さたなきあ |
Amazon | 楽天市場 | |
其レハ事故物件ニ非ズ さたなきあ |
純粋怪談 其レハ事故物件ニ非ズ さたなきあ 竹書房怪談文庫 前触れもなく理屈も通じず、ある日突然遭遇する怪。 ひとたび遭えば傷つけられ、命すら脅かされる・・・・そんな単純で恐ろしい怪異譚を集めた人気シリーズ第2弾! 門から家の方へ近づいてくる異臭。だが、その臭いは妻にしか分からず・・・『異臭が近づいてくる』 玄関に飾られた青鬼の面。ある日、鏡越しに見ると目が・・・・『鬼の面が歪む』 体調が悪くなる独身寮の部屋。壁と棚の隙間にねじ込まれていた紙片を見つけ開いてみると・・・・『紙幣がはさまっている』 不気味な噂の多い地下通路=トンネル。背後から濡れた足音が近づいてきて・・・・『鬼ごっこ(強制)』 他、明日は我が身の恐怖譚全28話収録。 |
|
さたなきあ |
さたなきあ |
純粋怪談 惨事現場異話 さたなきあ 竹書房怪談文庫 因縁も情念も介在しない怪との遭遇。 遭えば、やられる・・・・・そんな単純だがいちばん恐ろしい、明日のあなたにも起こりうる 恐怖を選りすぐった実録怪奇集。 ネットオークションで落札した冷蔵庫は時折ドアが開いてしまう。おまけに中から妙な音が 聞こえてきて・・・・『冷蔵庫が開く』 雑居ビルに取り付けられた不自然な外付け階段。見ているうちになぜか登りたくなって しまい・・・・『外付け階段』 内向的な娘が突然明るくなった。初めてできた友達と頻繁に遊ぶようになってからだというが その友達の正体とは・・・・『カナちゃん』 他、戦慄の18話を収録。日常から異界への扉が開く! |
さたなきあ |
さたなきあ |
恐怖袋 さたなきあ ワニ文庫 「C家の主人は門の掛けがねを外し、B家の玄関ドアに向かって歩き始めた。 自宅の和室から様子を見ていたA家の奥さんは自分の目がおかしくなった気がした。 ドアへと狭い庭を進むC家の主人の後に・・・・その背中にぴったりと張り付くようにして 誰かがいるのである。 今の今まで門灯に照らされていたのはC家の主人ただ一人であったはずなのに・・・・」 今年も怪談の季節がやってきた。本当にあった震える話をお届けする。 |
さたなきあ |
さたなきあ |
魑魅の館 さたなきあ ワニ文庫 「本日休診」 浅沼さんは、その町で暮らすようになって、まだ間がなかった。 彼女には三歳になる一人息子がいるため、小児科医院は欠かせない。 しかし、ある事情であわただしく新居を決めてしまったので予備知識がない。 たまたま、近くに看板が出ていたのを見つけたので、出かけてみた。 病院は見つかったが、ドアには『本日休診』と札が掛けてある。 ドアの前で立っていると、背後から声がした。 『そこはだめよ。いつ来たってやっていないわよ』 振り返ると、買い物袋を下げた婦人が立っていた。 婦人が、その医院のことを説明してくれた。 その医院は、院長が息子に代わって人気がなくなり、患者が減った。 そして、誤審により髪の長い女性を死亡させると、奇妙なことが起き出した。 それは、死亡した髪の長い女性がたびたび目撃されるようになったのである。 これにより、患者は去り、看護師は辞めていく、院長はおかしくなってしまったとのこと。 |
さたなきあ |
さたなきあ |
とてつもなく怖い話 さたなきあ ワニ文庫 「呼び出し音」 城山家では、年金暮らしの夫の父のためにバリアフリー、バスユニットも 最新式のものにした。 夫の父が昼間から風呂に入り、呼び出し音と音声でバスユニットの機能の 説明をやたら求めてくるため、業者に依頼して呼び出し音、スピーカー機能を 止めてもらっていた。 その後、夫の父はあっけなく他界・・・・。 葬儀のバタバタで風呂の呼び出し機能など忘れていたが、誰もいないはずの 風呂場から呼び出し音が鳴る。 鳴るはずのない呼び出し音が・・・・。 はじめは信じない夫であったが、ある日、亡くなった父の声を風呂場で聞いた。 『ぬるいんだよ』 |
さたなきあ |
さたなきあ |
たまらなく怖い怪談 さたなきあ ワニ文庫 <半ば開いた扉の陰に、なにか、ある。 たったいま、うつろな空間であることを確認したばかりのロッカー。 にもかかわらず、そこに、バサバサの髪が・・・・人の後頭部が・・・・のぞいていた。 まさか。 たとえ子どもであったとしても、人が潜める大きさなどではない空間だ。 なのに『それ』はそこにいて、そして・・・・> 人を怖がらせるもよし、自分が震えあがるもよし。 今年も、たまらなく怖い、本当にあった怪談集がやってきた! |
さたなきあ |
さたなきあ |
とびっきり超怖い話 さたなきあ ワニ文庫 「葬儀場奇談」 香川さんの友人のお父さんが急死をして、その葬儀に参列したときのこと。 僧侶の読経が始まった・・・ しかし、時折、僧侶の口から苦しげな声が漏れる。 そして、親族からの焼香へ・・・ 喪主である故人の奥さんが今まさに香をつまもうとしたその時、香鉢が舞い、香が飛び散った。 ホール内がざわめいた・・・ ふらっ、と奥さんの体が揺れ、そばにいた葬儀社の社員が間一髪で体を支えるのに間にあった。 進行役が何か言ったようだが、香川さんは憶えていない。 なんとか、焼香、僧侶の読経が終わり、人々が移動しかけた時に 『ギャ~~~~』 場内に大勢の悲鳴が上がった・・・・ それは、祭壇の上部から覗く二つの眼のためだった。 香川さんは、そのまま斎場を後にした・・・・ |
さたなきあ |
さたなきあ |
本当にあった超怖い話2 さたなきあ ワニ文庫 現実と隣り合わせる異界は時に私たちの日常へ恐怖のメッセージを送ってきます。 子供たちが偶然地面から掘り出した人の顔。 拾い主に次々と不幸が降りかかるお守り。 法事の日に目撃された手招きする怪しい白い腕・・・・。 周囲の人々に本当に起こった不思議で恐ろしい体験の数々を収録。 彼らにもたらされた異界からのメッセージとは一体・・・・ |
さたなきあ |
さたなきあ |
本当にあった超怖い話 さたなきあ ワニ文庫 「ひとりでに鍵が開く!」 つい最近、奥さんを亡くされた飯島さんは、あまり自宅へ帰ろうとしない。 子供もなく、両親もすでに他界している飯島さんにとって、奥さんの記憶が残っている自宅は 淋しすぎるのかと思ったが、違うらしい。 鍵が外れると言う。 朝、鍵をかけて仕事に向かい、そして帰宅する・・・・ひとり暮らしの飯島さんの自宅である。 朝、鍵をかければ、当然、帰宅時にも鍵がかかっていなければならない・・・・ はじめのうちは、鍵をかけ忘れたと思った。次は泥棒を疑ったが、盗難にあった物はない。 そうこうしているうちに、気味が悪くなり、勤務先の仮眠室に泊まったり、カプセルホテルに泊まる ことが多くなってきた。 ちなみに、たった一つしかない合鍵は、奥さんが亡くなった時に棺の中に入れたそうだ。 |
さたなきあ |
さたなきあ |
超怖い怖い怖~い話 さたなきあ ワニ文庫 「ブックインフォメーション」 誰もいないはずの二階から人の声が・・・・・ 耳のせいでは片づけられない。 二人、あるいはそれ以上の人間が、ぼそりぼそりと何かを話しているのだ。 そんなことが続いたある日、意を決した彼は二階への階段をゆっくりと上がり始めた・・・・ 彼はそこで何を見てしまったのか!? 実際にあなたの隣で起こっている身の毛もよだつ戦慄の怪談実話集! 恐怖がぎっしり!! |
さたなきあ |
さたなきあ |
あなたの隣の怪談集 さたなきあ ワニ文庫 「倉庫街怪話」 二十代の桂川君が就職したのは巨大な物流基地の一角にある倉庫だった。 最初の一週間は、覚えるなければならないことと肉体労働で目がまわったそうだが、それ以後 少しづつ仕事に慣れ、半年ほどすると周囲のさまざまな事に余裕をもって対応できるようになった。 そんな中、あることに気付いた。 誰もいない方向から声がしたり、人の歩く音がしても、ほとんどの人が無視を決め込んでいる。 入社以来、桂川君が仕事を教えているもらっている先輩に聞いたことがあった。 『誰もいないはずの方向から、オーイと声がすることがあるのですが・・・・』 『呼ばれても応えなくていい。それと指示がない限り、声のする場所へ行くな。特に一人の時は絶対に行くな』 ある日、検品のミスが見つかり、仕訳をし直すことになった。 現物が到着するのを待っていると、館内放送で桂川君を除く全員が事務所へ呼ばれていった。 ひとり、倉庫に残された桂川君は、急に心細くなった・・・・・・『オーイ、こっちだ』 上の方から先輩の声がした・・・・顔を上げると、中二階に続く階段に立って、こちらに手を振っている。 『なんですか?用事ですか?』 と答えながら桂川君は、その方向に歩き出していた。 ところが先輩は、桂川君の問いかけに答えることなく階段を上って行く・・・・ 桂川君は慌てて、先輩の後を追って階段を上った。 『ハアハアハア、ハアハアハア』 ようやく先輩に追いついたと思った・・・と見ると先輩ではない・・・ような・・・ 『あんた、誰だ?』 と言った瞬間に、ものすごい力で肩を掴まれた・・・・ 『オイ、桂川、何をしているんだ!』 先輩が肩を掴んでいた。 訳のわからない桂川君に先輩が説明した。一歩進んでいたら、遥か下に転落していたと。 過去に何人もこの場所で転落事故が起きている。自分が以前に、いるはずのない男を目撃した後に転落 しそうになったことから、桂川君がここに居ると思って来たとのこと。 |
さたなきあ |
さたなきあ |
本当にあった恐怖体験 さたなきあ ワニ文庫 「雨男のはなし」 どんよりとした曇り空の夕方、学生街の一室で先輩後輩の二人の学生がとりとめのない話をしていた。 『雨の夜になると、この窓の下を男が通るんだ』 先輩が言う。その部屋は二階にあって、窓の下には細い道が建物に挟まれて通っていた。 『男が、ですか』 後輩は答えたが、だからなんなんだと言う態度がありありと窺えた。 そんな後輩の態度にかまうことなく続ける。 『ここに座って窓の下を見ていると、必ず通る。青い靴に青い服を着ていて、傘もささずに歩いて行く』 『はあ~』 『このあたりは街灯がないだろう。なのに、その男が通ると青い火の玉のようにボ~っと見えるんだ。 そして、足音もたてずにす~っと下を通って行く。一時間に三回くらい通るんだ。間違いなく同じ奴だ』 『へ~』 『この道な、一本道なんだ』 『知っていますよ』 『突き当たりは行き止まりで、この先は抜け道もない。両側は建物の壁で乗り越えられない。 なのに、青い男は同じ方向からやってきて、この窓の下を通る。Uターンする姿は見ていない』 後輩は、ようやく先輩の話が理解できると、急に落ち着きがなくなった。 |
さたなきあ |
さたなきあ |
凄すぎる怪談 さたなきあ ワニ文庫 「そこはワルい場所」 地方から京阪間の大学に合格した山下君は、入学の準備に忙しかった。 そんな中、下宿先を決めるために、ある物件に訪れた。 そこは、何故か西側の窓が塗り潰されたように見える形で閉鎖されていた。 即決だとも少し家賃を下げると言われて、即決した。 引っ越した初日、夢を見た。 それは、塗り潰されて無いはずの窓から中年の女性がこちらを覗いているというものだった・・・・ それから、夢なのか現実なのか、無いはずの窓から中年女性が覗く姿を翌朝に思い出す。 そんなある深夜・・・・ アルミサッシの窓が開く音、カラカラカラ・・・・という音が聞こえて来た。 そちらを向くと、無いはずの窓と、そこから覗く中年の女の顔。 ここは2階だし、足場もない、ましてや窓もない場所からどうして女が覗いている???? 女は芋虫のように、頭を窓から少しずつ部屋の中へと入ってくる・・・・ 『ドサッ!』 部屋に落ちたような音がすると、部屋の四方から現れた男女の顔がいっせいにこちらを向く・・・ 耐えられなくなった彼は絶叫を上げると、部屋中の灯りを点けた。 |
さたなきあ |
さたなきあ |
超怖いほんとうの話 さたなきあ ワニ文庫 「いつも出会う団地の子供」 H県内の、ある巨大団地で一人暮らしをしている歌川さんは小学校の教師である。 彼女はずいぶん前から、その子供に気付いていた。 仕事柄、帰宅が遅い彼女が団地内を歩いていると、暗がりに立つ子供に気付くのだ。 年齢は四~五歳くらい。 団地内に子供が遊ぶ場所は多々あるが、子供が遊ぶ時間はとうに過ぎている。 『ボク、どうしたの?お母さんは?』 その子供は後ろの階段を上って、302号室へ入ったようだった。 その後も帰宅時間に度々子供を見かけた歌川さんは、休日に団地の管理担当者に相談した。 夜中に見かけるD棟の302号室の子供を放置していていいものかと打ち明けた。 管理担当者は部屋番号を聞くと、彼女を伴って部屋の前に赴いた。 『ね、この通り閉まっている。表札も出ていない。』 唖然として見ている歌川さんの前で、マスターキーを出してドアを開けた。 中はガランとして、内部には何もなかった。 しかし、自分は確かに数日前、この部屋の前まで子供を追いかけて来たのだ。 すると、管理人はぼそっと話し出した。 以前、この部屋には母親とその子供が住んでいたが、ある事故があって空き家になった。 その事故とは、母親が子供と長期旅行に行くのに購入した大型のキャリーバッグに子供が誤って 入ってしまった。その時は母親が外出している最中で、死因は熱中症とも窒息死とも言われた。 |
さたなきあ |
さたなきあ |
怖い話∞(ムゲンダイ) さたなきあ ワニ文庫 「飛び込み営業 営業マンが五軒目に訪れた家」 悪徳リフォーム会社の優秀な社員が体験した話。 東条氏は二十代だが、この業界ではトップクラスの営業成績である。 お客の利益など、微塵も考えない。考えるのは、会社の営業成績表ばかり。 そんな彼が、その日、五軒目の家でカモと思える老夫人に玄関の戸を開けてもらった。 あとは、家に入り込んで、あることないことデッチ上げてリフォーム代を稼ぐだけ。 そんな考えを巡らせていた彼を乗せるように、老夫人が玄関で身体を端に寄せた。 『二階が・・・』 聞きとれるか聞きとれないくらいの声で老夫人が言った。 入れということだろうと、勝手に彼は判断して二階へと上がって行った。 『二階の奥の部屋、奥の部屋』 二階を見上げる老夫人の姿が何故か霞んで見えるが、構わず奥へと進んで行った。 何やら後ろを付いて来る気配がするが、振り向いても誰もいない。 やがて、奥の部屋まで辿り着くと、そこには介護ベッドと介護機器がかつて使われていたで あろう残骸が置いてあった。ほこりをかぶり、もう何年も人が入っていないような状態。 そして、そのベッドの上には大量の黒髪と女の顔があった。 女が寝ているなら布団がその分盛り上がっているはずだが、布団は平らなままだ。 彼は咄嗟に一階へと向かったが、一階の様相は先ほどとは一転して荒廃していた。 まさに二階と同じ状態だった。 錆ついた玄関をこじ開けるようにして外に出ると、そこは見るからに廃墟と化した家だった。 |