1995年8月中旬から


深夜になると異常な静寂の中、テントの外でがさがさ音がして目をさますことがある。 気持ち悪くてテントの外に出られない。 朝日とともに起きてテントから出るとそこには、ごみが散乱していた。きっと、たぬきやきつねが食べ散らかしたのだと思い、以後、臭いの出るごみは、地中深く埋めることにした。ちなみに、熊も出るらしい。

 
 地道な努力

 ブロックを積む前に再度水平と直角のチェックをする。直角は、対角線が同じ長さになっていれば直角になっているということになるが、やはり、対角線の長さが微妙に合わない。ここで妥協すると、ログを組むとき当然基礎からずれてしまうので1日費やし地道に直角ができるまで何度も修正した。

 腰が痛くなる

 水平器を使い水平と垂直になるようにブロックを積む。縦横に鉄筋も入れる。ブロックは、モルタルで接合し、ブロックにあいている穴の中はモルタルを充填する。
 使用したブロックは、普通のブロックより大きく重い。ブロックの穴に充填するモルタルの量も半端でない。この作業は、ほとんどが中腰の状態で行われるために時間とともに腰が痛くなってきた。
 ログ材の到着は9月16日に決まっており、もはや鳥の声など聞いている余裕もなくなり、夜も投光器を使い連日11時頃までの夜間作業により基礎工事を完了した。

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