NT proBNP迅速判断装置
リアルタイムに心機能を知る目的で導入しました。
一人の検査判明に15分ほどかかりますが、心不全を来しているか否か、薬効評価などが迅速に判定できます。
ただし当院では、心疾患が多いゆえ15分の時間も長いと考え、NT proBNP装置を3台導入することで、判定時間を待つまでもなく次の患者さんの検査を可能としました。
心不全の診断・病態把握にはNT-proBNPが有効
NT proBNPによる心不全診断のメリット
1)NT-proBNPは心不全の診断・モニタリングにおいて、BNPと同等の臨床的有用性を有し、より敏感に心腎機能を反映する
2)NT-proBNP値とNYHA分類には相関がみられ、新機能による患者の層別化をより確実に行うことが可能
3)冷蔵・室温で安定なため、追加検査や保存検体での測定か可能
4)血清・血漿で測定が可能なため、他の生化学項目等と同時に測定が可能