14.中学生
「りょうくんちゃんの体験談です」
私が中学生の時のこと。
私の教室は3階で、隣は音楽室でした。
放課後になると、教室と音楽室の間にある踊り場に3段ほどの階段があり
そこで友達同士で、遅くまで話をしたりしていました。
その友人はまったく霊感のない人でした。
ところが、私よりも先に『私の隣に誰か座っている』のが見えると言うのです。
私はそれまで話しに夢中になり、そんな気配はまったく感じていませんでした。
そして、私が目を向けた先には、同じ年くらいの顔は見えませんでしたが
明らかに私と同じセーラー服を着ている姿が見えました。
二人はそのまま動くこともなく、『どうしよう』と
うろたえて困っていると、あっという間に気配はなくなりました。
いまでも、その友だちと会うと、あれはいったい何だったんだろうと・・・・
その学校で死んだわけでないが、その学校への思いが強くて居座っている霊かも・・・・
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