「裏・闇からきた魔物」
PART 3 〜 拭えない嘔吐感 〜
船を下りて、小さな檻のついた馬車に乗せられる。
ぼくが弱いのは法力のほかに乗り物は船が主で、
今まで馬にも、馬車にも、酔ったことはなかったのに。
「ユーリはぼくが守ってやる・・・。」
思いを込めてそう呟いても、呼吸すら面倒になって手放してしまいたくなる。
耳元でユーリが色々な疑問について語っているが、
それも耳の中を滑り落ちて、あまり意味を成さない。
なんだろう、これは。
肉体的な不快感と共に押し寄せる、不安に潰されそうだった。
2005/9/6
短いですが・・・ヴォルフのアレは、車酔いでしょうか?それとも法力酔い??
あまりに酷すぎた船酔いの残りなのか、それとも喰らった魔力酔いなのか・・・??
具合の悪さが妙でちょっときになってしまいました・・・。
でも気になるといえば最後の上様の台詞!!!
あれは・・・アレをネタにまた補完で一つお話を書きたいと思ってますVv