「裏・闇からきた魔物」

  PART 3 〜 拭えない嘔吐感 〜

 

船を下りて、小さな檻のついた馬車に乗せられる。

ぼくが弱いのは法力のほかに乗り物は船が主で、

今まで馬にも、馬車にも、酔ったことはなかったのに。

「ユーリはぼくが守ってやる・・・。」

思いを込めてそう呟いても、呼吸すら面倒になって手放してしまいたくなる。

耳元でユーリが色々な疑問について語っているが、

それも耳の中を滑り落ちて、あまり意味を成さない。

なんだろう、これは。

肉体的な不快感と共に押し寄せる、不安に潰されそうだった。

   

 

********************************

2005/9/6

短いですが・・・ヴォルフのアレは、車酔いでしょうか?それとも法力酔い??

あまりに酷すぎた船酔いの残りなのか、それとも喰らった魔力酔いなのか・・・??

具合の悪さが妙でちょっときになってしまいました・・・。

でも気になるといえば最後の上様の台詞!!!

あれは・・・アレをネタにまた補完で一つお話を書きたいと思ってますVv

 


.