プロージット帝和辞典(

プロージット帝和辞典

ゴールデンルーヴェ



あ行
アー(A)≫AにはAに向いた話がある。(オベ談)
アイス・ブルー(蒼氷色)≫ラインハルト様の瞳の色。
アイン(1)外伝でよく使われる1〜10は、 アインス、ツヴァイ、ドライ、フィーア、フュンフ、ゼックス、ズィーベン、アハト、ノイン、ツェーン。ちなみに0はヌル。 銀英に出てくる惑星や船の名前、エルムラント2<ツヴァイ>、B2<ベードライ>、クロイツナハ3<ドライ>なども分かると楽しい。
アウフ・ヴィーダーゼーン≫「また逢う日まで」挨拶のことば。
あおにさい(青二才)≫本来、羽化したばかりのセミなど青っちょろくてまだ大して役にたたないものを言うが、 若輩者という意味で主に「バイエルラインの」を伴って使用される。exバイエルラインの青二才
あくうかん(亜空間)≫4次元の世界。1次元=線、2次元=面、3次元=立体、4次元はこれに時間が加わるとも言われているが ・・・・まあ難しいことは抜きにして。ワープ失敗すると亜空間に入って出て来られなくなる、とだけ覚えておきましょう。
あの≫オーベルシュタインにつく枕詞。ミッターマイヤーが使う。
アムリッツァ≫イゼルローンに近い帝国側の恒星、恒星系
イゼルローン≫帝国と同盟の間の直径60kmの軍事要塞。イゼルローン要塞
イゼルローン回廊≫宇宙空間すべてを航行できるわけではない。イゼルローン付近の航行可能宙域は細長い回廊のようになっている。
イゼルローン共和政府≫「ニュー・ガバメント・イン・オーガスタ(=八月の新政府)」ヤン亡き後、フレデリカを代表として出来た民主共和政府
ヴァリアビリテートゥ・フルミナント・コネーゲネ・クランクハイト(変異性劇症膠原病)≫発熱と消耗を繰り返す奇病。治療法は確立されておらず、病名も仮称である。
ヴァルハラ≫1.天上。戦士が休むための天国とされている 2.惑星オーディンの恒星系。exヴァルハラ系第4惑星オーディン
ヴィジホン(TV電話)≫この時代の一般的な電話。会話しながら相手の映像が動画で見られる。
ヴェスターラント≫ブラウンシュヴァイク公の領地の惑星。 核攻撃を加えられた
ウォルフ・デア・シュトルム≫[疾風ウォルフ] 艦隊運動の速さからつけれられたウォルフガング・ミッターマイヤーの異名
うちゅうれき(宇宙歴)≫西暦2801年に統一国家として銀河連邦が成立した年を元年とする年号。宇宙暦310年で廃止され帝国暦に代わったが、 自由惑星同盟成立が宣言され517年に復活した。同盟で使用されるが、帝国では使用されない。☆帝国暦に309を足すと宇宙暦になる。
うよく(右翼)≫艦隊戦で横並びの陣形になったときに右側を担当する艦隊もしくは分艦隊。 司令官の頭上が天頂方向で、進行方向を前とすれば、右手が右翼。反対が左翼なんだろうな。・・・深く考えてはいけません。
エース(撃墜王)≫ドッグ・ファイトで多く敵を撃墜した者への称号。ケンプがかつてそうであった。 何機以上撃墜したとか、上位何名とかは規定がないようで、同盟ではポプランとコーネフの2名がそうである。
FTL(超光速通信)≫テレビ電話。何千光年離れていても、時間のずれがなく会話が楽しめる。発音は「エフテーエル」でよいのかな?
エルムラントU(ツヴァイ)≫ラインハルトが少佐の時に艦長を勤めた駆逐艦
オーディン≫1.ヴァルハラ系の惑星で帝国の首都星。2.帝国の神様。「大神オーディンもご賞覧あれ!」とは、神様見ていてくださいね♪の意。

か行
ガイエスブルク≫帝国の要塞。ガイエ=鷲、ブルク=城 。イゼルローン要塞よりひとまわり小さい
ガイエスハーケン≫ガイエスブルク要塞の主砲
かいきゅう(階級)≫二等兵、一等兵、上等兵、兵長、伍長、軍曹、曹長、准尉, 少尉、中尉、大尉、少佐、中佐、大佐、准将、少将、中将、大将、上級大将、元帥。 (「帝国」軍の全階級を原作・OVAより確認できました<1999.1.1>。ご協力下さった皆さんありがとうございました。)
カイザー(皇帝)≫ さあ、皆さんご一緒に「ジーク・カイザー・ラインハルトー!」
カイザーリン(皇妃)≫さあ、皆さんご一緒に「ホーフ・カイザーリン・ヒルデガルドー!」
かっか(閣下)≫軍隊ではだいたい将官以上の敬称。文民では役人のかなり地位の高い人への敬称。
カプチェランカ ≫イゼルローン近くの氷の惑星。ラインハルトとキルヒアイス、ロイエンタールとミッターマイヤーがそれぞれ共にこの地で死ぬ思いをしている。
がりょうてんせいをかく(画竜点睛を欠く)≫あと一歩のところで完璧にいたらないこと。龍の絵に水晶玉を忘れてはいけないことから。 アスターテでラインハルト様が最後に言った言葉だが、OVAではカットされていた。あーもったいない。
かんたい(艦隊)≫ 約1万隻のグループ。銀英伝の世界では1艦隊1万隻。すごい。
きかん(旗艦)≫艦隊司令部のある艦
きかん(貴官)≫あなた。君。
きかん(帰還)≫艦隊戦を終えて帰ること。
きかん(帰艦)≫艦に帰ること。
ぎがん(義眼)≫光コンピュータを組み込んだ入れ目。オーベルシュタイン愛用。
ぎしゅ(義手)≫機械の腕。ワーレンも愛用しており、生の腕と変わりない。
きバラ(黄バラ)≫本来花言葉を考えると求婚の時に使用する花ではないはずなのだが、この世界では幸運の花という位置づけのようだ。
ギャラルホルン(神の角笛)≫北欧神話にでてくる角笛。ラグナロックの日に世界の終わりを告げるために吹かれたのだとか。
キュンメル≫病床のハインリッヒを当主とする男爵家、マリーンドルフ伯爵家の親戚。exキュンメル男爵邸事件
ぎょい(御意)≫お考え。おおせの通りでございます。おおせに従います。★カイザーに命令されたら低い声で「御意」と応えましょう。
きょうくのきわみ(懼畏のきわみ)≫それはそれはおそれおおいこと。
きょうじ(矜持)≫プライド
きょうしゅうようりくかん(強襲揚陸艦)≫敵艦内に侵入するために作られた。敵艦に接舷し、穴をあけてしまう。
きょうとうほ(橋頭堡)≫陣地。攻撃の足がかりとするために、ある宙域やポイントを確保する。
きょうわしゅぎしゃ(共和主義者)≫ジーク・カイザーと叫べない人。
ぎょしょくか(漁色家)≫ロイエンタールのこと。女たらしともいう。
きらい(機雷)≫地雷の宇宙空間版。触れると爆発する。熱に反応して敵艦に向かっていくタイプもある。たくさんばらまいた宙域を機雷原と呼ぶ。
きんぱつのこぞう(金髪の孺子)≫若く、豪奢な金髪をもつラインハルトを、貴族達は憎しみをこめてこう呼ぶ。
くちくかん(駆逐艦)≫小さいが機動力がある。ちゃんと機雷も積んでいる。
グラフィン(伯爵夫人)≫原作ではグリューネワルト伯爵夫人のことを「グラフィン・フォン・グリューネワルト」という。
クリーム≫帝国人が好んでコーヒーに入れるもの。たっぷり入れても肥満しないケースが多く、案外低カロリーかもしれない。
ぐんぽうかいぎ(軍法会議)≫軍人用の裁判。
ぐんむしょうしょ(軍務尚書)≫帝国軍の最高権威のひとつ。軍務大臣???西暦の地球の日本にたとえるものがない。
けい(卿)≫君。同格か格下に使う。
げいげき(迎撃)≫敵が攻撃してきたので迎え撃つ。
ゲスト・アドミラル(客員提督)≫ヤンが亡命してきたメルカッツを賓客かつ提督として扱った。
ケルシー(巴旦杏[はたんきょう])≫アンネローゼが得意とするケーキの材料
げんすいじょう(元帥杖)≫なぜ、杖なのか。何に使うのかはわからないが、元帥になるともらえる50〜60cmのきれいな棒である。
こう(−公)≫−公爵。貴族では最高位。exブラウンシュバイク公
こう(−侯)≫−侯爵。exローエングラム侯、リッテンハイム侯
こうきゅう(後宮)≫ノイエサンスーシの東西南北ある苑のうち西苑(ウエスト・ガルテン)をさす。皇帝があつめた美女達がここで暮らしている。 「後宮に納められる」とは寵姫(ちょうき)として宮廷にあがるという意味。★参考★南苑:皇帝の生活の場。東苑:政権の中枢。北苑:お狩り場。
こうてつ(更迭)≫現在の地位・役職からはずされること。
こうとうべんむかん(高等弁務官)≫フェザーンに駐在する、同盟・帝国それぞれの大使みたいなもの。
こうほうきんむ(後方勤務)≫前線に出ずに補給や事務処理を担当する。命の危険は少ないが、優秀でなければ出世がのぞめない。
こしょうたい(−個小隊)≫軍隊の単位。マシュンゴが片手で片付けられる規模。一個小隊は50人前後。
こちゅうたい(−個中隊)≫三個小隊で一個中隊。150人前後。シェーンコップが自称片手で片付けられる規模。
こだいたい(−個大隊)≫四個中隊で一個大隊。600人前後。
これんたい(−個連隊)≫三個大隊で一個連隊。1800人前後。
こしだん(−個師団)≫軍隊の単位。ローゼンリッター連隊の「実力」がこれに匹敵する。
こくじ(国璽)≫国のハンコ。
ゴールデンバウムおうちょう(王朝)≫銀河帝国初代皇帝ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムの築いた専制君主国家。
ゴールデンルーヴェ(黄金獅子)≫ローエングラム王朝のシンボル。深紅の地に黄金のグリフォン。旗のは横向きで、戦艦には前向きのデザインだったりする。

さ行
サイオキシン≫この時代の麻薬の一種。
さんじげんチェス(三次元チェス)≫この時代のゲームの一種。チェス盤と駒が立体映像になっているだけではなく、 ルールも三次元らしい。駒を左右・上下に動かせるようだ。
さんだつ(簒奪)≫王位や帝位、国を奪うこと。
さんちょうかん(三長官)≫軍の最高権威、軍務尚書・統帥本部総長・宇宙艦隊司令長官をさして言う。
さんぼう(参謀)≫司令部の頭脳。その担当の人達。ex作戦参謀。
ジーク ≫1.勝利、ばんざい。ex「ジーク・カイザー!」=皇帝ばんざい!「ジーク・プリンツアレク!」=アレク大公ばんざい! 2.ジークフリードの略。キルヒアイスの愛称。アンネローゼしか使わない。●ロイエンタールの最後の言葉 「マインカイザー・・・ミッターマイヤー・・・ジーク・・・死・・・」ジークの解釈がその後の議論の的となるが、真相は不明。
しかん(死間)≫助かる見込みのない囮
しかんがっこう(士官学校)≫帝国軍高校みたいなもの。卒業すると少尉。
しこうせいゼッフル粒子(指向性ゼッフル粒子)≫ゼッフル粒子が指向性をもつのか、ゼッフル粒子発生装置に動力があるのか 遠隔操作で宇宙空間の目的の宙域にゼッフル粒子をまくことができる。攻撃というより機雷除去等の目的で使用している。 ★外伝OVAの指向性ゼッフル粒子発生装置試作機では、ゼッフル粒子そのものに指向性はなく、ゼッフル粒子を吸引するナノマシーン という物(超小型動力機械??)を混ぜて放出し、ナノマシーンを遠隔操作するというものだった。そのまま実用化できたのかな。
しそん(至尊)≫最も偉い。ex至尊の冠をいただく、ex至尊の地位につく。
じほうこう(−時方向)≫2次元の方角。時計の文字盤を想像しよう。前方に12時を置くと、右が3時、後ろが6時、左が9時。 これに仰角(上方向)・俯角(下方向)、距離がつけば、あらゆる方角とポイントを示すことができる。しかし前は前方。後は後方。 ラインハルト様まで「右に転進!」などとおっしゃる。ようは分かればよい。
しみん(市民)≫銀英はスケールが違う。惑星=市である。いや、同盟では全部入れて市民というかな?
しゃくい(爵位)≫公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の称号の総称。上級貴族とか門閥貴族というのがこれで区別されるようだがよく分からない。
ジャミング≫妨害電波により通信状態を悪くすること。
じゅうしんじん(縦深陣)≫あえて中央部を後退させるなどして敵の艦列を長くし引きずりこむ陣形。
じゅうそつ(従卒)≫お世話係の少年。コーヒーを持ってきたりする。同盟では中将からつくようだが、帝国もそうだったろうか。
しゅしょう(殊勝)≫けなげで感心。自分の罪を素直に認める人などにも使われる。また、オベ犬はこれ(殊勝さ)がまるっきり無いらしい。
しゅくせい(粛清)≫不必要あるいは有害な人物として目的の為に処分されてしまうこと。
シュテッヒパルムシュロス(柊館)≫ フェザーンにある皇帝の仮の居城。ヒルダがここでランハルトの帰りを待っていたが襲撃された。「柊館炎上(シュテッヒパルムシュロス炎上)」
しゅほうせいしゃさんれん(「主砲、斉射三連!」)≫おそらく主砲というのは戦艦にいくつもついてるもので、それを一斉に三回うて、ということではないだろうか?
シュワルツェンの館≫オーディンにあるラインハルト、キルヒアイス、アンネローゼの屋敷
シュワルツランツェンレイター(黒色槍騎兵)≫ビッテンフェルトの艦隊、全艦黒く塗装している。
じょうきゅうたいしょう(上級大将)≫元帥までの道のりは長い。帝国軍では大将の上にまだ階級がある。
しょうかい(哨戒)≫みはり。
しょうかん(小官)≫私。軍人が使う一人称単数。
じょうかん(上官)≫軍でいうところの上司。
しょくぎょうぐんじん(職業軍人)≫ 仕事が軍人の人。兵士達というのは兵役中の文民なので職業軍人ではない。
シリウス≫地球に一番近い恒星系。シリウス系の惑星に住めるかどうかは別として、恒星は実在する
しん(臣)≫私。皇帝と話す時に以外には使われない
じんけい(陣形)≫艦隊のとる全体的な形、布陣。ex「陣形を再編する。」「なんたるぶざまな陣形だ!」
しんせいふかしん(神聖不可侵)≫それはそれは尊くて、だれもそれをおびやかすことはできない、とかいう意味。皇帝に対して使う枕詞。「神聖にして不可侵なる」という言い方も。
しんていこくれき(新帝国歴)≫ラインハルト様が新銀河帝国を作った年号。宇宙暦799年、帝国暦490年が元年となる。
しんみん(臣民)≫あくまで皇帝あっての民という意味
スイング・バイ≫一度重力を利用して加速を得てから、その重力圏外に脱出する方法らしい。前面にヤン提督、後背にブラックホールで逃げ場のないシュタインメッツ艦隊がとった方法。
ゼーアドラー(海鷲)≫オーディンにある高級士官バー。メックリンガーがピアノを弾くことも?
ゼッフルりゅうし(ゼッフル粒子)≫気体爆薬とも呼ばれる引火性の物質。その濃度により制御可能な破壊力を持つ。敵味方の銃火器の使用を封じるためにも使う。exゼッフル粒子発生装置。
せんと(遷都)≫首都を移すこと。短い言葉だが、大変なことである。
そうきかん(総旗艦)≫複数の艦隊の総司令部のある旗艦 >総旗艦ブリュンヒルト
そうこうてきだんへい(装甲擲弾兵)≫装甲服を着て戦う、白兵戦部隊。
そうとうのへび(双頭の蛇)≫艦隊陣形の一種。長い隊列の中央にわざと攻撃をかけさせ、しかる後に前後から攻撃をする。両方が頭の蛇のごとく、である。必勝の方法にみえるが、 「側面」から攻撃を受けるので、中央の布陣を厚くしなくてはならない。あまり厚ければ敵は他の所を攻撃するだろうし、むずかしいと思うぞ。 よーっぽど兵力に差がないと。だいたい、初めに突破されちゃったらすごーくマヌケだと思うんですけど。
そうへき(双璧)≫二つの宝。ミッターマイヤーとロイエンタールのこと。

た行
だいいっきゅうりんせんたいせい(第一級臨戦体制)≫戦闘の準備の最高レベル。ビデオでは雰囲気だけだが、原作では全員持ち場につきスペーススーツを着込んで戦闘開始に備える。
たいかんしき(戴冠式)≫冠をもらえるのは皇帝だけ。皇帝の即位式をこういう。
たんそクリスタル(炭素クリスタル)≫トマホークの素材。軽くて丈夫。
チェック・メイト(王手詰み)≫三次元チェスの勝利の一手。ビデオではアイゼナッハが唯一喋った一言でもある。
ちきゅうきょう(地球教)≫地球は我が母、地球を我が手にと唱え、異教徒を弾圧しましょう。
チシャ≫チシャ菜。レタスの仲間。ラインハルトの唯一嫌いな食べ物。
ちょうあい(寵愛)≫尊い愛とか名誉な愛というのかな?皇帝の場合に使われる「寵愛をうける」とは愛されるの意味。「寵を受ける」「寵を賜る」ともいう。
ちょうき(寵姫)≫皇帝の妾。アンネローゼの場合、フリードリヒ4世の本妻が死去してしまったので事実上の妻の座に近かった。
ちょくめい(勅命)≫皇帝の発する命令。命令は絶対。受けるときは「勅命、謹んでお受けします」という。皇帝が若すぎると宰相が事実上の勅命をだせる。国璽を使う。
ツアイトウング・イーグル(双頭の鷲)≫ゴールデンバウム王朝のシンボル。その名の通り2つの頭を持つ鷲のデザイン。国璽にもこれがついていたが、なかなかラブリーだった。
ついげき(追撃)≫逃げる敵を追いかけて攻撃。
ていこくマルク(帝国マルク)≫帝国の通貨
ていこくれき(帝国歴)≫ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが初代皇帝となり銀河帝国が誕生した年を元年とする年号。 帝国暦490年、ラインハルトが新銀河帝国を成立させ、新帝国暦に代わるまで続いた。
ていせんせよ!しからざればこうげきす(停船せよ!然からざれば攻撃す)≫「止まれ!止まらないと撃つぞ。」軍艦に怪しまれるといわれます。素直に従いましょう。 尚、宇宙を旅するときは、くれぐれも民間航路をはずれないようにしましょう。
ていと(帝都)≫帝国の首都。「首都」で「惑星一つ」である。銀英のスケールってすごい。
ていとく(提督)≫艦隊司令官への敬称。ケスラーは憲兵総監になっても何となく提督と呼ばれていたようだ。
てっぺき(鉄壁)≫守りが固いこと。ミュラーを指す。ex鉄壁ミュラー
でんか(殿下)≫皇帝の姉や子に使われるらしい(弟や兄がいてもそうだろう)。妻は「皇妃陛下」と呼ばれているから違うようだ。
とうこう(投降)≫自ら敵に降参しにいくこと。
トゥールハンマー(雷神の槌)≫イゼルローン要塞の主砲。皆「トールハンマー」と発音する。
ドッグ・ファイト(格闘戦)≫ワルキューレとスパルタニアンの戦い。
ドライ・グロスアドミラルスブルク(三元帥の城)≫ 同盟征服後、イゼルローン回廊の両端に設置される予定だった軍事要塞。 戦死したキルヒアイス、シュタインメッツ、ファーレンハイトの3人の元帥にちなんだ。ドライ=3、グロスアドミラル=(海軍)元帥、ブルク=城。

な行
ナンバー・ツー(ナンバー2)≫二番目に偉い人、権力のある人。ナンバー・ツヴァイとは言わないらしい。
にしょうめんさくせん(二正面作戦)≫二つの敵と、時間差をつけるなどして、両方と戦うこと。
にゅうでん(入電)≫電文を受信したこと。
ノイエ(新)≫新しい
ノイエサンスーシ(新無憂宮殿)≫帝都オーディンにあるゴールデンバウム王朝の建築物。皇帝の住居であり、政治の中枢であり、宴会場であり、お狩り場もあるらしい。後に美術館になる。
ノイエライヒ(新帝国)≫ローエングラム王朝。ライヒ=帝国。さあご一緒に「ジーク・ノイエライヒー!」
ノイエラント(新領土)≫ラインハルト様が同盟を征服してからは旧同盟領をこう呼ぶ。ラント=領土。
ノイエラントそうとくふ(新領土総督府)≫旧同盟領を統括する新帝国の機関。ロイエンタールが総督を務める、

は行
はく(−伯)≫−伯爵。exマリーンドルフ伯。伯爵夫人は省略しないらしい。ちなみに銀英では男爵や子爵も省略しないようだ。 ex○フレーゲル男爵、×フレーゲル男。○ペグニッツ子爵、×ペグニッツ子
はくへいせん(白兵戦)≫人同士の戦闘
パッシブセンサー≫受信型検知装置…かな。電波など受信のみで状況を把握する。精度は下がるかもしれないが、敵に発見されにくい。
はんほういたいせい(半包囲体制)≫ 艦隊戦の陣形のひとつ。敵が後方に逃げられない場合、半円をえがいて追いつめる。 敵は一カ所に集中し、集中攻撃をかけやすいように思えるが、逆に味方の陣形が薄くなるので突破されやすく、兵力に差がなければ有効ではない。
はんげき(反撃)≫やられたのでやり返す。
はんらんぐん(叛乱軍)≫自由惑星同盟軍のこと。帝国側は政治的に同盟を認めていないので、あくまで帝国の中の叛乱分子という位置にある。
ひかりディスク(光ディスク)≫データを保存するもの。コンパクトで持ち運びに便利。地球教の秘密が記録してあったりする。
ひととなり(為人)≫性格。
ファイエル!(撃て!)≫艦隊戦で攻撃開始の時に帝国軍司令官が叫ぶ言葉。同盟は「ファイヤー!」
ファーター(お父さん)≫お父さんはお父さん。お母さんはムッター。
フォン(von)≫貴族の称号。ファミリーネームの前に付ける。名前にフォンがあると貴族。貴族なら名乗るとき忘れずに。ex「フォン・ラーケン少佐だ。」
ふくかん(副官)≫司令官のアシスタント。
ふくしん(腹心)≫心から信頼している人。キルヒアイスはラインハルトの腹心といわれるが、逆は言わないようだ。
ふくへい(伏兵)≫途中で奇襲をかけるために、初めから参戦させず、兵力の一部をかくしておくこと。
ぶくん(武勲)≫戦いで立てた功績。基本的にこれがあると昇進する。門閥貴族ではこれがなくても昇進できる。
ぶんかんたい(分艦隊)≫数千隻のグループ。艦隊の中で作戦によって独立した行動をとったりする。
ベー(B)≫BにはBにふさわしい任務がある。(オベ談)
ヘテロクロミア(金銀妖瞳)≫左右の眼の色が違うこと。ロイエンタールはこの瞳が魅力的。
フラウ(夫人)≫ミセス。exフラウ・ミッターマイヤー
ブラスター≫護身用の武器。ピストルみたいな形だが、弾ではなくエネルギーパックを装填してビームみたいのを撃つ。
ブラック・ホール≫何でも吸い寄せる超重力場。星が死んだ後の姿と言われ、観測上実在する。中心は電子と陽子すらくっついてしまい、もう誰にも止められない、らしい。
フランクフルタークランツ(ラム酒入りチョコレートスポンジケーキ)≫ミッターマイヤーがプロポーズのときに買って行ったお菓子。 キルヒアイスがラインハルト様のご機嫌取りにお土産に買ったのもこれ。
フリカッセ≫肉料理。シチューのようなものでいろいろ味付けがあるらしい。
フロイデン山荘 ≫キルヒアイス亡きあとアンネローゼが隠居した山荘。アンネローゼが寵姫だったころ、お休みをもらってラインハルト、キルヒアイスと出かけた思い出の土地。
フロイライン(お嬢さん)≫ミス。exフロイライン・マリーンドルフ
プロージット!(乾杯!)≫帝国では勝利の前祝いに飲んだあとでグラスを床にたたきつけて割ることもある。
へいか(陛下)≫皇帝に対して使う。(ちなみに西暦時代の地球の日本では天皇に対して使う)。共同統治者という意味なのか皇妃にも「皇妃陛下」という言い方をする。
へいみん(平民)≫一般ピープルのこと。皇帝の民という意味に使われる「臣民」とは違い、貴族と区別する意味で使われる。名前にフォン(von)の称号がない。
へいりょく(兵力)≫兵士の数。艦数。艦隊数。
ペテンし(ペテン師)≫奇策を使うヤン提督のことを、帝国の提督達は尊敬と敬愛の念をこめて(?)こう呼ぶ。
ヘル≫ミスター exヘル・ミンツ
ぼうめい(亡命)≫帝国から同盟に逃げたひと。その逆は「逆亡命」というようだ。
ホクスポクス・フィジブス≫フォイエルバッハ家に伝わる呪文で「凶事よ、消え失せろ」の意。両手の指を組み合わせて唱える。 繰り替えす回数が多いほど効果があるが、省略も可。ex「ホクスポクス、以下省略!」
ぼしょ(墓所)≫墓。
ほそく(捕捉)≫発見。ex「敵艦隊、捕捉!」
ぼひ(墓碑)≫墓石。●帝国人は生前の出来事を簡潔にここに書く。何かあると「これを墓碑に!」と考える傾向がある>墓碑銘
ホログラム(レーザー立体像)≫ちょっと透てみえる三次元の画像が浮かび上がる。
ほんかい(本懐)≫初めから望んでいた。望むところ。ex「よろしい、本懐である・・・」、武人の本懐。

ま行
マイン・フロイント(我が友)≫マイン=私の、フロイント=友、(注意:女友達の場合はドイツ語の辞書を引いて下さい)
マイン・カイザー(我が皇帝)≫皇帝に敬意・敬愛を込めた呼び方らしい。ロイエンタールがもっとも美しく発音できる。
マキャベリズム≫君主論
ミッヘル ミッヘル ミッヘル、シュテー アウフ スイス ヘリル リヒテル ターク(起きなさい、とっても明るい良い天気)≫ エヴァがミッターマイヤー家のお手伝いをしながら歌った歌。ビデオではカットされていた。聞きたかった・・・。
ムッター(お母さん)≫お母さん。
めいしょう(名将)≫ラインハルト様のことを指す。「智将と呼び、猛将と言う。それらの区分を超えて、部下に不敗の信仰を抱かせる指揮官を名将と称する−」(原文のまま)と同盟の史書に書いてあるらしい。
もんばつきぞく(門閥貴族)≫よく分からないが、ルドルフの時代から続いている名門貴族ということだろうか。

や行
ゆうぐん(友軍)≫仲間の軍隊
ゆうへい(遊兵)≫本来戦っているはずが、参戦していない兵力。地理的要因や陣形、司令官の力不足で発生する。
よ(予)≫ 私。皇帝が使用する一人称単数。ルドルフは「余」だったらしい。
ようどう(陽動)≫敵を欺く行動。注意を他の方向に向けさせる。陽動作戦。
ようさい(要塞)≫軍事拠点として重要な建造物。普通建物自体に攻撃力と防御力がある。exイゼルローン要塞
ようへい(用兵)≫兵をいかに動かして戦果を得るか。田中芳樹先生は「いかに味方を効率よく死なせるか」とも記しています。戦争なんてそういうものだ、ということですね。
ようねんがっこう(幼年学校)≫帝国軍小中学校といったところかな?ラインハルト様とキルヒアイスの母校でもある。提督達の従卒はふつうここの生徒。
よんひゃくじゅうねんもののワイン(410年物のワイン)≫80年程前に良いブドウがとれたのだろう。逸品とされている。

ら行
ライヒスリッター(帝国騎士)≫ライヒ=帝国、リッター=騎士。一応貴族だが身分は低い。平民がなにか功績をたて、後から貴族にしてもらったケースもある。 「爵位も持たぬ下級貴族」「貴族とは名ばかりの帝国騎士」などと言われる。
ラインハルト・デア・ルーヴェナルティグ・カイザー(獅子帝ラインハルト)≫獅子のたてがみを思わせる御髪、旗も黄金獅子のデザイン。 他にも理由はあろうかと思いますが、皇帝ラインハルトの異名です。
ラグナロック(神々の黄昏)≫ラインハルト様が同盟侵攻するときの作戦名。ラグナロック作戦。北欧の神話で「神々と巨人の最終戦争」の事らしい。ラグナレク。 共倒れになって、最後には人間が世界を支配するとか。…作戦名としてふさわしいのかどうか怪しいが、とりあえず士気は上がるらしい。
ラン(蘭)≫キルヒアイスの父が趣味で育てている花。キルヒアイスがアンネローゼにプレゼントしたのでアンネローゼも育てているらしい。
りてきこうい(利敵行為)≫いけない行為。敵に協力しなくとも、味方の不利益になる行為は結果的に敵を有利にしてしまう。「敵を利する行為」ともいう。
りゅうとうだび(竜頭蛇尾)≫初めはすごいが、後は全然大したことない。
ルーヴェン・ブルン(獅子の泉)≫フェザーンに作られる予定の首都。シルヴァーベルヒ考案。
れつあくいでんしはいじょほう(劣悪遺伝子排除法)≫「弱者に生きる資格なし」を旨としたルドルフの作った法律。

わ行
ワイングラス≫乾杯の後や、怒ったときなどによく割られるもの。
ワープこうほう(亜空間跳躍航法)≫宇宙空間のあるポイントから別のポイントへ、宇宙空間ではなく亜空間を通って移動する航法。 短時間で遠くまで移動できるので恒星間航行が可能になった。ワープエンジンが必要。
ワルキューレ≫帝国軍の単座式戦闘挺。羽が4枚あり、エネルギーを充填してビーム砲を打つ。同盟軍はこれに対してスパルタニアン。



「プロージット帝和辞典」
1997.10/23初版
2002.07/03 第16版
制作元銀河英雄伝説の部屋
制作所海の幸山の幸