登場人物

	ノエル・アルバロンガ 18歳 ラーハス軍訓練生3年 　テイアとは兵士学校での同級生で、歳は一つ上。両親はおらず、 昔リカルディアの外壁のそばに捨てられていたのを孤児院の先生に 助けられ、育てられる。 　軍成績についてはテイアより少々劣るが、お互いライバル視しており、 よき親友である。テイアの妹であるレイアをことのほか気に入っており、 何度か告白するものの、全部さりげなく断られて玉砕している。 しかしあきらめていない。 　性格は考えなしに突っ走ることがあり、強引なところがある。
	エレノア・オトー・アッティウス 17歳 ラーハス軍兵士（諜報部隊1年目） テイアと同時期にラーハス軍の諜報部隊に配属された少女。 性格はおとなしくかなり無口。ただし無表情ではなく、 表情は普通に豊か。なぜかレイアのことをヒメと呼ぶ。 軍成績はかなり優秀である。 名前の構成が示すように、ラーハスでは存在しない貴族の出。 ラーハスに移住してきた元貴族らしいが、もともとどこの出身か どうかは誰も知らない。 　ボーっとしているところがあり、発する言葉が少なく、彼女と まともに会話というか意思疎通しているのはノエルしかいない。 歌が得意だが、普通に歌うと何故か他の人が寝てしまうため、普段は 歌わない。ちなみに魔法・法術を歌に織り交ぜた魔法歌という術を 使うことが出来る。
	テイア・メーン 17歳 ラーハス軍兵士（諜報部隊1年目） ノエルなど、同期よりも先に正式に軍に配属された。 配属先は諜報部隊で、今回は他の諜報部隊兵士とともに訓練生の一部を 率いて地方都市まで実地演習をしにいくが、行った部隊ともども行方不明に なってしまう。
	レイア・メーン 15歳 リカリディス教神官学生 　テイアの妹でリカリディス教の神官学生として過ごしている。 今回はテイア達が地方都市で行方不明になったことを知り、 兄の親友であるノエルに相談する。 　ちなみにノエルからは何度となくアプローチを仕掛けられており、 若干ノエルが苦手になっているが、本心から嫌いになったわけではない。 　エレノアとはかなり仲がよく、姉妹のように接しあっている。
	グラシス・ノブレ 18歳 ラーハス軍訓練生3年 　ノエルと同じく兵士学校の訓練生の青年。 その外見どおりに知的で落ち着いている好青年。 テイアの親友グループの知恵袋かつ突っ込み役。 テイアとはとくに仲がよく、レイアもグラシスを尊敬している。 　ノエルの暴走っぷりに一番頭を痛めているのも彼である。
	ティボール・セレネータ 17歳 ラーハス軍訓練生3年 　ノエルと同じく兵士学校の訓練生の青年。テイアの親友グループの中では 一番背が低いが、歳相応の青年らしく、かなり元気はつらつ。ちょこまか機敏。 ノエルを兄貴分のように慕っている。 　ノエルのいじめっぷりに一番頭を悩ませているのも彼である。