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猿田悠




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恐い話怖い話

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文芸社
「こっくりさん」
敬子さんが小学生の時、自宅で友人とコックリさんをすることになった。
『コックリさん、コックリさん、おいでください』
すると、突然、指を乗せている十円玉が動き出した。
『 の み も の 』
供え物が必要なのかと思い、水を入れたコップを供えた。
『私は、いつ結婚しましか?』 敬子さんが質問した。
『 5 ね ん ご  た べ も の 』
一時間もすると、質問することが尽きた。
『じゃあ、最後の質問ね。私がおばあちゃんになって、いつごろ死にますか?』
敬子さんの質問に対して、答えが出ません。
何か、供え物が必要なのかと思い再度、質問しました。
『コックリさん 何が欲しいですか?』
すると、十円玉がゆっくりと動き出しました。
『 お ま え の い の ち 』

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続・現代畸聞禄
怪異百物語

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マイクロマガジン
「温泉宿」
学生時代にバイクでよく旅行へ行っていた男性の体験。
いつも野宿なので、たまには温泉宿に泊まろうと、観光協会を訪ねた。
『なるべく安い宿を』
いろいろ電話で聞いてくれて、宿の情報をプリントして渡された。
宿に着くと、温泉につかり食事をすると早々に床に就いた。
深夜、男女の話し声に目が覚めた・・・・
『どうしてなの? 信じていたのに・・・・』
『しかたなかったんだよ・・・・』
暗い部屋の中を見渡しても誰もいない・・・
その時、トーンを落とした声が
『静かに! この人が起きちゃうじゃない』
この人って俺のこと?
そう思うと怖くなり、朝まで布団をかぶったまま、一睡もできなかったとのこと。

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現代畸聞禄
怪異百物語

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マイクロマガジン
「冷蔵庫」
冷蔵庫に入って出られなくなり亡くなるという事故がもとで、冷蔵庫で
霊が出るという話が流行ってた時の話。
小学校3年生の少年とその友人が、河原に不法投棄されている冷蔵庫で
本当に中から開けることが出来ないか を検証することにした。
冷蔵庫には友人が入り、10秒後に少年が外から開けるというもの。
友人が冷蔵庫に入り10秒後にドアを開けると、びっくりするほどの
大きく目を開けた友人がじーっと動かずに座っていた。
声を掛けても、揺り動かしても何の反応もない。
結局、救急車で病院へ運ばれた。
数週間後、正常に戻り、お見舞いに行くと・・・
あの日、冷蔵庫の中で何があったのかを言っても、大人は誰も信じて
くれないだろうから、少年にだけ教えてくれるという・・・・
   『中にもうひとりいた』

「校門まで」
隆くんが小学生の時に、家が近くでクラスメイトの美樹ちゃんという
女の子がいた。
病弱のため、入退院を繰り返していたので、あまり学校には来なかった。
入院中の美樹ちゃんの容態がよくないと聞いたいた、ある日
美樹ちゃんから電話がかって来た。
『明日、学校に行くから』
隆くんが何か話そうとすると
『あした、朝ね』と電話を切られてしまった。
翌朝、美樹ちゃんから電話があったことをお母さんに伝えると・・・
『へんねー、集中治療室に入ったと聞いたんだけど』と首をかしげていた。
そして、隆くんが学校に行こうと家を出ると、外で美樹ちゃんが待っていた。
美樹ちゃんは病院の話を楽しそうに聞かせてくれた。
二人で校門をくぐろうとした時に
『ごめん、私、薬を忘れたから取り帰る。先に行ってて、ありがとう』
教室に入ろうとすると担任の先生がいたので、美樹ちゃんのことを伝えた。
『そうか、わかった』とだけ答えがあった。
ホームルームが終了すると、隆くんだけが職員室に呼ばれた。
職員室に入ると椅子に座るように担任の先生に言われ・・・
『美樹ちゃんが昨日の夜に亡くなったそうだ。先生はこのあと、みんなに
知らせなければいけない。隆が朝見たことはみんなに内緒にしておこうな。
先生は美樹ちゃんが最後に学校まで来たかったんだと思うよ。
隆は良いことをしたよ』

学校にも来たかったのでしょうが、隆くんに恋していたのでしょうね


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