だけど、眞魔国ファミリーのメンバーに

大事な人が欠けている事に気付きました。

「一体コンラッドは何処に行ったんだ？」

「ぼくも特には聞いていないぞ？」

「コンラッド！？」「コンラート！？」

いきなり現れたウェラー卿に二人はビックリ！！

「一体今まで何処に行っていたんだよ！」

「じつはちょっと大シマロンまで・・・。

　そうそう二人にお土産があって、今日はこちらまで遊びにきたんですよ。」

ウェラー卿の手には、

なにやら怪しげな紙袋が握られています。

「はい！ヴォルフにはくまちゃん。

　で、陛下には『おれの腕（レプリカ）』です☆」

「く・・・くまちゃん・・・」

「腕って・・・箱の鍵ぃ〜！？」

ウェラー卿のサムイを通り越して

悪趣味なギャグのせいで陛下はとうとう上様に変身！

「ゆ、ユーリ、落ち着けっ！！」

「己が腕が落ちし件、　我ら二人をどれだけ傷つけたことか・・・」

「（あちゃぁ〜・・・まずいな、これは）」

「なに・・？それはまことか？」

「えぇ。でもその為にはヴォルフの協力が　不可欠なんです。」

「な、なんでぼくが！？」

「（陛下にこれ以上暴れられたら大変だろう？）」

「うっ・・！？」

チアヴォルフ★

「ヴォ、ヴォルフ！？」

「・・・ユーリはこんな格好が好きだといわれたが・・。　本当か？」

驚きですっかり上様解除されたユーリの耳元では・・・。

「ぜひ野球の試合に連れて行って『元気の元』として、

　使ってやって下さいね♪」

「こっちが気になって試合なんて出来ないよ、　コンラッド・・・。」