1995年9月中旬から
     

6段目まで積上げ完了。ここまでくると積上げる要領も覚え、1日に6段から7段くらい積上げられる。

 

ログ材には、たくさんの穴が空いている。通しボルトの穴、電気配線の穴、バボの穴。バボを打つときは、よく図面を見て、穴の種類を覚えておかないと大変なことになる。バボは、一度打つと抜けない。

 

ログも肩の高さまで積みあがり窓の位置も見えてきた。短いログが多くなってきた。そろそろ脚立が必要になってくる。

 

部材を敷地内へ搬入したら、足の踏み場のないほど部材で溢れてしまった。まさか、こんなにいっぱい材料があるなんて・・・想像を超えていた。 

 メインイベント
 やっとログを組み立てるところまできた。はじめに、土台の据付からはじめる。土台用の角材を基礎に埋め込んだアンカーボルトに固定するためにその位置に穴を開ける。次に一段目のログにもアンカーボルトを通すために穴を開ける。そして、座金とボルトで土台にしっかりと固定する。ログの上部には溝がありその中に断熱材を入れる。次の段からは、マニュアルどおりに順番にログを積み上げる。マニュアルには各角にA・B・C・D・・・と記号が付され、ログの左右には、A1・B1というように記号と積上げていく順の番号が付されているので間違えないようにしなければならない。ログには、縦方向にダボ用の穴と電線用の穴がいくつも空いている。上下のログがずれないようにダボという木の釘をダボ用の穴の中にカケヤを使って打つ。このようにして23段を積む。

 

 夢が現実へ
一段積みあがるたびにログハウスの輪郭が見えてくるのでわくわくしてくる。15段目(窓の上くらい)までは、脚立を使えばカケヤで打ち込むことはできるが、それ以上になると脚立から壁に乗移り壁の上にまたがるようにして足で姿勢を保ちカケヤを使わなければいけない。 どうしても、不安定な姿勢になるので力が入らずおもいきりログを打ち込めない。当然、上下のログの間に隙間ができてしまう。体もかなり疲れてはいるが、夢に見ていたログハウスが現実に組上がっていくのでそのようなことは、感じられなかった。
 秋も終盤。紅葉がみごとだ。飲み物が冷たいものから温かいものへと変っていく。作業の合間の休憩に飲むコーヒーがうまい。

図面を見る 

次へ