交配前の心得 準備について
交配前の心得
犬の繁殖は、大変まじめに取り組むべき仕事だと思います。どんな理由にせよ、自分自身の意志でこの世に生命を産み出す事ですから、適切な理由もあれば、そうでない理由もあります。犬の繁殖は、考えに考え、慎重の上にも慎重を期して決めなければならない事だということを理解して欲しいと思います。

誰でも、愛犬の子犬を見たい。。という願望がありますよね? それを決して否定するつもりはありませんが、必要最小限の知識を身につけてから、子犬にもしも遺伝的疾患が出てしまった場合等 産出した子犬の一生の責任とる覚悟で取り組んでいただきたいなと思います。

お勧め参考資料

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著者:愛犬の友編集部
出版社:誠文堂新光社
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交配方法について


基本的な 交配には3つの方法があります。

インブリード 近親交配、たとえば、親と子、異母の兄、妹との 交配です。
良い遺伝子を濃くする反面、悪い因子も強くする事になります。
血量が濃くなる為、不受胎や体質が弱い仔が産まれる事があります。
ラインブリード 同系 交配、血統書に記されている祖先を3代さかのぼり、同じ祖先同士を 交配する方法です。
体質的に弱くなる事や弊害が少なく一般的な交配方法です。
両方の持つ優秀な遺伝形質が子供に伝わりやすく、ある程度の遠い血液士の掛け合わせの為、近親交配から生まれてくる問題も避けやすいといった利点があります。
アウトクロッシング 同一品種内での異系交配、異なる遺伝子同士で互いの欠点を補ったり、新しい優れたタイプを取り入れようとする方法。
奇形やウィルスに最も強いのですが、産まれて来る子犬がどのような子になるのか予測する事ができません。

人気種であると、交配の申し込みもたくさんになるので、近親交配が行われることがよくあります。
表でも述べていますが、インブリード(近親交配)は、よい遺伝子を濃くする反面、悪い因子も強くでます。
近親交配があまり頻繁に行われると、骨格や体が小さくなり歯が欠乏することもあります。
股関節脱臼や、オスでは片側陰嚢になりやすいと言われているので子犬を購入する場合、交配を申し込まれた場合、申し込む場合は注意してください。

良いお相手選び
相手の長所、短所、血統をよく調べ検討し、同じような長所があり同じような欠点が無いことを調べましょう。
性格は非常に強く遺伝します。
恐怖感や臆病な気質を持った親からは臆病な子が生まれる可能性が高いので注意が必要です。
相手を選ぶときは十分に注意する必要があります。
お相手が決まったら
お互いのエチケットとして、ワクチンの接種、皮膚病や、ノミ、耳ダニ等のチェックをし、寄生虫の駆虫もしておきましょう。

ここで大切なのは、後々のトラブルを避けるため、契約書を交わしておきましょう。
飼い主同士が仲がよく、「そんなかたぐるしい事はなしにしましょう」等と言っていると、後でトラブルが起きたときに、言い出しにくかったり、喧嘩になったりすることもあるのです。
契約書の内容としては
・交配出来なかったときの費用(一般に猫などはオスが飼われている部屋や描舎で行うのでメスを預かっている間の食事代等の費用など)
・子返しの約束をしていたのに1匹しか生まれ無かった場合。
・メスの場合、妊娠期間に定期検診をする場合の費用。
・交配は出来ても妊娠しなかった場合、又は仮想妊娠だった場合等。
他にもいろいろ考えられることはちょっとしたことでも契約書に書いておきましょう。


交配(繁殖)に関して起こる問題
知人の愛犬がお散歩中に実際にあった事件です。

望まない妊娠・・・知らない間に交配(妊娠)していた場合(雑交)
飼い主の気づかぬうちに他の犬と交配してしまう事もあるのです。
もし、気づかぬうちに妊娠していて子犬が生まれてしまったら、獣医さんや保健所、今ではいろんなサイトで里親探しが出来るので相談や里親募集をしてください。絶対に捨てるような事はしないでください。

仮想妊娠
おなかも大きくなり、巣作りなどしておっぱいまで出始めるという妊娠とそっくりな状態になることがあります。
交配をすませた後で飼い主も楽しみにしていたらおなかがスーッとへこんできて仮想妊娠だとがっかりすることもあります。
または、飼い主の知らない間に交配が行われたのかとびっくりさせられたと思ったらおなかが縮んできたということもあります。
これは、黄体ホルモンのイタズラで、今のところ治しようが無いようです。
後でがっかりしないためにも妊娠したと思ったら動物病院で検査をしてください。

避妊手術
繁殖を希望しない、発情期が煩わしいと思っている人は、避妊、去勢手術をお勧めします。
特に、メスなどは、発情による出血、乳腺、子宮の病気の危険も無くなり、若々しいオスのようなスタイルで長生きするとも言われています。またオスもメスも穏和になるという利点もあります。
ただし、手術の時期が早すぎたりするとホルモンのバランスが崩れて肥満や脱毛などが起きることもあるようなので時期については獣医さんとよく相談してください。
まとめ
交配準備の3つのポイントです。

ある程度の知識を得た上で健康な相手が決まったら、結婚(交配)の準備に取りかかりましょう。

●交配をさせる際には、お互いのエチケットとして、ワクチンの接種、皮膚病や、ノミ、耳ダニ等のチェックをし、寄生虫の駆虫もしておきましょう。

●交配の条件を十分に話し合いましょうね。(交配料?子返し等 また 万が一の事故(交配しても妊娠しなかったり等 考えられるすべての事故)の場合についてもきちんと話し合っておきましょう)

●血統書がある場合は、必ずお互いの血統を調べましょう。 近親を避ける為に必要です。

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