衣類の保管 |
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季節の移り変わりには、必ず衣替えをされる事と思いますが、
この時「コレ、あまり着なかったのよね」とか、 「1回しか着ていないからクリーニングはどうしようか?」等と 誰でも1回くらいは悩んだ経験があると思います。 それこそ着捨てにする服ならまだしも、大枚をはたいて購入した 服ともなると「どうやって保管しようか?」って事になりますよね? 理想的な保管方法はクリーニング後に 「寒暖の差が激しく無く、湿気が少ない風通しの良い 暗い場所」に「防虫剤」と一緒に保管する事です。 おや?食料品と殆んど変わらない(笑) ※ でも別に冷蔵庫が良いと言うわけではないですよ! 「寒暖の差が激しく無く、湿気が少なく、風通しの良い」 は、目的は一つ、カビ対策です。 次に「暗い場所」、これは日焼け対策です。 衣類に起こる日焼けの原因は何も日光に限った事ではありません。 部屋に灯る蛍光灯の光も紫外線を含んでいますので当然日焼けを起こします。 自動車の排気ガス、ストーブやファンヒータ等の燃焼ガスも衣類の日焼け状変褪色を 起こす事が判っています。次に「防虫剤」ですが、 衣類を食い散らかす虫対策。そのまんまです。何の捻りもアリマセン!(笑) ※ 有効成分の異なる二種類以上の防虫剤は使用しないで下さい。 (防虫剤の混合ガスが、スパンコールやボタン等のスチロール樹脂を溶かします。) 総合すると「空調設備が完備&機能している保管庫」 と言う事になるが、でもこういう場所ってなかなか無いですよね? 借りたらお金も大分掛かるし、自宅にはそう言うスペースってなかなか取れないのが 現実ではないでしょうか? それでは、労力を惜しまず工夫するしか道は無いです。(ToT)
それじゃ少々横着に行ってみましょうか・・・・ まず、虫の大好きな食べこぼしや変色の原因になる汚れを落とす為に服をクリーニングする。 (もちろん商売っ気はこれっぽっちも無しです) 次に引き取ってきた服に掛かっているビニール袋をひっぺがす。 二日程度、風通しの良い場所で陰干しをする。 (仕上げ時にスチームセットをしていますから、湿気を含んでいるので、その対策です) 陰干しが終わったら、ビニールを掛けずにタンスなりクローゼットにしまって下さい。 後は保管場所の空気をマメに入れ替えてあげる事かな・・・ たったこれだけの事で、大分良い状態を保てるのではないでしょうか?
最後に・・・・ クリーニング店(保管ルームではない所)を保管場所に指定している貴方!(笑) 「プロが管理しているから安心!」等と考えているとしたら大きな間違いです。 クリーニング店に行けば判ると思いますが、店内は しみ等の判別をし易くする為かなり明るくしてあります。 (法律により店内の明るさに関しての規定あり) 他業種の店舗以上に多くの蛍光灯が並んでいる天井・・・ つまり明るいと言う事は当然日焼け(変褪色)を起こすと言う事です。 交通量の多い通りに面している店舗の場合はどうでしょうか? これはもう日焼け(変褪色)の原因物質、排気ガスの嵐です。 蛍光灯や排気ガス等が心配なクリーニング店とご自宅の保管場所(タンスやクローゼット) どちらが保管場所として優れているのでしょうか? 皆さん、もうお判りとは思いますが、クリーニング店の店頭に在る保管場所とは お客様が品物を引き取りに来るまでの一時保管の場所として存在する物です。 それ故、衣類の長期保管には不向きな場所であると言えます。 ですから品物のお引取りはお早めにお願いします。 (変褪色などの変化が起こってから泣いても遅いですよ!) ※お客様の事情で長期間店頭保管状態になった品物が変褪色を起こしても 当店は責任を負いかねます。 |