1. 古画によせて

 

「君は『彼』を思い出させる。」

そう言ってぼくの髪に触れた大賢者を、何となく無下に振り切る事はできなかった。

永遠とも思える往く年月を、何一つ忘れる事も出来ず過ごしてきたというこの男を。

 

あの男の想う『彼』と、瓜二つの容貌の自分。

似ているのは容貌だけだろうか?

心は?

 

大賢者の愛した『彼』の絵の前に佇んで問う。

「ぼくは本当にぼく、でしょうか?」

それとも。

この、ユーリを想う気持ちは作り物、なのでしょうか?

 

古画に寄せる想い。ぼくの想い。

 

「愛している、ユーリ・・・きっと。」

 

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2005/8/6

う〜ん、短い上にムラプチックに見えますねぇ〜(笑)でも一応ユヴォです、これ!

眞王の面影をヴォルフに重ねる村田さん(あくまでも面影をかさせねてるだけ)と、

振り切れなかった自分自身を不安に思うヴォルフ。

生まれ変わりと言う事が一般的に理解されている眞魔国なら、

こういうのもありかな?と思ったんですがどうでしょう??

でもでも!!ヴォルフの心はユーリに、村田の心は眞王にありますから!!!

 

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