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「ほんとだ・・木の校舎の方が断然少ないですね。どうしてかな?」
「うう〜ん、俺っちには専門的なことは分からないが、木の香りや調湿機能や抗菌性などが心と体に安らぎを与えていると
考えられていて木の持つ抗菌性や殺菌力がインフルエンザの菌を増殖させないのかもしれないな。」
「木にはフトンチッドというリラックス効果をもたらす成分も含まれていて、
俺っちたちも知らないうちに木に癒されているんじゃないのかな。」
「親方、それを言うならフトンじゃなくてフィトンチッドですよ」
「木ちゅうもんは中に空気を含みやすいため、熱を伝えにくい性質を持ってんだ。
だから肌で触れても体から熱を奪いにくい。触るとぬくもりを感じるだろう。
反対にコンクリートの場合では体が冷えてしまう。マー坊はマウスの話を知ってるだろう? 」
「はい。知ってます。木の箱のマウスは長生きしたという実験ですね。あれはボクも驚きました。」
「ところで、実際に木とRC構造で体に及ぼす影響の違いがあるのか調べるために10℃っていう低温設定で
木の床とコンクリートの床で40分過ごすという実験も行われたんだそうだ。
結果は同じ室温なのに、コンクリート床では木の床に比べて手足の冷えが強く、眠気やだるさに加え
注意力や集中力の低下が見られたということだ。」
「へーっ!それって大変なことですね。だってボクの過ごした学校も病気になるとお世話になる病院も
ほとんどがコンクリート造りですよ!!」
「うん、ほんとに大変だな。学校や幼稚園・老人ホームや病院が冷たいコンクリート造りでは、
みんなストレスがたまってしまうよなぁ・・・特に学校では集中力が求められる場所なのに、
それができないのはしんどいよなぁ。しかもストレスってのは目に見えないからやっかいだな。」
「だから最近では少しづつ木の施設が見直されていて、生徒の使う机や椅子も一部の学校では昔みたいに
木の机と椅子にまた戻し始めている。」
「こういう取り組みは非常にいいことだと思うぞ。一からはじめるのはとても大変なことだが、
木の学校が増えればいじめや不登校も少なくなるかもしれないな。
木造校舎にすれば集中力がアップということなら子供部屋を木で作れば東大も夢じゃないゾ〜!」
「親方、それは大げさなんじゃ・・・」
「ちょっと大げさな話だったか、すまん。」
「いや、別に謝るほどのことでもないっすけど。ヘンなとこで素直ですね」
「全部を木でやり直すのが大変なら、部屋や施設の一部分、例えば床や壁など肌に触れる部分を木に
変えるだけでも随分変わってくるはずだ。」
「もちろん公共施設だけじゃなく、自分たちの住む家にも積極的に木を取り入れていけば、より快適で健康的な住まいになる。」
「木の床にすれば掃除もしやすくなるし、木の持つフトンチッドにはダニを寄せつけない効果もあるから、
アレルギーの改善にも一役買ってくれるだろう。」
「そうですね。あらためてこうやって考えると木ってすごいんですね!でも親方、
フトンチッドじゃないんだけどな〜〜フィトンチッドですって。。。」
「ん〜?フトンもフィトンも似たようなもんだろ。すなわち俺っちの子供時代は家も、学校も木造校舎だったから
マー坊たち今の若いモンより風邪もひかねえし体が丈夫にできてるのさ。。。!まだまだ若いもんには負けやしないぞ。」
「はっ。。。はっ。。。ぶぇっくしょん!!!」
「お、親方鼻水たれてます。。。」
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