Kさまとマツミは、祖父の代からのおつきあい。
Kさまは、愛知県清洲に住む地主さんで、祖父の代にKさまの本宅と、
借家を何軒か建てさせていただいています。
今回、再生させていただいた借家は築40年ほどでKさまご夫妻が
新婚時代をすごされた思い出の家です。
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その後、借家として長い間、同じ方が住んでいたため、20年間何も手入れをしていない状態でしたが、
このたび転居されたので一度見てほしいとのお電話がありおうかがいしました。
室内に入ると床はぐわぐわ。たたみも半分腐っている様子。
「もう建て直すか、更地にして駐車場にでも・・・」という言葉の交じる中、たたみをどかし、
荒床をめくって床下の状態を調査したところ驚いたことに、土台は全く腐っていませんでした。
この様子をみてKさまも新婚所帯のためにせっかく祖父が建ててくれた家を壊すのは忍びないので
なんとか直してほしい・・・とのことで再生計画が始まりました。
改装後も借家として使用するので、なるべく安い金額での改装が要求されています。
普通なら、壁・天井共にビニールクロスで仕上げるところですが、現状が真壁(柱が見えている壁)なので、
真壁の持ち味を出せる古民家調再生工事をご提案しました。
最近では、日本の古いデザインが見直されていることもあり、世代を問わず好まれると思います。
かかった費用は約800万円・・・コストを抑えるのに苦労しています。
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