12.霊に誘われた?
ミクミンさんの体験談です

怖くはないですけど、不思議体験・・・かな?
体験したのは、1999年くらいです。
久しぶりに綺麗な海でも見に行こうと、彼氏と二人で出かけたんです。
3月の終わりでしたが、少し肌寒いぐらいで良い天気でした。
車は街を過ぎて、海に出る峠を走っていました。
途中、長いトンネルがあり、私の車はトンネルへ・・・
トンネルには、私の車以外走っていません、対向車も全くありません。
トンネルの中間ぐらい来た時、前方に歩行者のシルエットが見えましたので
横を通る時は注意しなくちゃと思いながら走らせました。
歩行者に近づいているはずのに、いっこうにその歩行者と距離が縮まりません^^;
そうこうしていると、トンネル出口に。
「あれ?歩いている人が居たよね?」
と助手席に座っていた彼氏に聞きました。
「うん、居たけど、追い抜いた? いいや、抜いてない。
なんでだろ。。。居なくなってたよね?」
・・・・ちょっと寒気がしました。
「あ!ここから下に降りて行ったんじゃない?」
トンネルを出てすぐのところに脇道を発見。
「行ってみようか?、今行けば、すぐ歩いている人が居るはずよね」
脇道に入り、海の方へ車を走らせて行くと、小さな砂浜が広がっていたのです。
砂浜にも人は居なかった・・・・
「もしかして、霊だった?」
目の前には素晴らしい海が広がっていた。
地磯があるぞと彼氏は車を降り、砂浜沿いに歩き出した。
釣り道具一式、磯用長靴、ジャンパーとかフル装備に着替えて、磯へ向かった。
砂浜を歩いている時は良かったが、途中、大きな岩がいっぱいのところを超えて、磯に到着。
磯と言っても地磯で、陸と繋がっている大きな岩です。
私たちがいる岩の隣にも地磯があって、そこには大きな洞窟が
パックリ口を開けて水がドドーン!と吸い込まれたり当たったり・・・
「水かさが上がったら、こんな岩の道はまずいな」と心の隅で思ったものの
竿を入れら大物のグレが入れ食いで・・・・
しばらくして、水面がかなり上昇しているのに気付きました。
いかん!帰る支度しよう!と言ってる間に、陸の孤島と化してました。
そのうちに、ポケットに入っていたアメ玉もガムもチョコも全部食べ尽くしてしまい
彼氏と二人で、ひもじ〜よ〜と空を見上げてばかりいました。
夜3時過ぎ、空の彼方から2個光る物体が頭上に飛んで来て止まったんです。
その後、2個の飛行物体は垂直に上がったり下がったり、2個が左右に離れたり近づいたり
「UFOショー?」って感じで、しばし見とれる・・・。
今、思い出しても、マジUFOだったと思います。
さて、朝の太陽が昇り始めたころ、少し水かさが減っている気がしました。
よし、明るくなったら、水の透明度が高いので、底が見える。
もう、行くしかない!
とりあえず、脱出に成功。 
で、この事件以来、同じ道を辿ろうにも、あの地磯に行き着きません。
というか、トンネルを出たら、すぐに入る横道がないのです。
少し先に行けば似たような所はあるんですが、、、試しに入ってみても、どうも違うんです。
あの地磯はどこに行ったのでしょうか・・・・・・・

霊を目撃して、UFOを目撃して、波にさらわれなくてよかったですね。
防空壕と防空頭巾の話は省かせていただきましたが、誘い込んだ霊は
砂浜の横にあった防空壕か、その近辺で亡くなった方なんでしょうね。


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