ワラビ | |
★★★★★ 牧場とか草原とかに生えてます。根本からとっても固くて食べられないので,
軽く握って引っ張るように折ると食べれるところだけを収穫できます。 H11.6.5 今年最後(らしい)のワラビを山菜の師匠よりいただきました。 |
ゼンマイ |
★★★★ 煮物ではポピュラーな山菜で,斜面に束になって生えている。一つの株2種類の葉があるが,くるくる丸まってるものを食用にする。 |
アイヌネギ(ギョウジャニンニク) | ||
★★★★★ 山菜の王様ですねぇ。食後のあの強烈な口臭がなければ,万人に好まれる山菜です。アクがなく,どんな料理にも合います。お浸しやテンプラはもちろんネギのように薬味にしたり,鍋に入れたり,焼き肉に入れたり,餃子の具も最高!場所によっては3月末から始まり5月の中旬まで採取できます。渓流釣りをしながら川辺を歩くと至る所で見つけることができます。たくさん取ってきてブランチングしてから冷凍保存もOK! スズランと間違わないように。 H11.4.17 まだ小さい。ちょっと採るにはかわいそう。
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コゴミ(クサソテツ) | |
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★★★★ 噛んだときのヌメリが何とも言えない心地よいクセのない山菜。5月の初旬に湿った斜面によく生える。くるりと丸まった若芽を採取します。1週間ずれると若芽がのびきってしまい,週末しか出かけることができないサラリーマンにとって,食べ頃のものに当たらない年もしばしば。 H11.4.24 時期としてはちょうどよいはずだが、あまり生えていなかった。 |
タランボ(タラの芽 ) | |
★★★★★ とってもおいしい山菜。でもねぇ,北海道の人間,2番芽まで根こそぎ収穫しちゃうんだよなぁ。ナイフですぱっと,そんで,瀕死の状態や枯れてる木もあちこちに。
そのうち幻の山菜になっちゃうんでないかな。 H11.4.24 まだ枯れ木状態。 |
ボンナ(ヨブスマソウ) | |
★★ 葉の形はちょうどコウモリがはねを広げた感じで,すぐに覚えられる。 林道沿いや川辺にたくさん生えているが,フキとは違いあまり収穫されていない。 多少アクはあるもののさわやかな味がするそうで,お浸しやテンプラ,鍋にあいそうである。 |
フキ |
★★★★ だれでもわかる最もポピュラーな山菜。とにかくいっぱい生えてます。かさばるのであまりとってきませんが,塩漬けなどにして保存してもいいでしょう。 H11.4.24 「ふきのとう」だったら今が旬。
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ウド | |
★★★★★ 最も好きな山菜である。日当たりの良い斜面や林道沿いに生えており,大量に収穫できる。 5月初旬,やっと芽がでてきたところをちょいといただいて,テンプラにし,さわやかなほろ苦い春の味を感じましょう。5月中旬,ある程度の大きさになったものを5〜6本収穫し,酢味噌合えにしていただきましょう。大人の味です。 ところで,これ以外の食べ方ってあるんだろうか。 H11.4.24 まだまだ。影も形もありません(笑)
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トリアシショウマ |
★ 赤褐色の毛におおわれ、その名の通り鳥の足が地面から出ている感じ。林道沿いの いたるところに生えている。一度お浸しにしてみたが,味はいまいちだったので,以後の収穫はしていない。 |
カタクリ | |
★★ 鱗茎からデンプンをとっていたので、デンプンを今でもカタクリ粉と呼んでいる。道内ではまだたくさん自生しているけれど,本州では減少傾向というし,たいしておいしいものではないので春の息吹を感じながら見るだけにしましょう。食べ過ぎると下痢するらしい。 H11.4.17 つぼみ状態で発見。つぼみでもかわいらしい。
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エゾエンゴサク | |
★★ 花の香りがすごくいい。カタクリ同様,食べずに,観賞だけにしましょう。 ←H11.4.24 カタクリと同様。愛でるだけ(^^) |
コジャク(シャク) | |
★★★ 水辺の湿ったところに大量に自生している。 | |
しかもすぐ隣に生えてたりする。 |
アズキナ(ユキザサ) | ||
★★★★ くせがなく、ほんのり甘い感じがして,歯触りもよいので人気がある山菜である。スズランと間違わないように。 ←H11.5.2 アズキナ畑を発見。このくらい伸びるとお浸し向け。
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ヨモギ | |
★★ 街中の道路脇でもどこでも生えているのでありがたみがない上,苦いため収穫しないが,柔らかいところを少しだけ採ってテンプラに。トリカブトと間違えないように。 ←H11.4.24 ほぼ実物大(笑)裏に毛が生えていて白っぽい。
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ダイコンワサビ(セイヨウワサビ) |
★★★★ 繁殖力が強く、いたるところに生えているらしい。普通にわさびとして薬味にする。 辛みが強く刺身にはもってこい。ただし、おろして放置しておくとすぐに辛みがとんでしまう。 |
タケノコ(ネマガリダケ) |
★★★★ 北海道のたけのこ。お金を払って採る場所も多い。 笹藪のなかで方向を見失い、迷って死ぬ人がいる。 |
コンフリ | |
★★★ うまく撮れませんでした。ただの葉っぱですが、内側の、開ききっていないものを天ぷらにします。 |
イラクサ | |
★★★★ チクチク痛いです。採る時も調理のときも絶対に触ってはいけません。 葉の感じは青ジソに似ています。天ぷらがおいしいです。 |
シオデ | |
★★★★★ まさしく味も形もアスパラ。このくらい葉が伸びても柔らかい。 |
下処理をしましょう
アクの抜き方
山菜にはアクと呼ばれる、苦味、渋味、エグ味などがあります。特にワラビは、発癌性物質を含んでおり上手にアクを抜かなければなりません。
このアクを適度に除くと山菜のおいしさがでてきます。ただし、アクも山菜の持ち味と考え、山菜の風味が残る程度に取り除きましょう。
1.水にさらす
アクの少ない山菜は水にさらすだけでよい。川のきれいな流水でさらすのがGOOD。
ウド、コゴミ、クレソン、アズキナ、など。ウドは皮を剥いたら酸化防止のため、酢水にさらす。2.塩ゆでする
たっぷりの水に塩をひとつまみ入れて茎の堅い方からゆでる。 ゆですぎると、歯ごたえが悪くなるので注意。ゆで終わったら、冷水にさらす。3.重曹を使う
山菜のアクは、アルカリ性の水によく溶けるという性質を利用。 ワラビやゼンマイなどアクが強い山菜の場合にはこの方法。
1gの水に対し、小さじ1杯の重曹が目安。 重曹を入れすぎると、山菜がドロドロになってしまう。
水から山菜を入れ、沸騰したら、冷水にさらす。ゆで汁はそのまま冷まし、再度山菜を入れ一晩漬ける。 または、ワラビに重曹をまぶし、その上に熱湯をかけ一昼夜寝かせる。 時々、かじってみて、アクの抜け具合を確認する。4.木灰を使う
木灰を、ワラビにまんべんなく振りかけ、熱湯を注ぐ。そのまま、重石をして一晩おく。
重曹を使うより、この方法がよいらしいが、木灰が手に入りにくい。
フキを採ってきたら!
1.塩をふってまな板の上でゴリゴリこすり合わせる。(フキの表面にキズをつけアクをぬきやすくする。) 「板ずり」といいます。 |
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2.軽くゆでる、フキを入れてから再沸騰するくらいでO.K. | |
3.水にさらす。アクが強ければ長めに。(時々水を換える) | |
4.皮を剥く。手でも剥けるけど、大量にあると指先(つめ)が黒くなるよ。 |
ウドを採ってきたら!
1.上から5〜10cmくらいはよけておいて、迷わずてんぷらに。 2.残りを節のすぐ下で切り分ける。 3.皮を剥き(節の方から)、剥いたそばから水にさらす。 *皮と細い茎はきんぴらに、白い中身は酢味噌合えに・・・。 |
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天ぷらに きんぴらに 酢味噌あえに |
土中部の皮。洗っても茶色いし。まずそうだし。いや、意外とうまいかも・・・?
開いてしまった葉っぱ。お浸しにすると香りはよいが、舌触りがイマイチ。
我が家の山菜料理
●アイヌネギ
早い時期の山菜。
若いものは辛くて美味しくニンニク臭も強いが、育ったもの(つぼみが付くまで)も結構いける。
大きいのを選んで地上部分のみカッターで切って採取する。
特に弱い山菜なので、全部採ったり、引っこ抜いたりしてはいけない。。
一般的な食べ頃サイズ。 洗いながら一番上の赤い皮だけ剥く。
- ・お浸し
- 超簡単!さっとゆで(くにゃっと曲がるくらい、秒単位!)、冷水にとり、しぼる。
お醤油をつけて一本づついだだきます。においも少なくなり、甘みも増します。
葉が開くまえが食べ頃というが、なんの!我が家は巨大なアイヌネギの「茎」をお浸し専門に狙う。
- ・醤油漬け
- 醤油と同量の酒にタカノツメ少々をいれ、上記お浸しをつけておく。
酒は一度沸騰させたほうがまろやかでおいしい。
若いものはやはりちょっと臭うので、皆さんも大きい茎を狙いましょう。
- ・天ぷら
- 薄く衣を付けて、高温でさっと揚げる。
塩でいただくととっても甘い♪
- ・醤油漬け
- 生のままみじん切りにして、醤油に漬ける。薬味用に使う。漬け汁の醤油もいい味がでてるので、炒め物に使う。
- ・卵とじ
- 栄養価高いです。ビタミンC豊富です。茎と葉両方使います。
卵2個なら100cc程度の水をフライパンで沸騰させ、切ったアイヌネギを入れる。
本ダシ少々、みりん少々、醤油を入れ、手早く混ぜたら溶き卵を入れフタをして、火を止める。
ちょっと蒸らしてからいただきます。
アイヌネギが甘いので甘味は控えめがよい。
ニラ玉みたいなもん。ご家庭の調理法でどうぞ。- ・その他
- ★ギョウザやハンバーグにいれてもおいしい。
★葉を陰干しして緑のまま乾燥したものは、風邪薬のお茶になるらしい。
干している間は臭いが、出来たお茶はなんともない・・・らしい。
●ウド
- ・天ぷら
- まだ葉が開かない柔らかい部分を天ぷらに!
- ・酢味噌あえ
- 皮をむき、薄くスライスしてからサッとゆで、酢水にさらす。みそ、砂糖、酢、みりんを混ぜウドを和える。
- ・味噌炒め
- 茎の部分を乱切りにし、ゴマ油で炒める。酒を少々加え火が通ったら、味噌とみりんで味付け。最後に砂糖と唐辛子を入れて仕上げる。
- ・きんぴら
- 剥いて水につけた皮をさらに食べやすい大きさにザクザク切り、あまり水気を切らずに、ジュウジュウいわせながら炒める。
味付けは甘辛が合う。砂糖・醤油・たれ(そばつゆとか)、唐辛子。最後にゴマをかける。
50〜60cm程度大きさのウドなら皮はすべて大丈夫。それ以上だと下の方の皮は堅い。
ウドを余すことなく食べようという逸品。見かけはすごいが味はグー。ただし栽培のウドでは味の保証はできません。
*皮をいままで捨ててた人!もったいないよ〜!是非やってみて!*
●フキ
- ・油炒め
- 下ごしらえが済んだフキを斜めにスライスする。ブタバラ肉を炒め、火が通ったらフキを加える。
酒、醤油、みりん、砂糖、だしで味付けをし、煮詰まったら唐辛子を入れできあがり。
味付けは濃くしないよう注意
●コゴミ
- ・からしマヨネーズあえ
- からし、マヨネーズ、砂糖(少々)、醤油(少々)を混ぜ、軽くゆでて冷水にさらしたコゴミを加え (水をよく切る)、最後にゴマを振りかける。
- ・ゴマみそあえ
- すり鉢ですったゴマに、味噌、砂糖、みりん、を加え同様に。ゴマはすりすぎないようにね。