------------------------------------------------------------------------- HTA-vortaro 編集の手引き ------------------------------------------------------------------------- HTA-vortaroは簡易辞書ツールです。主にエスペラント-日本語辞書として 作成しましたが、汎用的に作ってあるので辞書データを変えれば別の言語の辞書として 使うことも出来ます。 ここでは辞書データの作り方と差し替えの仕方を記載します。 1,辞書データ(data.csv)を作る 1行目にはデータの列名を書きます。HTA-vortaroで使う列は次のとおりです。 1列目:単語 2列目:補足 3列目:意味 列名は必ずこの通りにしてください。列はすべてタブ文字で区切ります。 2行目からデータを入力してください。データの件数に制限はありません。 また、2列目の補足は添付の辞書データではエスペラントの接頭辞・接尾辞・語幹等の 単語の構成をあらわすものとして使用していますが、他の言語ではこの通りで なくともかまいません。発音や類似の単語など文字通り補足の項目として使ってください。 これらに従って入力すると次のようになります。 単語 補足 意味 abonhelpa fonduso abon/help/a fondus/o 【E】購読支援基金 aboni abon/i {B}[他]予約する,購読する,>>rezervi,>>antaŭmendi abonilo abon/il/o 予約申込書 辞書データの編集が終わったら、「data.csv」という名前で保存してください。 言語によっては特殊なアルファベットを使う場合もあるのでその場合は UTF-8での保存をお勧めします。 また、辞書はアルファベットどおりに並んでいなくとも問題ありません。見た目が 気になる場合はExcelやLibreOffice Calc等で整形してcsv形式に保存しなおしてください。 2,単語分類定義ファイル(vortinfo.js)を作る これは各単語の名詞や動詞、専門用語などの分類をHTA-vortaro上で簡単に指定できるように するための定義ファイルです。 /*次の行から*/ と書かれている次の行から、下記の形式で入力して下さい。 ["検索文字列", "正式名称", 分類の種類], 検索文字列  ・・・検索したい文字列。辞書に実際に記載されている文字列を入力します。 正式名称   ・・・検索文字列の正式名称。HTA-vortaro上で選択する際に使用します。 分類の種類  ・・・次の種類別に数字で入力します。     0 - 品詞情報     1 - 公認語根情報・その他の略記号     2 - 専門分野略記号 これらに従ってに入力すると、次のようになります。 ["【情】","情報科学",2], これは、HTA-vortaro上は"情報科学"という名称で"専門分野略記号"の欄に表示され、 選択すると入力ボックスに"【情】"という文字列が入るという意味になります。 編集する際は検索文字列を必ず辞書で使われている文字列にして下さい。さもないと 正しく検索できません。 また単語分類は、検索の種類を「意味」で検索する場合に使うことを想定しています。 使い方を気にしないのであれば検索文字列のブックマーク代わりに使うことも可能です。 /*上の行まで*/ と書かれている行の上の行までを編集してください。改行して 行を増やすのは問題ありません。 3,差し替えの仕方 HTA-vortaroを起動している場合は一旦終了してください。 もともとのdata.csvとvortinfo.jsを別のフォルダなどに退避し、自分で作成した data.csvとvortinfo.jsをhtavortaro.htaと同じフォルダに配置してください。 HTA-vortaroを起動すればすぐに反映されます。 同梱のdata.csvについて 同梱のdata.csvはエスペラント-日本語辞書データです。オリジナルデータは HIROTAKA Masaakiさんの『実用エスペラント小辞典』です。 元データを : で分割し、単語部分の / を除いた単語を追加して3列にして作成しました。 ISHII Eiju Twitter: @lumidina Google+: +Eiju ISHII