北海道にきたら是非!というおすすめのさかなと注意点を紹介します。
カニ |
タラバガニ ボリュームたっぷりで、特に炭火で焼くとエキスが濃縮され最高の味
という。ただし品質管理が悪い店では、冷凍と解凍が繰り返されたらしい、味もそっけもないパサパサ
したものに当たることがあるので注意。なお、ほとんどがロシア産。
ハナサキガニ 道東では以前、特攻船で密漁したカニが町の至る所で売られ、 観光業の一翼を担うものだった。そんな訳で、私はこのカニには良いイメージがない。 これもたぶんロシア系がほとんどでしょう。 ケガニ 道南では,現在ほとんど漁獲されていない。土産用に売られているのは オホーツク方面で獲れたものらしい。しかし、一番おいしいカニである。 最近はもっぱら千円以下の身が薄い毛ガニを食らいついている。 |
エビ |
北海道で一番漁獲量が多いホッコクアカエビは、
甘く、トロッとした舌触りで、アマエビとして親しまれている。
もう一つは、トヤマエビ(通称ボタンエビ)であり、アマエビよりも大型で、
値段も高いが、味は最高。また、道東には北海シマエビも存在する。 道内の寿司店の多くはこの2種類のエビをネタに使っている。鮮度命なので、ほとんど北海道近海産。 茹でたエビはすしネタに使わない。生で食べるからこそ、エビ特有の甘みを感じることができる。 ちなみに、これらのエビは始めは雄だが後に雌へと性転換する。 |
ウニ |
エゾバフンウニ(通称ガンゼ)とキタムラサキウニ があり、前者の方がおいしい。 一個のウニから5房しかとれず、それらを集めて折りにして売られている。市場のセリも折りのまま行われる。 時折にがみを感じるときがあるが、身崩れ防止のためミョウバンという薬品に付けているからである。できれば 殻付きをのを味わってみたい。 |
ツブ |
エゾボラやヒメエゾボラなどを総して
ツブと呼んでいる。価格も安く、サザエにも勝るとも劣らずの味で、
殻のまま焼いたツブ焼きと刺身がおいしい食べ方。 ツブの唾液腺(通称アブラ)にはテトラミンという物質が含まれており、これをたくさん食べてしまったら 激しい頭痛や吐き気、船酔い感などの中毒症状になるので、このアブラを取り除いて食べる。 |
ホッキ |
本名はウバガイというがほとんど知られていなくホッキガイと呼ばれている。昔は安くて、カレーライスの肉の代用としても使われていた。ホタテの様に管理された栽培は難しく、
大量に水揚げできないそうである。道南の上磯町では全国的にも珍しい突き漁法が行われている。 現在は、主にすしネタ、刺身、バター焼きなどに利用されるが、安い寿司屋では、 ボイルされた輸入物のウバガイを使っている。 ちなみに、生は足の色が紫で、熱を加えると赤くなる。 おいしいので是非刺身で!! |
ハッカク |
本名はトクビレ。体の断面が8角形をしており、背鰭と尻鰭がうちわのように大きい魚。 道南では売ってるのを見かけないが、居酒屋で刺身で食べたところ脂がのっておいしかった。小樽方面が産地らしい。 背割りにしてみそを塗って焼く「軍艦焼き」が有名。 |
キンキン(本名キチジ) |
超高級魚で、料理屋では「時価」。煮付けや塩焼きにされるが、脂があって極めておいしい。 |
カスベ |
エイの仲間の総称。皮を剥いて切り身になった状態で売られている。 主に煮付けにされ、冷えると煮こごりになる。骨も軟骨なのでコリコリした食感でそのまま食べられる。 フライや唐揚げなどの揚げ物もよい。 |
ゴッコ(本名ホテイウオ) |
オタマジャクシの化け物という感じ。頭がでかく、体がブヨブヨしたうえ腹が膨らんでいる。
腹に吸盤が付いており、普段は岩にひっついている。 冬が旬で、産卵のため岸寄りしてきたのを刺網で獲る。ほとんど地元で消費されている。 メスは腹一杯卵を持ち、雄より高価であるが、安くなるとメスでも2〜300円で手に入る。 しょう油仕立てのゴッコ汁にして食べるが、ぶよぶよした食感で嫌いな人も多い。
1.ゴッコに熱湯をかけヌメリをとる。 |
コンブ |
★ダシ用 羅臼コンブ 濃いコクのあるダシ。少し濁る。 利尻コンブ 適度な塩味があり、上品な風味。澄んだダシ。 真コンブ 甘みのある良質の澄んだダシ。切り口の色で白口と黒口に分けられる。最高級品。
★万能型
★加工用 |
フノリ |
浅瀬の岩場でむしり取ってくる。天日で乾燥させ保存。みそ汁の具にすると磯の香りが。漁業権があるところは注意する。 |