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北野翔一




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北野 翔一

北野翔一
封印された怪談

北野翔一

ティーツー出版
「真夜中の訪問者」
『どうだ? 新しい部屋の住み心地は?』
会社近くの行きつけの飲み屋にいたFは、会社の二年先輩のSから声を掛けられた。
『それが、部屋はいいんですけど・・・。夜中に変な女が来て困っているんですよ』
話を聞くと、引っ越したのは3階建てのマンションの2階で、1階は駐車場、3階が大屋の住まい。
引っ越してきた当日の深夜、『コンコン』 とドアをノックされた。
時計を見ると、午前一時。時間も時間である、足音を忍ばせてドアの覗き穴を見る。
化粧気のない髪の長い女が立って、こちらを思いつめた表情で見つめていた。
『柴田さん・・・・開けて・・・・』 二~三分後、女は足音とともに去って行った。
次の日、自分の名前をドアの目立つ場所へ貼り付けておいた。
しかし、住人が変わったことに気付かないのか、女は毎晩同じ時刻にやって来る。

『おまえ、はっきり人違いだと言えばいいだけだろう』
『そうなんですけど・・・・開けない方がいいって本能が訴えるんです』
『何が本能だよ。明日は金曜日だから俺が泊まりに行って、その変な女を追っ払ってやる』
当日、Fは残業になってしまい、先輩のSが合いカギで部屋に入ったと電話があった。
午前二時ずぎにFが自宅に戻るとドアが開いていて、Sが後ろに倒れていた。
すぐに救急車を呼んだがSは『急性心不全』で亡くなった。
『先輩は柴田という男の身代わりにされたと思うんです。それ以来、女は来ていませんから』

北野 翔一

北野翔一
最恐・病院の怪談

北野翔一

二見文庫
「仮眠室の重い幽霊」
新人ナースである彼女の初めての夜勤の日。
午前1時ころだろうか、先輩ナースが彼女に向かい
『1時間くらいなら休んできていいわよ』
慣れない夜勤に疲れきっていた彼女は素直に従うことにした。
仮眠室に入ると非常灯があり、わずかな光だが部屋の中が見渡せた。
彼女は2つあるベッドの1つへ入ると、すぐに眠りへと落ちた。
そして、夢の中で何かに押し潰されそうになる場面を見た彼女は目を覚ます。
目を開けるが真っ暗で何も見えない・・・確か非常灯があったはず。
よく見ると彼女の顔の先に、人の頭の10倍はあろうかという大きさの
ぶよぶよの頭があった。
これが非常灯の光を遮っていることに気づくと、夢で見た押し潰されそうな感覚を
下半身に感じた。
逃げ出そうとするが、金縛りで動けない。
このままでは犯されると感じた彼女は懇親の力を込めて脱出に成功・・・
下着姿のまま部屋を出て行ったそう。
『きっと患者さんの霊だと思う』と彼女は言う。
重病の症状の中に、ぶよぶよの頭になるものがあるとのこと。

北野 翔一

北野翔一
恐怖体験実話100

北野翔一

永岡書店
「迎えに来たのは」
ある保育園でのこと。
保護者が迎えに来る時間になったので、それぞれの子供を引き渡していた。
その中に祖母が迎えに来た家があったが、何回か迎えに来ることがあった
のでスムーズに子供の引渡しが出来た。
しかし、顔色が悪いのと言葉を話さないことから「体の具合でも悪いのか」と
保育士の間で話をしていた最中に電話が鳴った。
電話に出ると、たった今、祖母が迎えに来た家からの電話だった。
家族に不幸があったので迎えが少し遅れるとのことなので、たった今
お祖母さんが迎えに来たことを告げると・・・・
亡くなったのはお祖母さんなので、そんなはずはないと言う。
急いで園児を追いかけて行くと、お祖母さんの姿はなかったものの
園児は今までお祖母さんと一緒だったと・・・

北野 翔一
私の怪異霊体験
北野翔一
私の怪異霊体験
見てしまった人の
怖い話

北野 翔一編集

勁文社
「午後11時13分の留守電メッセージ」
実の母が亡くなった。時間は23時13分。
葬儀を終えて、自宅マンションへ帰ると留守電に
メッセージが入っていた。
それは女性の声で『早く病院へ行って検査してください』
3週間後、肝臓の3分2を摘出する大手術を行った。
医者曰く、あと少しでも検査が遅れたら助からなかった
だろう・・・。
あのメッセージは母からのものだと信じてテープに録音し
落ち込んだ時に聞いては元気を取り戻しているという話。

北野 翔一
戦慄の「霊」体験
北野翔一
戦慄の「霊」体験

北野 翔一編集

勁文社
「山道を迷わせる若い男女」
中級者向きの山を登った二人の男性の体験。
少々山を甘くみた二人は、ガスの出てきた山中で自分たちのいる
位置さえわからない。
そこへ、本格的な装備に身を包んだ男女が通りかかった。
『この男女の後を付いていけば山小屋へ着ける』と思った二人は
必死になって後を追った。
しばらくして、霧がやや晴れた・・・・とすぐ前は断崖絶壁・・・・
あと少し霧が晴れるのが遅ければ、二人は転落していたとのこと。

北野 翔一
私たちの怖い話 看護婦50人
北野翔一
私たちの怖い話
看護士50人の
恐怖体験

北野 翔一編集

勁文社
「危篤だった患者が歩いてきた」
東京の下町の病院に看護師として勤務していた女性の体験。
夜勤だった深夜、ナースルームに変な臭いが漂ってきた。
魚のはらわたが腐ったような臭いの元を探すべく、ナースルームの
外に出た。
すると、そこには2ヶ月も前から昏睡状態だったはずの患者の歩く姿が
ありました。
これは奇跡だと思い、思わず駆け寄り『良かったですね』と言ったのです。
『おかげ様で・・・本当にありがとうございました』
病室まで送るのいう申し出を断りながら、その患者は自分の病室へ
帰って行った。
一時は喜んだものの、これはおかしいと思い、その病室へ行ってみると・・・・
先ほど歩いていた患者はすでに亡くなっていたのでした。

北野 翔一

北野翔一
私たちの怖い話
ドライバー50人の
恐怖体験

北野 翔一編集

勁文社
「対向車の屋根にしがみつく血だらけの男」
東北・下北半島へ向かう道路でのこと。
トラックドライバーが対向車の上に血だらけの男が乗っているのを発見。
危険であることからUターンして、その車を追いかけ、クラクションを鳴らして停止させた。
『あれ、おかしいな・・・車の上に人がいない・・・』見ると、屋根の男は消えていた。
しかし、次々と対向車が停車して
運転手が『屋根に血だらけの男がいる』と車から降りてきた。
『すまん、なんでもするから消えてくれ・・・』
血だらけの男を屋根に乗せていた男は、ある男性を山中で殺して埋めてきたところだった。


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