19.深夜
「りょうくんちゃんさんの体験談です」

病院には3交代勤務というのがあり、深夜は0時半から、朝の9時までとなっていました。
深夜には、たいてい私は自分で明かりをつけて白衣に着替えていました。
私の勤めていたころは、病院が増改築をしていて
以前は病室だったところを改装して、ロッカールームが作られていました。
ここのロッカーがものすごく嫌な空気がたたずんでいるのは
以前から私は感じるものがあったのですが。。。
私が自分のロッカーで着替えをしていると、隣の部屋のロッカーから
「キャー 」と悲鳴が聞こえました。
私は何事かと思い隣のロッカーへ駆けつけると、看護婦さんが真っ青になり震えてました。
「私の身体を誰かが触ってきた。。」と。
私は周囲に誰もいないことを確認して「気のせいですよ」とその方を落ち着かせようとした。
しかし気のせいではなかったのです。
その瞬間私の足首を誰かに触られたのです。
ペトッと、ものすごく冷たい感触。。。
背筋がゾーーっとしました。
その瞬間私も声を上げてしまいました。
もちろん先ほどまで青くなっていた看護婦さんは、何事かわかってはいなかったのですが。。。
とりあえず、二人は大騒ぎしながらロッカー室を出ました。
そこらへんの痴漢より怖かったです。
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