|
* 祭りの後 *
楽しかったオンリーの後、帰って来た二人。
でも実は陛下はヴォルフに隠し事が一つあって・・・・。
|
|
|
今日は二人で花見にきました。
「綺麗な花だな。」
「あぁ、これが桜っていうんだよ。」
|
|
|
|
「本当はいけないんだけどさ〜・・・」
ヴォルフに一輪桜をプレゼントしたくて木に登る陛下。
ですが・・・
「うわわっ!ちょっと、落っこちそう!!」 |
|
|
|
「お前は本当にへなちょこだな!木登り一つ満足にできないとは!」
「え?!ヴォルフ、いつの間に?」
気づけばヴォルフラムも木の上に登っていました。
ヴォルフはそんなに、危なげなく登ったのですが、
ヴォルフに甘い陛下は『ヴォルフに怪我をさせたら大変!』と
連れ立って木から降りました。 |
|
|
|
根元を見ればそこにも新芽と愛らしい花が咲いています。
「わぁ!ヴォルフ、ここにも咲いてた!!
間近で見るともっと綺麗だろ?」
「本当だな。淡く美しい花弁だ。」
「ヴォルフ・・・」
|
|
|
|
『・・・お前も花とおんなじくらい、綺麗だよ。』 花にそっと頬を寄せるヴォルフを見て、 胸が跳ねるのを抑えられない陛下なのでした。 |
|
|
|
|
*********************************** |
桜の一番いいときに、今年も見にいくことができました。
陛下達だけでなく皆連れてきてあげればよかったなぁって、あとでそう思いました。
桜の花と同じ位可愛い、陛下の大事なヴォルフ。
桜と一緒に皆さんにおすそ分けです。 |
|