いで蛍光灯を点けると、部屋中のお札が剥がされて一箇所に丸めてあった。 彼は一目散に友人のアパートへ逃げ込んだ。 そして、荷物を取りに行くのにも同行してもらった。 荷物を取って帰りに寄ったラーメン屋で聞いていたら、彼の部屋は有名な 幽霊が出るという部屋だった・・・ |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の恐怖がたり-怨み- 稲川淳二 竹書房文庫 「身の毛もよだつとは、こういう話を言うのでしょうねぇ」 ある女子高校生6人で旅行へ行くことになった。 そして、6人の中のA子の彼氏が現地で落ち合うことになっていた。 当日、列車を乗り継いで目的地の駅まで到着。 あとは、貸別荘までローカルバス。6人はバスに乗った。 バスの中は彼女たちしか客がおらず、ワイワイと楽しく騒いでいた。 突然、 ドーーーン!! A子の目の前は真っ暗になったが、すぐに先ほどの風景が目に映る。 やがてバスは貸別荘へ到着。 荷物を運び入れて一段落すると、友人の一人とA子さんがお風呂へ。 そこで友人はA子さんに、彼氏が死んだことを説明するが、A子さんは信じない。 すると今度は、ドアをドンドン叩く音と共に彼の声が聞こえてきた。 『A子、ここを開けてくれ』 しかし他の5人は、口を揃えて 『ドアを開けたらA子が死の世界へ連れて行かれるよ」』 迷いに迷って、A子はドアを開けた・・・・ 目の前が真っ白になったと思ったら体中が痛み出して、だんだ周りが見えて来た。 自分だけが座席に引っかかってる。 運転手も友人も、車両の前側に衝突して血だらけで誰も動かない。 次にA子さんが目覚めたのは病院のベッドの上。 実は、バスはトラックと接触して崖から落ちて運転手も友人5人も即死。 A子さんの彼氏もオートバイで事故に巻き込まれて即死。 友人たち5人はA子さんを道連れにしたかったのでしょうが、彼氏1人がA子さんを 生還させようとしたのでしょうね。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の恐怖がたり-蠢く- 稲川淳二 竹書房文庫 「杉山~、ありがとうな。ありがとうな!杉山ぁ!」名優は泣きながら叫んだ 10年間、マネージャーをやっていた杉山さんが入院中のある早朝の3時。 『おはようございます。4時きっかりにお迎えに上がります』と電話が入った。 声は聞き覚えのある杉山さんの声・・・ そこへ、今度は現マネージャーから電話が入った。 『おはようございます。4時30分にお迎えに上がります』 話を聞くと、電話をかけてきたのは今のが本日初めてで、杉山さんが 3時ころ病院で亡くなったとのこと。 それを聞いた途端、杉山さんが4時にあの世へ迎えにくると思って 怖くなった。 そして4時、杉山さんの霊とおぼしき気配が部屋に入ってきたときは 恐怖の絶頂。 しかし、部屋から出て行く時には『ただ単にあいさつへ来た』とわかり 『杉山~、ありがとうな。ありがとうな!杉山ぁ!』と出て行く気配に 泣きながら叫んでいたということです。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の恐怖がたり-祟り- 稲川 淳二 竹書房文庫 『怨念』というのはあるんだと思わせる事件がある・・・ あの大スターだった田宮二郎。 猟銃で自殺しちゃいましたよね。 田宮二郎が住んでいた土地の前の持ち主はドイツ人だったが この人も猟銃で自殺して死んでるんだ。 そして、その前の持ち主はオランダ人で、すぐ下の川で 原因不明の死を遂げている。 原因として、田宮二郎宅の隣にお寺があって、そのお寺の 釣り鐘堂が田宮二郎宅のすぐ下にある。 その昔の戦国時代、合戦の手柄の申請に殺した相手の 手首を切って、上役へ届けた。 その届けられた手首を葬った場所が釣り鐘堂なんだ。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の怪異談 稲川淳二 竹書房文庫 「お寺に泊まった銀行員」 ある関西にお住まいの銀行員の方からうかがった話だそう。 お寺のお賽銭を集金する担当の時期があって 正月明け早々に、あるお寺へ仕事で伺った。 その日のうちにお金が数え終わらないことと翌日も打ち合わせが あったことから、その日はお寺に泊まらせてもらった。 深夜、目が覚めると大勢の人が話す声がする、しかもうるさい。 なんとか寝ようとするが、うるさくて寝られない。 しかたなく、こんな夜中に何を騒いでいるのか見に行くことにした。 騒がしいのは本堂のようで、 足音を忍ばせて本堂へ向かった。 『まけて~な~」 『い~や、これ以上は一銭もまけられまへん』 なんか、値引き交渉やってるな~と思いながら、本堂の戸をわずかに 開けてみたが誰も見えない・・・。 そこで、中が見えるほど戸を開けてみると・・・・ そこには彼が集めた賽銭を入れた袋が3つあるだけだった。 住職に話すと 『賽銭にこもった人々の執念や執着が話をさせたのだろう』と言ったとか。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の眠れないほど怖い話 稲川淳二 竹書房文庫 「葬式の仕出し屋さんの話」 ある葬式の仕出し屋さんでパートで働く女性の話。 その日は、翌日の予約もなく、暇で早く帰ろうかな~と思っていると 店の裏口に真っ青な顔した男性が立っている。 よくあることらしいのですが、何度見ても気持ち悪い。 だって、生きている人ではないのだから・・・ 裏口に生きていない人が立つと、必ず予約が入る。 その時も、案の定、予約の電話が葬儀屋から入った。 『○○町の○○さん、今亡くなったから、明日いつものやつで 寿司○人前 てんぷら○人前・・・・予算は○○で』 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二のこの心霊体験がスゴイ 稲川淳二 竹書房文庫 本の中では「群馬県」と紹介されていますが、埼玉県熊谷市の交差点。 事故多発地帯であるとともに、霊の目撃も多い場所。 国道17号と国道407号線が交わる交差点。 国道407号線は、他の場所でも霊の目撃情報が多い道路となっている。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
この世で一番怖い話 稲川淳二 竹書房文庫 「死ぬほど怖い幸せな男の話」 自分の先祖を研究している祖父から聞いた先祖の名前。 これをメールアドレスに使い始めた途端、女にはモテモテ、給料は上がる。 さらには、自分の知らない叔父の遺産が転がり込む。 今が幸せ過ぎて、死ぬほど怖いという話・・・・ |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の怖すぎる話 よそから来た男 稲川淳二 竹書房文庫 「学園祭の夜」 ある方の大学1年生のときの体験。 学園祭の時に、しこたまアルコールを飲んだあげくに 急性アルコール中毒で病院へ運ばれた・・・ 病院に運ばれたことは記憶に残っていた。 深夜、ふっと目が覚めた。 すると、カーテンで仕切られた向こうで人の気配がする。 誰か付き添ってくれたのかと思い『すまないなぁ~』と声をかけた。 返ってきた答えは『行こうや』。 どこに行こうというのか・・・・ その声をよ~く思い出したら、高校3年に死んだ親友の声だった。 『お前、誰だ』 『俺だよ』 カーテンから手が出てきた・・・そのまま、朝まで気絶していたそうです。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の怖すぎる話 北側の扉が鳴る 稲川淳二 竹書房文庫 北側の扉が鳴る」 稲川淳二のおばあさんが亡くなった時の話。 生前、おばあさんが言っていたことが、次々と現実のものとなる。 『人が亡くなると北側の扉がなる』・・・・かなり大きな音がしていたとのこと。 『人が亡くなると、生けた花がポキっと折れる』・・・・おばあさんが生けた花が 折れていたそうです。 『身内の人が亡くなると位牌が倒れる』・・・・『バタン』と大きな音がしたので 仏壇を開けてみると、地震でもないのに位牌が倒れていたとのこと。 おばあさんの言葉通り、かなり大きな音だったとか。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の怖すぎる話 稲川淳二 竹書房文庫 「鹿の面」 ある時、その旅館に家族連れのお客さんが来た。 お父さんとお母さん、それに小さなお子さんがいて、三人兄弟。 シーズンオフに来て近くの湖で釣りをするつもりだった。 着いてすぐ、お父さんは一人で釣りに出かけた。 お母さんは部屋で寝ていた。 子供たちは旅館の中を走り回っていて、鹿の顔の剥製を見つけた。 上のお兄ちゃんが弟たちにいいとこ見せようと、刀のおもちゃで 鹿の顔を叩いたり、鹿の鼻を切っ先で刺したりした。 すると、鹿の剥製が落ちたので怖くなった3人は母の元へ走った。 ただならぬ様子に訳を聞くと、母は子供たちを怒った。 その夜・・・ 夕飯の時間になっても、お父さんが帰ってこない。 すると『警察から電話です。ご主人が、ご主人が・・・』 お母さんが電話に出ると、お父さんが湖に落ちて溺死。 警察は当初、誤って湖に落ちたと思っていたのですが 現場検証の結果、鹿の足跡があったそう。 どうやら、不意に背後から鹿が現れて、それに驚いて足を 滑らせて湖に落ちたらしい・・・・ |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の怖すぎる話 稲川淳二 竹書房文庫 「北国の病院の怪」 札幌のスキー場で右足を単純骨折をして市内の病院に 入院していた女性の体験。 入院1日めの深夜に看護婦と思われる足音が頻繁に聞こえてきて あまり眠れなかったので、朝の回診で医師や看護師に聞いてみた。 しかし、昨晩の2階は何事もなく看護師が廊下を走るような事は なかったとのこと。 そして4日めの深夜に、ついに正体を見てしまう・・・ 2人部屋を1人で使用していた、もう一つの空きのベッドの間仕切りに 看護師と患者と思われるシルエットが写る。 『どうしよう、どうしよう、私のミスで死なせてしまうなんて・・・』 この場から逃げなくてはいけないと、ベッドから這い出ると 患者の老人と看護師の視線は自分へ向けられていた。 そのまま気を失い、朝助けられた。 その病室では看護師の点滴ミスにより患者が死亡 看護師は自殺を遂げていたことがわかり、その日、強引に退院した。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
最新 稲川淳二の怖い話 稲川淳二 メディアックス 「ミステリーナイトツアー会場にて」 その名の通り、怪談話のライブをしている最中に起きたことなんです。 ちょうど、その時は『北海道の花嫁』の話をしていたときなんですが 会場がざわついたんです。そして左肩が重くなったのを感じた。 でも、話は最後まで続けたのです・・・ ライブ終了後、仕事関係の人で霊感のある人なんですが楽屋に 訪ねてくれたんです。 その方が、左肩に女の人が来ていたと・・・・ また、会場で作為的に動かしていた光とは別に、小さい光の塊が左右を 行きかい、漂っていたとのことでした。 こういうハプリングは時々あるんです。 それを、期待しているところもあるんです。 「お婆さんの忘れ物」 稲川淳二の知り合いの大工さんが、夜、自分の軽トラックを運転していると 雨が降り出した。 へッドライトを点けていたが前方が見づらい。 と、急に人影らしきものが道路に飛び出してきた。 大工さんは何とか避けて、車を止めた。 見ると、お婆さんが片手をついて座り込んでいる。 車を降りていくと・・・ 『すみませんねぇ』とお婆さんが言った。 『家まで送るから車に乗って』 お婆さんんを車に乗せると、言われるままに運転して家に送り届けた。 車を発進させると『カタカタ』と音がする。 見れば助手席に風呂敷包みが置いてある。 お婆さんが忘れたと思い、今さっき、お婆さんが入って行った家に向かった。 呼んでもダメでドアを叩いていたら、隣の家の奥さんが出てきた。 事情を説明すると・・・・ その家にはお婆さんが1人で住んでいたが、1ヶ月前に県道で 轢き逃げ事故に遭い、亡くなっているとのこと。 その場所は、まさに大工さんがお婆さんを乗せた場所。 風呂敷包みを開けると、真新しい位牌が入っていた・・・ 3日後、同僚に車で送ってもらう時にお婆さんの霊体験を話すと・・・・ 突然、同僚がガタガタと震えだし、ひき逃げ事故を起こしたのは自分だと 白状することとなった。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二のすご~く恐い話ベストセレクション 稲川淳二 リンド文庫 「お姉ちゃん、遊ぼう」 ある女子大生が入院先の病院で、隣のベッドの幼い女の子と仲良くなった。 女の子は、風貌から重病であろうと思われた。 そして、女の子の手術の日 『心配いらないよ。眠っている間に治っちゃうよ。元気になったら遊ぼうね』 『お姉ちゃん、じゃ、指切りしよう』 女の子はストレッチャーで運ばれていった。 女子大生は、女の子の無事を祈っているうちに、いつしか寝ていた・・・・ ふっと、目が覚めたが、体が動かない・・・・ 何かが体に乗っている。 『お姉ちゃん、遊んで』 �顔がグッと現れた。 『ああ、良かった。終わったの』 女の子と遊び始めたが、おかしい、何か、おかしいと感じる・・・ 『おとうさんは? おかあさんは?』 と聞いてもニコニコしているだけで何も答えない。 (この子、おかしい。やっぱり、この子、おかしい) と思った時 『お姉ちゃん、私と一緒に遊びに行こう』 『どこへ?』 『ちょっと、こっち行こう』 不安が広がった・・・・ 『お姉ちゃん、行けないよ』 『お姉ちゃん、行こう』 と女の子が彼女の手を掴んで、引っ張った。 その女の子の手がすごく冷たかった・・・・ (この子は、あの子じゃない。この子は死んだんだ)と思った。 『お姉ちゃんは行かないよ』 と言うと 『嘘つき!』 と、ものすごい形相になって消えた・・・・ 表がガタガタするので目が覚めた。 慌ただしく動く看護師さんに何があったか聞いてみると・・・・ 『実は先ほど、手術中に亡くなりました』 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
真説・稲川淳二のすご~く恐い話 上がれない二階 稲川淳二 リンド文庫 「親友のS」 稲川淳二が四十九年ぶりにあった高校のクラスメイトのMから聞いた話。 彼は、木工の工芸家で、東京の奥多摩にある自分の工房で製作をしている。 仕事に没頭すると、家には帰らずに工房に泊まり込むことが多く、そんなある晩の事 工房の畳の上で明かりを消して横になった。 その日は珍しく寝付けない・・・・目を閉じて何とか寝ようとするが眠くならない。 普段は時計など見ない彼が時計を見れば、時刻は午前二時になっていた。 と、突然 『真っ暗でさ何も見えないよ。・・・まわりで人の気配はしているんだけど、やっぱりそっちがいい』 と闇の中で声がした。 ”ん? Sの声だ!” 以前は泊りに来ていた親友の声がしたんで、びっくりしたものの、嬉しくなって 『おまえ、こんな時間に来たのかよ』 急いで起き上がると明かりを点けた。が、姿がない。 なんとも気になったので、唯一の連絡先である彼の姉に電話をしてみたところ 『弟は先日亡くなりました』 死亡時刻を聞くと、Sの声を聞いた時刻だった。 『亡くなるほんの少し前に、一瞬、弟の顔が笑ったんですよ』 とお姉さんが言ったそうです。 ”ああ、自分を探す俺の姿を隠れて見ながら、笑ってたんだなぁSの奴”と思ったそう。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
真説・稲川淳二のすご~く恐い話 消えた家族 稲川淳二 リンド文庫 「ドスンと音がして」 ドスン と凄い音がして身体が激しく揺れた。 気がつくと 『俺、今どうなっている?』 声がした方を見ると、ナカノの顔から右の眼球が飛び出していた。 『こいつは酷いな』 周りの声から事故に巻き込まれたと気付く。 『お前、生きているか?』 ナカノの声が聞こえたが、そのまま意識が途切れた。 目が開くと、白い天井が見えた。そして、母親の顔が覗く。 その時になって、何があったのか初めてわかった。 ナカノと車で建設現場に差し掛かったところで交通渋滞につかまり、そこへバランスを 崩したクレーン車が倒れて来たのだ。 自分たちの車を直撃し、ナカノは即死だったそう。 そしてまた、意識が遠のいた。 電話の着信音が聞こえ、だんだん大きくなってくる。 電話に出るとナカノのだった・・・・これから来ると言う・・・ そこで目覚めた。 『夢か・・・夢だったのか・・・』 また、フーっと眠りについた。 そしてまた、電話の着信音が聞こえ、だんだん大きくなってくる。 電話に出るとナカノの声で・・・今、お前のところに来ていると言う・・・ そこで目覚めた。 『ああ夢か』 と目をつぶろうとすると人の気配を感じた。 当たりを見回すと、壁の前にナカノが立っている。 『あれ?ナカノは死んだんじゃなかったっけ?』 ナカノはゆっくりと近づいて来ると、自分を覗き込みながら・・・・ 『なあ・・・ 俺といっしょに行こうや』 と言ってグーっと手を伸ばしてきた・・・・ |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
真説・稲川淳二のすご~く恐い話 首吊りのマンション 稲川淳二 リンド文庫 「首吊りのマンション」 東京の山の手のマンションに一人で住む、稲川淳二の従兄の女性の体験。 ある日、友人夫妻が海外旅行へ行くことになり留守番を頼まれた。 友人夫妻の住むマンションは高級マンションで、今までも度々遊びに来ていたので 勝手の知れた家であることから二つ返事でOKした。 留守番が始まったが居心地が良いことから、あっという間に2週間が過ぎた。 自分のマンションへも帰らないといけないと思い、夕方帰り、翌朝を迎えた。 朝、起きると騒々しい。閑静な山の手のはずなのに、近くに大勢の人の声。 しばらくすると、玄関のインターホンが鳴った。 それは警官で、隣に住む女性が遺体で発見され、死亡推定時刻が昨晩遅くである ことから、何か見たり聞いたりしていないかとのことだった。 それを皮切りに、友人のマンションから自分のマンションへ帰る度に隣で自殺者が出た。 隣の自殺者が3人になってから、隣から人がいる物音が聞こえるようになった。 管理人に聞くと、オーナーから鍵を預かっているので誰も中には入れないとのこと。 ある晩、隣の足音が玄関を開ける音と共に外へ出た。 ドアの覗き穴から正体を見てやろうか、やめようかと思っているうちに目が暗闇になれ スカートが見え、視線を上げるとブラウスが見え、その上に女の顔があった。 玄関の内側に見知らぬ女が立ち、自分を見つめていた。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
真説・稲川淳二のすご~く恐い話 緑の館 稲川淳二 リンド文庫 「緑の館」 ある大学の教授が昭和の時代に講演を頼まれて、ある土地に来た時のこと。 講演を終え、一息ついているところへ知らない男が訪ねてきた。 自分の家に代々伝わる恐ろしい話を聞いてほしいと。ただ、この話を人に言うと 言った人間が命を取られるというもの。 男は2日に渡って話をするために教授の宿に通った。 その話とは、嫉妬深い嫁が死に、再婚すると怨霊となった嫁が花嫁を殺すという ものだった。 話し終えた男が消えてしまったので、翌日、その男の家を訪ねてみると・・・・ 男は3日前に蔵の中で死んでいて、教授のもとを訪れたのはこの世の人では なかったと知る。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
真説・稲川淳二のすご~く恐い話 閉ざされたブラインド 稲川淳二 リンド文庫 「閉ざされたブラインド」 ある若い女性が入居したアパートでのこと。 たたみは新しいし、壁も台所も綺麗で家賃が安い、いい物件だと思った。 しかし、日当たりが悪く部屋の中が暗い。 それでも家賃が安いからと割り切って生活していたが、1つだけ気になることがあった。 それは、窓の向こうにある隣接するアパートの1室の窓。 日当たりが悪いのに、四六時中ブラインドが閉まっている。 そんなある日、会社で同僚からこんな話を聞かされた。 30代のOLが自ら嘔吐したものに顔をうずめ、窒息死した。その後は、その部屋に 怨霊となって取り憑き、時々姿を見せるというもの。 『そう言えば、あんたのアパートの近くらしいよ』と聞いた時に、隣の閉めきった ブラインドの部屋がそうなのではないかと思った。 それからしばらくしたある日、夜中に目が覚めた。布団にだれかが乗って息苦しい。 見ないように目を閉じていたが、『グェ~』との声に目を開けてしまった。 痩せこけた女の顔が目の前で彼女を睨んでいた・・・・意識が遠のく・・・ 女が死んだのがこの部屋で、隣は見えないようにブラインドを閉じていたと気づいた。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
新・稲川淳二のすご~く恐い話 真下の怨霊 稲川淳二 リンド文庫 「真下の怨霊」 NPO法人に勤務する女性の体験。 彼女はバリバリのキャリアウーマンでNPO法人の紹介であるアパートに越してきた。 しかし、明朗活発な彼女がアパートに住むようになって、暗く、他人と打ち解けない 性格と変わっていった。 そして、ある夜にゴロンと転がる物体の中に、目、鼻、口が付いているのを見てしまう。 『うぎゃ~』と言う声を出した後のことは覚えていない。 目が覚めたら病院のベッドの上だった。 医者が曰く 『あなたは肉体的にも精神的にも衰弱しきっていて、何時死んでもおかしくない』 彼女が真下の怨霊に狙われた1回めは、これで難を逃れた。 彼女は入院することで本来の明るさと明朗さを取り戻した。 そして、海外へ赴任して実績を残して日本に帰って来た。 たまたまの飲み会の席が入院するはめになったアパートの近くだった。 なぜか、彼女は飲み会の途中で席を抜け出し、そのアパートへ向かう。 そして、以前に自分が住んでいた部屋のドアに鍵がかかっていないことを確認すると よせば良いのに部屋の中に入って行く。 そして、丸い輪の中に首を通したときに急に苦しくなった。 『もう、私は死ぬんだ』と思った時に、同じNPOの同僚の男性に助けられた。 彼女は自分から、上から下がるロープの輪に首を入れていたのでした。 しかし、彼が後を付けてきてくれたお陰で首が絞まった直後に救出することが出来て 彼女は2度に渡って一命を取り留めました。 実はその部屋は、不治の病で監禁された上で亡くなった男性の牢屋だったのです。 たぶん、彼は彼女を狙っていたと思うのです。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
新・稲川淳二のすご~く恐い話 廃墟の足跡 稲川淳二 リンド文庫 「非常階段の生首」 ある男性が、夜、自宅近くを友人と歩いている時のこと。 友人が急に 「俺、今、いやな物見ちゃったよ」と言う。 今しがた通り過ぎた建物の螺旋階段の上に首だけが乗っていたとのこと。 嫌がる友人を引き連れ、現場で確かめることにした。 そこは、いつもは見過ごしてしまっていた場所で建物に螺旋階段が 交差するように2つ付いている。 友人は、交差する当たりの場所で生首を見たと言うが、生首はなかった。 数日後、その男性が1人で歩いていた時に生首のことを思い出し その場所へと行ってみることにした。 問題の建物に着くと、なんだかおかしい。 それは、確かに2つあった螺旋階段が1つしかなかったことだった。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
新・稲川淳二のすご~く恐い話 橋の女 稲川淳二 リンド文庫 「橋の女」 同僚数人と会社の上司の別荘へ遊びに行ったときのこと。 最終電車で来る同僚一人を駅まで車で迎えに出た男性は、途中の橋で ピンクのスラックスをはいて、橋の下を眺める若い女性を見かける。 同僚を乗せ、別荘へ戻る車中でピンクのスラックスの女性の話をしたところ 『自殺ではないか?』とのことで、様子を見に行くことにした。 ピンクのスラックスをはいた女性は、相変わらず橋の下を眺めている様子。 二人も同じように、橋の下を見た。 すると、水面の上に女性の上半身が立っている・・・ 訳がわからず眺めていたが、同僚が納得のいく説明をしてくれた。 『橋の上と下にいるのは同一人物で、橋の上が下半身、橋の下が上半身と いうことだ』 つまりは生きている人間ではない、と気づいた二人は悲鳴とともに車へと逃げた。 別荘に着いて一連の話をすると、上司が過去に起きた橋での死亡事故の話をした。 大型トラックの事故に巻き込まれて、上半身と下半身を切断して亡くなった若い 女性がピンクのスラックスをはいていたとのこと。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
新・稲川淳二のすご~く恐い話 連れてけや 稲川淳二 リンド文庫 「連れてけや」 稲川淳二が霊の探訪に出かけた先で体験した怪異。 仲間の運転する軽トラックに乗って、夜道を走っていると 『連れてけや』という声が二人の間から聞こえた。 その直後、携帯電話に霊感の強い友人から連絡が入った。 ただ、電話が混線しているようで、別の人の声が聞こえると言う。 車を停車させようと、廃墟と化したガソリンスタンドに入ろうとすると 『そこはダメ~』と言う友人の声とともに、電話が切れてしまった。 軽トラックは運転手がスピードを上げたために停車しなくて 済んだが、荷台に何かが見えると言う・・・。 突然、骸骨がフロントガラスに見え、消えたかと思うと天井が ドンドンドンとすごい音を響かせるようになった。 やがて、音も収まり、事なきを得た。 後日、霊感の強い友人がその時の電話でのことを言うには・・・・ 男とも女ともつかない低い声で 『こいつは生かしておかねぇ~』と言っていたそう。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
新・稲川淳二のすご~く恐い話 異人館に棲む少女
稲川淳二 リンド文庫 「異人館に棲む少女」 ある方が中学生の夏休みに、宿泊先のペンションで体験した話。 宿の女主人から聞いた、異人館の幽霊屋敷に足を踏み入れた3人。 そこで見たものは人形のはずが肩に手をかけると、前を向いていた頭が 後ろを向いた・・・・ それに驚き、3人は一目散に逃げたが、女生徒がペンダントを落としたと言う。 夕飯の時間になり、彼女がペンションにいないことが判明したことで 男生徒2人は異人館へ向かった。 彼女は記憶のないままオルガンを弾き、2人が来て正気に戻った。 傍らのソファには昨日の人形が座っていた。 一人で歩いて来たのだろうか と疑問を持ちながらペンダントを探したが 見つからなかった。 その夜、彼女が寝付けないでいると・・・ 『ギー、バッタン、ギー、バッタン・・・・・・』と音が聞こえて来た。 そして窓に、あの人形を見たという。 ペンダントは翌朝、ペンションの女主人から受け取った。 庭に落ちていたとのこと・・・・ |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
新・稲川淳二のすご~く恐い話 窓を叩く女
稲川淳二 リンド文庫 「窓を叩く女」 稲川淳二さんが小学生のころの話だそうです。 友人のおじさんが、1階が工場、2階が事務所の建物の 夜警をやっていた時のこと。 ある晩に2階で音がするので見に行ったら、爆弾で顎が 飛んでしまったであろう女の幽霊が出た~。 怖くなり、自分の部屋である宿直室まで逃げて来た。 しかし、女の幽霊は宿直室まで追ってくる・・・ 実は、たくさんの方が亡くなった防空壕の入り口が 宿直室の辺りなんだとか。 宿直室が最も幽霊が出る場所だったんですね。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
新・稲川淳二のすご~く恐い話 真夜中の訪問者
稲川淳二 リンド文庫 「真夜中の訪問者」 夜中に友人から 『これから行っていい?』 と電話が入った。 しかし、彼の葬儀の通知を受け取っていた・・・・ 受話器を置くと、彼が目の前にやってきた。 やたら早く来たな~と思うだけで不思議に感じず 生前と同じように話をする姿に、始めは 『なんだ、生きていたんじゃないか』 と思えた。 稲川淳二のツアーを楽しみにしている、と言って 『じゃあ』といつもの挨拶をすると・・・・ もう、その姿が消えていた。 その時に、彼はもう死んでいる『霊』であると確信したそうです・・・ |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
新・稲川淳二のすご~く怖い話 身代わり人形 稲川淳二 リンド文庫 「身代わり人形」 幼い頃は病弱で、成人まで生きられないのでは?と医者に言われていた女性が 成人を過ぎて結婚が決まった。 すると、一人っこの彼女の近辺でたびたび女の子が目撃されるようになる。 その女の子こそ 身代わり人形だった。 両親からも忘れ去られていた人形を出すと、体中傷だらけ。 感謝とお疲れ様とのことで、寺で魂を抜いてもらい供養してもらうことにした。 寺へ行き、住職が人形から魂を抜こうという話になったときに 住職がその女性に向かい・・・ 『この人形がいい子でよかったですね。 いい子でなかったら、あなたは大丈夫ですが、旦那さんになる人は確実にあの世へ 連れて行かれてます』 と言われたそうです。 身代わり人形・・・元々は呪い用の人形ですからね。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
新・稲川淳二のすご~く怖い話 身代わり人形 稲川淳二 リンド文庫 「北海道の花嫁」 北海道の牧場に働きに行っていた男が、そこの娘さんに『迎えに行く』と 言ったまま、東京へ戻り大学を卒業、就職して3年が過ぎた。 そして突如、働いていた北海道の牧場へ行くことにした。 牧場に着くと、娘さんが亡くなって墓に埋めてきたところだという。 その日は牧場に泊まった。 翌朝、目覚めると隣に亡くなった彼女が寝ている・・・・ 彼女をお墓へ返して翌朝を迎えると、またも彼の隣に彼女が寝ている。 彼女が歩いてくる訳もない。 ビデオカメラを設置してみると、実は彼が墓から彼女を連れてきていた。 しかし、不明な点がある。 彼が彼女を連れて来た初日は、誰も彼に墓の場所を教えていないということ。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二のすご~く恐い話スペシャル 稲川淳二 リンド文庫 「八王子怨霊地帯」 ある番組で『首なし地蔵』に行ってみないかと言われた。 触ったり、いじったりするととんでもない祟りがあることは知っていたが 首なしの意味がわからなかったので行ってみることにした。 いざ、その場所に行ってみたらなかなか見つからない。 ようやく見つけた地蔵は、あろうことか、首がない上に、自分で自分の 首を持っている・・・・ その時、若手スタッフがその地蔵に触った・・・祟るという噂を聞いて いなかった様子。 数日後、首なし地蔵を見に行った時のプロデューサーから電話が かかってきた。 なんでも、地蔵に触れた若手スタッフがバイクで怪我したとのこと。 あの日、家が近っかた若手スタッフが家に帰ると友人から電話が かかってきて、今から遊びに来いというので雨の中、バイクをブォ~と 出したらバンと事故った。 そして、不思議なことに電話を掛けてきた友人は、電話なんてしていないと言う |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二のすご~く怖い話Ⅴ 稲川淳二 リンド文庫 「川原でボール遊びする女の子」 奥多摩へキャンプをしに行った3人の男性の体験。 ある川原で、ちょうど何かを燃やした跡の場所を見つけたんで ここで火を焚こうということになって、食って飲んで盛り上がった。 1人の男性が川原から「ボーン、ボーン、ボーン」と音が聞こえて来るのに気づいた。 『ボールを突いて遊んでるな。こんな遅い時間に』 と思った。 今度は、ボールがこちらに転がって来る音がした。 見ると、暗闇から転がって来るのは生首で、その後ろから首のない女の子が現れた。 そこで彼は気絶したそうです。 この場所って、もう死刑が執行された○○が女の子の遺体を焼いた場所では ないかということです。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二のすご~く怖い話Ⅳ 稲川淳二 リンド文庫 「最後のクラス会」 中学校を卒業して何十年目かの同窓会をやった時のこと。 一人の同窓会の出席者が、通知では18時30分の開始時間が18時に 変更になったとの幹事からの連絡を受けていた。 しかし、自己の都合で18時20分ころ会場に到着した。 会場に入ると、皆、黙って下を向いている・・・ 『どうしたんだ?』と尋ねると幹事が話し出した。 今まで何回もやってきた同窓会に、クラスのいじめを一人で受けていたK美が 毎回参加していたので、今回の同窓会の開始時間の変更を通知しようと自宅へ 電話をしたところ、彼女の母が出て『K美は中学校を卒業してすぐに自殺した』・・ 幹事が説明をしている間に時間は当初の開始時刻の18時30分になろうと していた。 すでに、いじめを受けていた彼女以外の出席者は全員揃っている。 すると、宴会場の外からスリッパを履いて歩く音が 『ピタ・ピタ』 と近づいてくる。 これには一同『ごめんなさい』と謝った・・・ やがて足音は遠ざかって行ったそうです。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二のすご~く怖い話Ⅲ 稲川淳二 リンド文庫 「泳がなかった友」 海辺で生まれ育った人の話。 その村には沖に小さな島があった。 泳ぎの得意だった彼は、これまた泳ぎの得意だった友人と島目指して 泳ぐことになった。波はおだやかだった。 しばらく一緒に泳いでいると、友人がボコっと沈んで浮いて来ない・・・ 『あれ、あいつどうしたんだろう?』 心配になってきた。 そしたら、ガバっと友人が浮いてきた。 一安心しながら、一緒に島まで泳いで行った。 島に着くと、友人は暗い表情のまま口を開こうとしないで泣いている・・・ しかたなく浜辺に戻ることにした。 しばらく一緒に泳いでいたら友人がいなくなってしまった。 『どうしたんだろう?』 と思っていると、浜辺で人が多数集まっている。 人ごみの中へ入っていくと、今までいっしょに泳いでいたはずの友人の 水死体があったそう・・・ |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二のすご~く怖い話Ⅱ 稲川淳二 リンド文庫 「靖国神社」 俳優の岡崎友紀さんの体験。 岡崎さんが幼かったころ、靖国神社が遊び場の一つだった。 若いお手伝いさんがいて、岡崎さんが遊びに行くとついて来る・・・ お嬢様付きのお手伝いさんだったのでしょう。 いつものように靖国神社の鳥居をくぐると、右手にある大きな木に 祠のような大きな穴が開いていて、岡崎さんとお手伝いさんは中へ 入ってみることにした。 長いトンネルを抜けるように、少し歩いていると先が明るくなってきた。 洞窟を出ると、そこは桜で有名な千鳥ヶ淵。 とてもじゃないが、今まで歩いた距離で行ける場所じゃない。 長い距離を歩いて家まで帰ったそうです。 次の日には、祠のような大きな穴はなかったとのこと。 管理人も、100メートルくらいしか歩いてないのに、2キロくらい先に 行ってしまったことがあります。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二のすご~く怖い話 稲川淳二 リンド文庫 「血を吐く面」 稲川淳二が『アフタヌンショー』という番組の食事会で 一緒になった実業家の体験。 この人は古い物、イワク付の物を集めるのが趣味で 今までもいろいろと集めていた。 ある日、いいお面が手に入ったと聞いて、購入。 その日を境に不幸な出来事が続く・・・ 経営しているお店が火事になったり、お店の従業員が自殺したりと。 やがて、その人自身にも心臓の異常が起こるようになる。 ある日、お面から大量の血が部屋中に撒き散らされている 光景を目の当たりにしたことから、原因がお面にあることに気づいた。 知り合いの霊能者に連絡をすると、面を持ってすぐに来るように言われた。 霊能者曰く、お面は生首で、もう少しで殺されるところだったとのこと。 古い物、特に外国の物は気をつけないと、とんでもないことになるそうです。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の秘蔵心霊写真 稲川淳二 リイド文庫 たまたま、ここを通りかかった霊とのこと |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の怖い話ベストランキング 稲川淳二 ザ・テレビジョン文庫 赤いはんてん 山中湖の話 ユキちゃん 死の旅館 東北地方の大学生のアパート 女王様の歩道橋 207号室の患者 森末さんに貰った話 赤い日記帳 ベストなんで、読んでない話を読むにはお得!! |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の最新・超怖い話 稲川淳二 ザ・テレビジョン文庫 桂米助さんの体験 帰宅したある日、高校のクラス会の連絡が入ったと奥様から知らされた。 誰から電話が入ったかと訊くと『Tさんという女性』だったとのこと。 確かにTさんは同じクラスだったが付き合いがなかったので、他の同級生に 電話をしてみた。 『元気かー、今度クラス会をやるんだってなー』 と言うと 『おまえ、どうして知ってるんだ?』 と訊かれたので 『Tから電話がかかってきて知った』 と応えると 『え?Tは20歳の時に死んでいるぜ』 その時は、悪い冗談を言うものだと思っていた。 その後、クラス会へ出席して、自分に連絡をしてくれた人を探したが・・・いない。 そして、思い出した・・・自分は引越しをして間もなかったので、誰にも電話番号を 知らせていなかったと。 幽霊だからかけることが出来た電話だったと、それ以後は霊の存在を信じるように なったんだとか。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の最新・超怖い話~怪異~ 稲川淳二 ザ・テレビジョン文庫 「タクシーをまわした妻」 知り合いのカメラマンのお話しなんです。 病院に入院していた妻が危篤という連絡を受けたが、終電は終わっているし 自宅周りはタクシーが通るような場所じゃない・・・途方に暮れながら家を出ると1台の タクシーが家の前に停まっていた。 『このタクシー乗れる?』 運転手が言うには、タクシーに乗せてきた女性がお宅の家に入って行ったところとのこと。 その料金も払うということで車を出してもらった。 運転手に女性の特徴を聞いたところ、間違いなく入院中の妻だった。 運転手には気味の悪い話だったが、女性の乗ってきた病院へ引き返した。 カメラマンが病院に着いた時、奥さんは生きていたのですが、死の直前・・・・ しかし、カメラマンが手を握り励ましていたら、意識が戻ったのです。 奇跡です・・・今も奥さまはご健在です。 病室で寝ていた奥さまは・・・ 『どうにか、主人に来て欲しい』 と強く思っていたそうです。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の最新・超怖い話~霊怪~ 稲川淳二 ザ・テレビジョン文庫 「3年A組」 今はもう、亡くなってしまった男性の体験なんです。 大学の生活にも慣れてきた彼の元へ、中学の同窓会の通知が来た。 夏休みだったので同窓会の後、中学時代の親友4人で会った。 そして、中学時代の話に花が咲き『3年の時に行った神社に行こう』 ということになった。 それは、クラス全員で願い事を書いた紙を箱に入れて神社に供えた ことを思い出したからだった。 行ってみると、箱はそこにあった。 たまたま取り出した紙に書いてあった名前は、高校の時にトラックを 走っていて倒れて亡くなった女生徒のものだった。 頭が良くて綺麗な人だったが、目立たない、控えめな女性だった。 中を見ると『○○君が好き』・・・・ ○○君とは4人の中の1人、そして『これを勝手に見た者は必ず殺す』 と書いてあったのです・・・・・・ その後、〇〇君は彼女の霊に付きまとわれ『お願い、死んで』 と抱きすくめられた等の体験をしていた。 そして、ある日、親友の一人にすべて打ち明けたそうです。 でも、その2日後、東北自動車道で事故に巻き込まれて亡くなった ・・・即死だったそう。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
稲川淳二の絶叫・心霊写真 稲川淳二 ザ・テレビジョン文庫 後ろに霊が・・ |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
最新 稲川淳二の怖い話オール新作 稲川淳二 メディアックス 「ミステリーナイトツアー会場にて」 その名の通り、怪談話のライブをしている最中に起きたことなんです。 ちょうど、その時は「北海道の花嫁」の話をしていたときなんですが 会場がざわついたんです。そして左肩が重くなったのを感じた。 でも、話は最後まで続けたのです・・・ ライブ終了後、仕事関係の人で霊感のある人なんですが楽屋に訪ねて くれたんです。その方が、左肩に女の人が来ていたと・・・・ また、会場で作為的に動かしていた光とは別に、小さい光の塊が左右を 行きかい、漂っていたとのことでした。 こういうハプリングは時々あるんです。 それを、期待しているところもあるんです。 |
稲川淳二 |
稲川淳二 |
餌食 稲川淳二 銀河出版 「餌食」 母を伯父と祖父に殺された娘が、親の仇を取るために 姉妹のように一緒に育った来た、伯父の娘(従兄弟)を殺そうとする。 従兄弟の彼が間一髪のところで助けるが、娘を殺人者にしないように との殺された母の霊が彼を現場へと導いたのでした。 |