7.神社の前
1995年、当時勤務していた会社から車で帰る途中のこと。
夜の10時くらいだったでしょうか、隣町のとある神社の前を通りかかった時のことです。
突如、左肩を「ガバっ」と手のようなもので捕まれたのです。
「な・な・な・なんだー?」と思ったものの、即座に手は離れました。
恐る恐るルームミラーで確認しましたが、何の姿もありまんせん。
しばらくすると、今度はスライムみたいなものが背中にベチョと張り付いて来たのです。
これは一大事と思い、「関係ないね、あっちに行けよ」と大声でさけびました。
その甲斐あってか、スライムも去っていきました。
他の人が見たら「誰もいない車内で一人怒鳴っている」異常な人に思えたことでしょうね。
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