ユーリの国の夏の装いだと聞いて、一着準備されたそれは一度きりユーリに見せて、感想を聞かずに終わってしまった。
くしくもその日にまた、異世界へと引き戻されてしまったから。
ゆかたを着て庭をそぞろ歩く。
ふと空を見上げると、そこには十三夜の月が空に掛かる。
丸に満たぬその姿は、ユーリのいない寂しさに欠けてしまったぼくの心のよう。
そう言って笑ったユーリの声を思い出した。
「ユーリ早く戻って来い。そうして教えてくれ、月の中に隠れてしまった兎の姿を。」
久々のピンキー更新ですねVv
本当はブライダルの続編をUPしたかったのですが、如何せん出したい出演者が出来上がらず、
このままいくとせっかく作った浴衣が時期はずれになってしまうので、先にこっちをUPしました。
ゆかた全体図は近日公開予定の「夏の終わり」にて・・・。宜しければまたそちらもごらんくださいませ!!