朋友
「なぁ、村田・・」
「なに?渋谷。」
「おれたち友達だよな?」
「そうだね、友達だね。」
「眞魔国のことを通じて、色んな秘密も持ち合えて・・・親友だよな?」
「うんそうだね・・・というか、急にどうしたの、渋谷?
僕らの友情を再確認しなきゃいけないようなことでもあったの??」
「うん・・・実は・・」
常に無い真剣な眼差しのユーリに村田もつられて真顔になる。
はぁ〜と一つ溜息をついて、意を決してユーリは話し出す。
「こっちでヴォルフと式を挙げるとして。おれ、こっちに親戚とかいないわけだし、
そうなると挨拶とか頼む人がいなくてさ〜・・・。
一応親代わりは名付け親のコンラッドに頼むとして・・・って、あれ?村田??」
「あ〜あ。あんまりくだらなすぎて、友達やめたくなっちゃった!!」
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