●サケ科(SALMONIDAE)の分類

和 名 英 名 学  名
サケ属 シロザケ Chum salmon, Dog salmon Oncorhynchus keta
カラフトマス Pink salmon, Humpback salmon O.gorbuscha
サクラマス(ヤマメ) Masu salmon, Cherry salmon O.masou masou
サツキマス(アマゴ) ? O.rhodurus
ベニザケ(ヒメマス) Sockeye salmon, Red salmon, Kokanee O.nerka
ギンザケ Coho salmon, Silver salmon O.kisutch
マスノスケ Chinook salmon, King salmon O.tshawytscha
ニジマス Rainbow trout, Steelhead trout O.mykiss
サルモ属 大西洋サケ Atlantic salmon ?
ブラウントラウト Brown trout Salmo trutta
カットスロート Cutthroat trout ?
ゴールデントラウト Golden trout ?
イワナ属 アメマス(エゾイワナ) Whitespotted charr Salvelinus leucomaenis
オショロコマ Dolly varden charr S.malma malma
カワマス Brook trout, Speckled trout S.fontinalis
ミヤベイワナ ? S.malma miyabei Osima
レイクトラウト Lake trout S.namaycush
アルプスイワナ Arctic charr S.alpinus
ゴギ ? S. leucomaenis imbrius
ニッコウイワナ ? S.pluvius
イトウ属 イトウ Sakhalin taimen, Japanese huchen Hucho perryi



●秋シャケのオス・メス見分け方

ブナっけが出て,鼻が曲がってれば,すぐにオスって分かるんだけど,
銀ピカだとまだ曲がってないから分かりにくいんだよね。
オス

1998.11.14
長万部沖
74cm-4.2kg
メス

1999.11.27
椴法華・銚子岬沖
69cm-3.4kg
特  徴 オ  ス メ  ス
@アブラびれ 大きい 小さい
A頭のかたち 直線的 丸みがある
B頭長 長い 短い
C鼻・歯 鼻は曲がり,大きく鋭い歯 鼻は曲がらず,歯も小さい
D目までの長さ 長い 短い
E尾ビレの切れ込み V字型 丸く弧を描く
F腹 ややへこみがある ぽってりとしている



●サーモンフィッシング

ロッド
8フィート以上で40g以上のルアーをキャストできるもの。 カーボン含有率が高いほど,キャストに有利。
陸からは遠投に有利な長めのロッド,船では取り込みに有利な短めのロッドがよいが, 船上でのオーバーヘッドキャストは ロッドが短い程,人を引っかける事故の確率が高くなるので注意。
振り出しは準備が楽であるが,ガイドが回りやすいのが難点,逆に 並継ぎは3本継ぎなどのため,かさばり準備に手間取るが,ガイドは回らず,調子もよい。

【MY TUCKLE】
DAIWA PACIFIC PHANTOM CW-1304T-4RS
  (length:13ft,lure-weight:10〜40g,line:10〜25lb,振出し)
DAIWA PACIFIC PHANTOM CC-1103T-4FS
  (length:11ft,lure-weight:10〜40g,line:10〜25lb,並継ぎ)
リール
目安としては,3号のラインが150〜200mくらい巻くことができる 中型のスピニングリール。
サケはドラグを唸らせて走らないし,やりとりの時間も短いので, ベアリングの多い高価なリールは必要ない。ただし,ドラグ調整がしっかり しているもの。定価で5千円〜1万円前後で十分。
スローリトリーブをするため,大型のリールは不向き。

【MY TUCKLE】
SHIMANO NAVI XT3000
 (ギア:5.2,最大ドラグ力:6kg,ベアリング:3,糸巻量:3号-150m)
RYOBI Applause VS2000i
 (ギア:5.2,最大ドラグ力:7kg,ベアリング:4,糸巻量:3号-200m) 
ライン
基本的には3号で十分であるが, 4〜5号の方が安心できるし,周りに迷惑かけないで済みます。 取り込み時のブレイクや振り切れ防止のため,テーパー(力糸)を巻いてるとかなり安心。 ただし,糸ふけやパーマになったりすることがあるのが難点。
材質は巻き癖がつきにくいソルト用のソフトなナイロンライン又はPEライン。 ラインブレイクで悔しい重いをしないように,ラインには細心の注意を払いたい。
私は,海外通販で購入した新素材のラインを使用。 伸びがないのでサケの小さなアタリが敏感にわかり,フッキングが鋭い。 また,ライン寿命が長いので高価だが重宝してる。(3シーズン使用) ただし,伸びがないので,結び目をしっかりしておかないと,合わせ時に滑って抜けてしまう。 (これで,数回悔しい思いをしました。)

【MY TUCKLE】
Berkley FireLine 20LBtest(mono-8LB DIA)
SPIDERWIRE FUSION 24LBtest(mono-12LB DIA)
ルアー
35g〜45gのスプーン。 赤系統が主流。赤に黒点のタイプが人気。
釣れないときはとかくルアーのせいにしがちだが, ルアーの役割は,サケの闘争本能を呼び起こさせるもので, 色はさほど影響がないのかも知れない。
潮の流れが速い場所では60gやルアーを2枚重ねて使用したりする。 ルアーは動きの少ないサケ用のものがベスト。

【MY TUCKLE】
コータック コンデックス 35g,45g
ヨ−ズリ アーキッド40g
ヤマシタ ヘリン40g
フック
サケ専用のシングルフック2本にタコベイトをセットしたもの。 400円くらいで売っている。
タコベイトの色は赤やピンク系が人気で,私もほとんど この2種類。黒や緑にこだわる人もおり,それなりに釣っているので, 気に入った色や実績のある色の外に赤系統を加えておくといいでしょう。
またこれらは自作も比較的簡単なので,こだわり派には是非おすすめです。
フロート
表層をゆっくりとリトリーブするために, 考案されたサケ釣り特有のフロートシステム。根掛かりも全くないのがよい。 ルアーの重さに見合った浮力のあるものを選びます。600円くらい。
自作可能で円柱の発砲ウキをカッターで削り,サンドペッパーで滑らかにし, スプレー式塗料で着色してできあがり。これに収縮パイプを被せるとなおよい。
ルアーが沈まないような浮力をつけるように注意すること。
ウキしたは1.5〜2mぐらいで。サケのハネが見えるときは表層付近,ハネが無い場合は底の方を リトリーブできるようにタナを調節する。
ハネを探しながら船を走らせる噴火湾では,10人ぐらい乗船し,ハネの方向へ 一斉にキャストするため,ウキをつけると他者との仕掛けがらみが頻発する。 このような釣りではウキは付けない。
エサ
サンマが一般的。ぶつ切りや開いたものを塩でしめる。 エサ落ちしやすいのが難点。
ソーダかつおはエサ落ちがほとんどないので,私はほとんどこれを使用。 また,イカの短冊を食紅で染めたものもよい。ワームで釣ってる人もいる。
この時期サケは全く食餌しないので, 嗅覚にすぐれたサケを臭いで釣らせるという役割ある。
釣り方
とにかくゆっくりと一定の速度でリトリーブすること。余計なアクションはつけない。
アタリはゴツゴツとした感じで小さい。エサに噛み付いたり,突っついたりしている感じ。 このときに合わせてしまうとほとんどバレてしまうので, その後にロッドに重みがのってきたらアワセてフッキングさせる。 時には前アタリだけで終わってしまうことがあるが,ここは辛抱。 タイミングが分からなければむしろアワセをしない方がよい。いわゆる向こうアワセ。
さて,うまく乗ったらドラグとロッドの弾力を利用し,ゆっくり寄せる。 バレたと思っっても表層に向かって走ってることもあるので気を緩めない。 船べりや岸壁に寄ってくるに従い,潜ろうとしたり横に走ったりと抵抗し, 特に取り込み時は一番バレやすく,ラインブレイクもあったりするので細心の注意を払う。
あとは素早く,頭からネットインさせ引き揚げる。
ランディングに成功したら,すぐに後頭部を棒でたたき昇天させる。 サケの力は強いので,先にフックを外そうとすると暴れた拍子に手を怪我してしまう。
さぁ,メスだったら喜びましょう!そして,次のキャストへ


釣行記
1993

1本
サケ釣りを始めた年は,毎朝釣りに出かけてたけど,ボウズの連続。 シーズン最後に別の場所へ連れていってもらい,待望のサケをゲットしかも♀。
1994

0本
同様に通ったがボウズで終了。この頃から,平日でも人でごった返すのに辟易してきた。
1995

13本
毎日朝早く起きるのが辛くなり,陸釣りはしなくなった。
11.4銚子岬沖,初めて船釣りにチャレンジし,いきなりルアーで4本,船酔いと格闘しながら 胴付き仕掛けで4本の計8本(♀2)釣り上げた。
11.1銚子岬沖,1またもルアーで5本(♀3)。ますます,陸釣りをする気がなくなった。
1996

6本
11.13椴法華前浜沖,船釣りでのボウズを味わう。
11.18銚子岬沖,休暇を取ってまで挑み6本を釣りシーズン終了。
1997

4本
11.8銚子岬沖,開始2投目で♂をヒットするもそれのみ。5人で2本という貧果。
11.13銚子岬沖,休暇を取って再戦するが2kgに満たない小型の♂1本。3人で4本
このまま収まり切れないので,虻田町のカミさんの実家まで遠征。
11.23虻田漁港外防で1本(陸釣りとしては,2本目)
11.24虻田沖,2本(♀1)を釣って(5人で7本)シーズン終了。
1998

2本
11.14初の長万部沖,ハネを探しながらひた走る釣り方に驚きながらも2本(4本バラす)。
11.21〜23虻田漁港の陸釣りに期待を込めたがボウズでシーズン終了。
1999

1本
10.31八雲沖,シーズンインしておらずボウズ。
11.27銚子岬沖,ダメ元で挑んで♀1本。終了。