きみの瞳をのぞきこむと

 

「・・・・綺麗。」

「・・・・なんだ、いきなり。」

「ヴォルフの瞳って深く澄んだ湖みたいな色だなって思って。」

ヴォルフは見つめるおれの瞳をまじまじと見つめた。

「ぼくはお前の漆黒の瞳、好きだぞ。」

「そっか。ありがと!」

ヴォルフの瞳の中で、おれが笑う。

 

おれも見たことの無い様な、幸せそうな顔で。

 

 

 

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2005/10/20

見詰め合った時、相手の瞳の中に自分が知らない顔の自分をみた時。

その顔が幸せそうだったら、気恥ずかしいけど、なんだか嬉しい。

 

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